初めてのフランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅1日目(5)ダンケルクでお昼ごはん。
マロ・レ・バン海岸“Plage de Malo les Bains”から旧市街に戻るためにカジノ通りをまっすぐ歩くと、マロ公園“Parc Malo”に出る。
AQUARIUM?えっ、これが水族館?ずいぶんと小さな水族館?しかも、窓は閉められており、ドアも閉められており中が見えないので、様子を見るためにはドアを開けなければならない。閉められたドアを開けて入る勇気がない。どう考えても、海岸から離れた公園内にある水族館は、子供用の施設に違いないと判断して入らないことにする。
子供向けの公園なんじゃないかなぁ?遊具が置かれているコーナーがある。
公園の子供用の遊具を見るのって実は好き。文化が違うと発想が違うことがある。
公園を出て、ダンケルクの中心部に向けて歩き始める。色あせた初代ルノー・トゥインゴ。奥はプジョー2008。
もうプジョー208も2012年の発表、販売開始なのでフランスの街で普通に見かけるようになって来た。ナンバープレートの左横に208LIKEのシールが貼られている。
カラーリングがドアミラーとバンパーだけ異なる。お得なモデルなのでフォグランプがない。
フランスの町歩きはフランス車と巡り会えるので楽しい。シトロエン・サクソ“Saxo”。
日本で見かけた時期もあったけれど、最近はなかなか見ることができない。
ライト周りはカスタマイズされているけど、今でも現役でフランスの街を走っている。
“Tour du Leughenaer”と呼ばれる塔が見えてくればもう旧市街はすぐ。
晴れていれば、もっと綺麗な写真を取ることができるんだけど、これはこれで趣がある写真。今回のカメラはリールでダンケルク行きの列車に乗る前まではCanon PowershotG9Xで、そこから先はいつもの旅行用のメインカメラであるNikon1 J3。
ひっそりとした港だけど、1940年の写真には煙が立ち込めている。
港の奥に停泊する船はプリンセス・エリザベス号。おそらく名前から考えれば元々はイギリス船籍の船だったんだろうなぁ。
案内板を読むと、このプリンセス・エリザベス号もイギリス本土まで1637名の兵士を輸送した。そのうち500名はフランス兵だった。
元々はドイツの練習用帆船だった“Duchesse Anne”号。現在では海洋博物館の一部となっている。
港を一周したあたりでそろそろお昼ごはんの時間なのでレストランを探し始めるけれど、なかなかレストランが見つからない。
路地を入ったところにレストラン“L'Auberge de Jules”を発見。
レストラン“L'Auberge de Jules”は、ミシュランのシールがたくさん貼ってあるから、外れることはなさそう。というよりも、いつものぶらぶら町歩きをしながらレストランを見つける方法では、レストランが見つけられなくて困ってしまい、実は無料wifiが繋がる場所でミシュランから検索して探したレストランだから、シールを貼ってあるのは当たり前なんだけど。
ベルギーに近いこの地域ではアペリティフはビールかと思ってビールを注文。ハロウィンが近いのでかぼちゃがテーブルに置かれている。28ユーロの昼定食を注文する。ミシュラン掲載店を選ぶのはそれなりに美味しいけれど、郷土料理ではないことが多く、その意味ではフランス地方旅行は大衆レストランを狙った方が典型的な郷土料理を食べられるのかもしれないなぁ。
前菜は、メニューを見たときに即決する。今日はマロ・レ・バン海岸“Plage de Malo les Bains”でマテ貝の貝殻を見つけてしまったし、“Couteau au beurre d’ail”を見つけてしまったら、私はこれを選ぶしかない。
ダンケルクのマテ貝、肉厚で間違いなく美味しい。日本でもマテ貝が身近に食べられたらいいのになぁ。
メイン料理は、魚料理の“Filets de vive aux petits légumes”。これがなかなか“vive”という白身の魚は、小さな魚のようだけど美味しい。フランスのマルシェ巡りの際に魚をチェックするようにはしているけれど、“vive”という魚がどのような魚かはわからない。小さな港の魚市場に売っていたのかなぁ?さらに白ワインを注文。
だんだんとお客さんが集まって来てレストランは賑わっている。フランス人のお昼ごはんは夕食同様遅めなので、正午から12時半の間に入れば満席ということはない。
デザートはクレームブリュレと2択だったので、コーヒーのついた“Café et ses macarons”で軽く済ませる。このレストラン“L'Auberge de Jules”、日替わりメニューでマテ貝が食べられたり、まだ知らない“vive”という魚が美味しかったり、なかなか楽しめる昼食だったなぁ。最初に飲んだビールも美味しく、フランス北部オー・ド・フランス地方“Hauts-de-France”の旅を、なぜ今までディスティネーションとして気がつかなかったんだろうと思うくらいに楽しい。
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