初めてのフランス北部、オー・ド・フランス地方ひとり旅1日目(1)パリ・シャルル・ド・ゴール空港でのIC定期券“Navigo Découverte”(ナヴィゴ デクーヴェルト)のチャージ方法。
今日のエールフランスAF293便は羽田空港を離陸し、八王子や川越の上空を通過し、新潟方面に向かっている。1ヶ月前の2017年9月2日のAF293便は日本海を避けて、日本の領空内に沿って稚内からロシアに入っていたけれど、今日は通常ルート。もう北朝鮮からの弾道ミサイルの影響はないという判断なのだろう。
なにしろ1ヵ月前と同じフライトなので旅行記の内容が似通ってしまうけれど、アメニティはアイマスクだけはなぜか今でも配られている。以前はイヤホンと一緒に耳栓が配られていた時期もあった。
先月も気になっていたけれど、こんなに立派なおしぼりが配られたっけ?
以前はちゃんと布のおしぼりが配られて回収されていたけど、使い捨てのものになったのかなぁ?細かなサービスについては覚えていない。いつも、おしぼりを気にしていないので、いつからこのおしぼりに変更されたのかはわからないけれど、エールフランスはサービスがどんどん合理化していることは間違いない。
やはり今日は、9月の北朝鮮のミサイル回避ルートではなく、通常の日本海の真ん中をロシアに向けて突っ切るルートで飛行中。
毎回説明しなくてもいいとは思うんだけど、エールフランスでは機内食のメニューが配られる。前月に乗った時とメニューの表紙のデザインが違う。しかし、このメニューを渡された時には、この後に起きる事件のことをまだ知らない。
機内食はフランス料理のコース料理になっており、前菜はスモークサーモン。メイン料理は「豚肉のパン粉焼き、ミラノ風」か「鶏肉のグリル、照り焼きソース」の二択。そして、フロマージュにデザートとなっている。機内食が出て来る頃には日本時間では日付が変わって2017年10月26日、木曜日となる。東京で積んだ機内食はどの航空会社でも大きく外れることはないので、フレンチ、和食どちらでもよかったんだけど、なにしろエールフランスは乗った時からいつもフランス気分なので、メイン料理はいつものようにフレンチの「豚肉のパン粉焼き、ミラノ風」を選択する。
メニューを見るのなんて適当なもので、ちゃんと内容まで見ていない。食べ始めてから「あれ?」とデジャブ“Déjà-vu?”を感じる。今まで毎月エールフランスに乗ることなんてないので油断していたけれど、前月と同じメニュー?その時そう感じてはいたものの、前月のメニューなんてもちろん覚えていないので、帰国後に前月のメニューを確認してみたら、デジャブ“Déjà-vu?”を感じたのは当たっていて、メニューは「まったく」同じだった。メニューを見た時点で気がついていれば和食にすればよかったのかもしれないけれど。でも、羽田空港で積んだミラノ風カツレツ、美味しいからこれでいいんだけれど。
(参考)暮らすように過ごすパリ取材旅行 1日目(1)エールフランス、パリ行きAF293便は北朝鮮のミサイルを避けていつもと違う航路でパリへ向かう。(エールフランスの機内食2017)
https://lacosuke.cocolog-nifty.com/blog/2018/03/11af292017-cf1c.html
ちなみに、アペリティフのパスティスも“Déjà-vu”で、ワインを頼んだのも“Déjà-vu”で、メインも飲み物もパーフェクトに1ヶ月前と全く同じ組み合わせ。そして、いつも伝えていることなので、よく私の旅行記を見てくれている人にとっては、“Déjà-vu”だけど、このブログを見て興味本位でパスティスを飲んだこともないのに頼むのは辞めておいたほうがいい。素直にシャンパンを選択して、「エールフランスではシャンパンがエコノミークラスでも飲める」と感じた方が無難。
私のエールフランスでの注文の仕方は決まりきってしまっているなぁ。そして、これも私の旅行記をよく見てくれている人にとっては“Déjà-vu”だけど、食後はコーヒーとポワール。
毎回同じになってしまうんだけど、ポワールは香りが良くてお気に入りなんだもん。ディジェスティフのポワールは甘いお酒なので、甘いのが苦手だったらコニャックにしておいた方がいい。
私はお酒を飲んで寝てしまうので、深夜便を使用した時はまず映画を見ないんだけど、フランス映画だけはチェックしている。エールフランスで映画を見る時は、英語の字幕のみで音声はフランス語のフランス映画を見ることが多い。多分、細かな言葉はわからないので半分くらいしか理解していないけれど。
これも前回、書いたような気がするから今回はカットしてもいいんだけど、エールフランスはドリンクやおやつは配られるわけではなく後方ギャレーと中間のギャレーに置かれていて、セルフサービス方式になっている。中間のギャレーと後方ギャレーでは、後方ギャレーの方が品揃えのいい場合が多い。
最近、アイスクリームを見かけなくなったなぁ。出されるタイミングの問題なんだと思うけれど、ずっと見ていないので日本路線は廃止されたのかもしれないなぁ?今日は人形焼が見当たらず。アバウトなところがフランスらしい。
到着1時間半くらい前になると朝食の時間。たぶん、エールフランスの朝ごはんは毎回大きく変わらないので “Déjà-vu”感が強い。“Déjà-vu”だけど、以前のコールドミールだけど、ハムとチーズの盛り合わせの頃の機内食の方が本当に好きだった。そして、ずっと前から変わらないのが明治「十勝」のヨーグルト。
機内システムの問題だと思うけれど、今日のフライトマップは出発からずっとぼやけている。今日の目的地であるフランス北部オー・ド・フランス地方“Hauts-de-France”を見ると、リール、ダンケルク、アラス、アミアン、サン・カンタンあたりが大きな街なのかなぁ?アラスってどういう町なんだろう?確かに、「【とっておきのヨーロッパだより】フランス最北端、ノール=パ=ド=カレ地方の料理を食べに」では、リール、ダンケルク、アラスのレストランで食べた料理が紹介されているんだけど、アラスがどのような街かという情報がない。地図でみるとリールからアミアンに行くよりもヘント(ゲント)やブリュッセルの方が近いんだなぁ。
(参照)【とっておきのヨーロッパだより】フランス最北端、ノール=パ=ド=カレ地方の料理を食べに
http://www.tsujicho.com/column/cat/post-459.html
エールフランスAF293便は、順調に飛行し、パリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着する。
フランスの朝は季節にもよるんだと思うけれど霧がかかっていることが多い。今日2017年10月26日、木曜日の予定は、まずは宿泊するリールのホテルにスーツケースを預かってもらう。その後はリールからダンケルクかアミアンに行く予定。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港ターミナルEを出て、ロワッシーバス“Roissy Bus”乗り場へと向かう。ロワッシーバス乗り場はターミナルFへの連絡路となっている。
現在の時刻は早朝5:30なので、ロワッシーバスはまだ運行されていない。始発のバスは朝6時から。
ここに来たのはロワッシーバスに乗るためではなくRATPのマシーン(券売機)に用があったから。それはnavigoのチャージが目的。今回のフランス滞在期間は10月26日木曜日から10月29日の日曜日までの4日間。navigoの週間定期券は、月曜日から日曜日までの1週間が有効なので、今日シャルル・ド・ゴール空港でチャージすれば、空港からパリ市内までの往復運賃が週間定期券に包括される。最終日10/29のパリ滞在時に1日乗車券「モビリス」を買わなくても済むことを考えると4日間の利用でも採算が取れる。
鉄道駅だとゆっくりと操作できないので、ここでチャージできないかと思っていたら、予想通りロワッシーバスのマシーンでもnavigoのチャージは可能。それにSNCFのマシーンよりもRATPのマシーンの方がわかりやすい。画面の案内に従う。
週間定期券は購入できる曜日が決まっており、その週の週間定期券は木曜日までしか買えない。金曜日からは翌週の週間定期券の購入しかできない。今回の「フランス北部オー・ド・フランス地方“Hauts-de-France”の旅」は休暇の旅程がnavigoのスケジュールとぴったり合ったけど、私はパリにどっぷり滞在することが最近はないので毎回navigoの購入がお得とは限らない。画面を見ると、月間定期券はすでに10月分は買えず翌月11月分しか買えない。そして、週間定期券は木曜日は今週末まで10/23-29に有効の定期券しか買えない。
1週間で22.80ユーロ。カード払いで購入完了。パリまでRER B線で片道でも10ユーロ以上はするので、空港とパリの往復だけでもほぼ採算は取れてしまう。そして、何よりも、これがあれば、今回の旅行でパリに滞在中は切符を買う必要がない。
リールに向かう方法は2つの方法があり、パリ・シャルル・ド・ゴール空港駅から直通のTGVがあるので、それに乗ってしまうのが一番早くて便利。もう一つの方法は、RER B線でいったんはパリ北駅まで行って、そこからTGVで向かう方法。
今日は残念ながらエールフランスAF293便は早朝の到着となり、まだ空港駅からリールに向かう直通のTGVは朝早すぎて走っておらず、いったんパリ北駅に出た方がリールへの到着時間が早い。
エスカレータを降りてシャルルドゴール空港鉄道駅へ。TGVもパリへと向かうRER B線も乗り場は同じ。
TGVは朝早すぎるためか出発案内板に何も表示されていない。去年、リヨンに向かう時にエールフランスAF293便からTGVに乗り継いだ時は6:58発のマルセイユ行きに乗ったんだけど、そのTGVが始発だったのかな?
左側に写っている時計の通り、時刻は早朝5:40少し前。次のパリ方面に向かうRER B線の列車は5:50発。
チャージしたnavigoで無事に改札を通過する。前回はドアが開いていないというトラブルがあったけれど、今日は問題なく5:50発の電車はドアを全て解放してある。
一人だと心細い。良からぬ人たちに取り囲まれたら危険なので、基本的には一人だけの車両には乗らない。途中駅からパリに通勤する労働者が多く乗って来て、適度に混雑しはじめる。
パリ北駅は朝から混雑している。すでに朝6時半くらいなので、大都市であるパリならば通勤客で混雑していてもおかしくない。東京のターミナル駅だって6時半にはすでにけっこう通勤客がいるはず。
パリジャンのようにパリ・シャルル・ド・ゴール空港でチャージしたICカード定期券navigoで改札を通過して、リールに向かうTGVに乗るためにパリ北駅の国鉄SNCF乗り場へと向かう。
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