初めてのフランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅 2日目(7)絶景のアラスのエロ広場“Place des Héros”のカフェでビールを飲みながら。
アラスのグランプラスには、移動式の観覧車。高さは低いけれど、よく見るとゴンドラには窓がない。高さはないけど、別の意味で怖いかも。
第一次世界大戦のドイツ軍の砲撃により、破壊されたアラスの街並みは復元されており、フランスというよりはベルギーやオランダのような建物が並んでいる。復元された建物だから「地球の歩き方」などのガイドブックに掲載されないのかなぁ?
広すぎるグランプラス、今では駐車場になってしまっていて、市庁舎の立つ英雄広場よりも活気がない感じだけど、2つも大きな広場を持つアラスは中世の時代には発展していたのだろう。
英雄広場と比較して、グランプラスが地味な印象を感じてしまうのは、同じような大きさの建物で、色彩が同じ色が続いているからのような気がする。
グランプラスだって、この一角のように屋根の形が異なったり、間口が異なったりすれば、絵になる風景。
グランプラスとしては、ブリュッセルよりもアラスの方が大きいんじゃないかなぁ?もっと大きなグランプラスを持つ都市があるのだろうか。私が「まだ知らない」だけで、ガイドブックに載っていない魅力的な町があるのかもしれないなぁ。
どうしても旅のきっかけは、ガイドブックに頼ることが多くなってしまうけれど、ガイドブックに掲載されていない町も多くあるわけで、今回のアラスのように、私のお気に入りとなる風景を持つ町がまだまだあるのかもしれないなぁ。
もう、すっかりアラスの英雄広場の風景に魅了されてしまっており、私のお気に入りの風景になってしまっている。
すでに15時過ぎなのであまり多くは周遊できないけれど、せっかく観光案内所で地図をもらったので、英雄広場だけでも大満足だけど、少しだけアラスの町を歩いてみることにする。
アラス大聖堂“Cathédrale Notre-Dame-et-Saint-Vaast d'Arras”は、第一次世界大戦中の1917年4月に破壊されて再建されたもの。中には入れないみたい。
サンヴァースト修道院“Abbaye Saint-Vaast”はアラス美術館となっている。
無事に英雄広場に戻ってくる。グランプラスと比較して、色彩がカラフルなので英雄広場の方が美しく見える。
どうでもいいことだけど、英雄広場“Place des Héros”って、“H”は発音しないフランス語の発音をそのまま書くと「エロ広場」となるんだなぁと標識を見ながら考える。
やっぱり、私はすっかりアラスのエロ(英雄)広場に魅了されてしまっている。もっとこの場所にいたいと感じて、ひなたのカフェの席に座る。
オープンカフェの最前列の席からは、エロ(英雄)広場全体、そして市庁舎の鐘楼をゆったりと眺めることができる。
そして、ビールが運ばれてくる。残念ながら向かい側の席には誰もいない。
ここはフランスなのに、まるでベルギーにいるみたいな不思議な気分。だけど、私はここでビールを飲んでいることが最高に幸せ。
ガイドブックにも未掲載の町なのに、アラスがこんなにもステキな町だとは思ってもみなかった。美しい風景を見ながらチビチビとビールを飲む幸せ。今回、フランス北部に来て本当によかったなぁ。
世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」“Beffrois de Belgique et de France”には、アラスだけではなく、「まだ知らない」世界遺産となっている鐘楼とその町の風景はたくさんあるわけで、「まだ知らない」魅力的な風景があるのかもしれないなぁと思いながら、アラスの町を発つことにする。
サン・ジャン・バプティスト教会の隣に建っているこの小さな建物は教会なのかなぁ?
アラス駅前には、アミアンのレクレール将軍像のような像が立っているけど、観光案内所でもらったガイドブックにも掲載されていないのでよくわからない。
アラス駅に到着。アミアン観光の帰り道にぶらり途中下車したアラスが大当たりだった。どうしてガイドブックに掲載されていないんだろうと思うくらい、ステキな町だった。そう考えると、私が知るきっかけすらない「まだ知らない」魅力的な町が、フランスだけではなく世界中にあるんだろうなぁ。
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