神保町岩波ホールで“Le Jeune Karl Marx”「マルクス・エンゲルス」。
岩波ホールらしい映画と思うけれど、邦題は「マルクス・エンゲルス」。ここだけを見ると、「共産党宣言」を連想させるけれど、フランス語の“Le Jeune Karl Marx”となっており、こちらの方がイメージしやすいかもしれない。マルクスだって若い頃があって、人間らしく生活していたのだ。
岩波ホールは1階にチケット売り場があり、整理券方式になっている。といっても、平日夜の岩波ホールは満席になることはないだろう。
チケットを購入して、そのままビルを突き抜ける。19時の上映開始までは時間があるので、近くのビルで夕ごはんを食べることにする。
神保町といえば、やっぱりカレーでしょう。過去に1回来たことがあるボンディに行くことにする。順番を待っている人は2人しかいないのはラッキーなのかなぁ?
先にオーダーを聞かれたので、だいぶ前に来たことはあるんだけど、味を覚えていないので定番のビーフカレーを注文する。
以前に来たことがあるけれど、やっぱり覚えていない。カレーが運ばれてくる。ライスにはチーズがかけられている。
1480円とけっこう高価なカレーだけあって、肉がゴロゴロ入っている。
有名店だけあってボンディのカレー、欧風カレーとしては確かに美味しいかもしれないなぁ。たまに食べたくなる味かもしれない。だけど、神保町に用事があることなんて滅多にないし、わざわざカレーを食べに行くかというと微妙なところ。神保町カレーも研究してみたいところだけど。
ボンディのカレー、美味しかった。待ち時間も少なくて、余裕で19時の上映時間に間に合う。ビルの中に入り、10階に上がる。
10階に上がり、館内に入ると、観客はまばらにいる程度。でも、中には学生と思われる若い人もいる。学生もこんなタイトルの映画を見る人もいるんだなぁ。
産業革命後、労働による賃金で生活するプロレタリアートと、工場などを所有する資本家階級ブルジョワジーが生まれた。エンゲルスの「イギリスにおける労働者階級の状態」に、都市で働く労働者の生活の悲惨さ、貧困などが表されている。自由放任主義の世界は資本家にとっては自由だが、社会福祉や社会政策が乏しい時代の労働者階級はどれだけ悲惨なものかを知っておくべきだろう。そのような環境だったからこそ、労働者階級が団結に結びついてゆく。
フランスの伝記的な映画にありがちなストーリーであり、物語は淡々と進む。計算されたエンターテイメント性はないので、退屈に感じてしまうかもしれないけれど、私にとってはおもしろかった。革命を起こす「共産主義」ではなく「資本主義」を維持するためにも、自由放任主義時代の労働者階級の生活は知っておくべきではないだろうか。「資本主義」にも色々なやり方があるのだから。
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