暮らすように過ごすパリ取材旅行 4日目(2)パリで最後のお昼ごはんは、私の定番、ル・コントワール・デュ・ルレ“Le Comptoir du Relais”へ。
オデオン駅で降りて、私のパリでのランチの定番であるル・コントワール・デュ・ルレ“Le Comptoir du Relais”へ向かう。
12時の開店時間15分前の11時45分前にレストランに到着すると誰も並んでおらず、まさかの先頭。今は以前よりも行列にならないのかもしれないなぁ。先頭に並ぶ必要はまったくなく1巡目に席に着ければ問題ないので、12時を少しすぎたくらいに到着した方が待つこともなくスムーズに入店できるかもしれない。
奥のテーブルでは開店時間直前までスタッフが食事中。このレストランだけではなく、スタッフは開店前に食事を取ることが多い。
ガラスに本日の日替わりメニューが書かれている。たいてい、前菜、メイン、デザートがそれぞれ2品程度書かれている。日替わりメニューは一期一会なので、その日に食べないと次に巡り合うことはできないので、私は日替わりメニューから選択することが多い。
日替わりではない料理はこのメニューに書かれている。ここのメニューはフランス語オンリーなのでなかなか手強い。ガイドブックに載っているからとこのレストランに来てフランス語が読めないという事態に遭遇してしまい、戸惑っている日本人客を過去に何度も見ている。今日はレギュラーメニューから選んでみることにする。お水は水道水。
いつもはおひとり様なのでグラスワインしか頼まない。今回、カラフェのハウスワインがあることを知る。一人の時もグラスワイン2杯飲むならカラフェのワインを頼んだ方が安くあがるかも。
前菜は“NOS POTAGES”の中からオマールのビスク“Bisque chaude ou froide de homard bleu Européen”を。これは、メニューの中でも見つけやすく、以前に他の日本人が食べていたので試してみたかった。ここのスープ系は絶対に美味しい。
メインは“NOS PLATES”の中から牛ほほ肉のシチュー“Daube de joue de Bœuf , pennes et carottes”を。これも以前に隣の日本人が注文していて、試してみたかった。
煮込み料理好きの私には、美味しい。ワインの酸味があり、見た目よりもさっぱりした感じ。
今日はデザートを食べずにレストランを出てサン・ジェルマン・デ・プレへ。ル・コントワール・デュ・ルレ“Le Comptoir du Relais”はビストロなので、メインだけを頼んで、さっと食べて去っていくフランス人のおひとり様などもたまに見かける。ランチは1人1品注文すれば問題ない。だけど、飲み物はワインかミネラルウォーターなど1品は頼んだ方がスマート。
パリに初めて来た頃にはサン・ジェルマン・デ・プレのカフェ・ド・フロール“Café de Flore”のオープンカフェでエスプレッソを飲むことがかっこいいと思っていた時期もあったなぁ。最近では有名カフェは高いので、街角の無名のカフェで飲むことが多くなってしまったけれど。むしろ、今は生活に密着した街角の無名のカフェの方が好き。
連れの大学の先生がセーヌ川沿いに政府刊行物センターがあり、そこで資料を手に入れたいとのことで行ってみることにする。だけど詳しい場所はわからない。ポン・デザールのそばということとセーヌ川沿いというこという印象のみ。
その場で食べてしまうマカロンを購入し、歩きながら食べてしまうのは私の旅のスタイル。シャルル・ド・ゴール空港でも購入できるし、日本橋三越や銀座三越でも帰るので、おみやげにラデュレのマカロンは買わない。
ゲンズブールの家はラデュレがある通りではなく、違う路地だったかなぁ?この道ではなく、もう1本オルセー美術館側の通りだった気がする。
セーヌ川沿いに出る。右手に行くとポン・デザール。橋を渡ればルーブル美術館。
どちらの方向にあるのかは先生の記憶次第。こういう時にネットが常時あればスマートフォンでGoogle Mapが使えるから便利かもなぁ。いまだに海外では無料wifiしか使わない。
実は最初はフランス学士院の方向に歩いていてみるけど、雰囲気が違うのでボザールからオルセー美術館の方向に歩き始める。
先生の記憶を頼りに、セーヌ川沿いを歩いて行くと、無事に目的地を発見。今でも同じ場所に刊行物センターはあった。さすがに同行する先生は、研究者とあって熱心に統計資料などを探されている。
必要な統計資料が記載してある資料は見つからなかった様子だけど、社会的孤立に関する重要な本を無事に発見。近くのカフェ“COCORICO”に適当に入る。
カフェでエスプレッソを飲みながら、そろそろ今回の取材旅行もエンディングが近づいているので、これからどこへ行くかを話し合う。私はボン・マルシェ“Le Bon Marché”のグランド・エピスリー“La Grande Epicerie”に行って買い物をして、モノプリで買い物を済ませば終了。フランスに留学歴のある先生がボン・マルシェのそばにフランス人から教わったクッキー屋さんがあるのだという。だけどなんとなくの場所を覚えているだけでお店の名前はわからないのだと言う。それだったら、次の目的地はボン・マルシェに行って、その名前のわからないクッキー屋さんを探すことにする。
私が購入した本は、フランスの社会保障の全体像を学びたいと思って選んだ“La protection sociale en France”という教科書。フランス語なので時間をかけないと読めないけれど。本気でフランス語を勉強しようかと考えているけれど、仕事が忙しくてずっと着手できないでいる。
次の目的地はボン・マルシェ“Le Bon Marché”別館のグランド・エピスリー“La Grande Epicerie”。Rue du Bac駅からメトロ12号線に乗る。
たった一駅だけど、IC定期券“Navigo Découverte”(ナヴィゴ デクーヴェルト)があるから1週間乗り放題。
セーヴル・バビロヌ駅 “Sèvres-Babylone”でメトロを降りてボン・マルシェ“Le Bon Marché”のグランド・エピスリー“La Grande Epicerie”へ。ラファイエット・グルメよりも落ち着いていて好き。でも、ここで買うようなおみやげは先生が目の前にいるのであまり買うものがないことに気がつく。フランスみやげって、難しくて、フランスに詳しい人じゃないと価値がわからないものも多い。
そして、同行する先生の記憶を頼りに、クッキー屋さんを探してみることにする。フランス人に教わったというのだから、ガイドブックに載っていないような「まだ知らない」お店かもしれない。しかし、先生がなんとなくの場所だけでお店の名前を覚えていないので、見つかるかどうかはわからない。そして、今でもそのお店が同じ場所にあるのかどうかもわからない。
記憶を頼りにセーヴル・バビロヌ駅のある公園をボンマルシェと逆の方向に向かって歩く。このアップルの広告のある建物の裏手にあるらしい。
細い路地に入る。全ては同行する大学の先生の記憶だけが頼り。フランス人が美味しいというんだから、絶対に美味しいに違いない。
そして、たどり着いたお店は、なんと、ポワラーヌ“Poilâne”の本店!ある意味で、なんて先生と相性がいいんだろう。今日の朝、最初に立ち寄ったお店が、ポワラーヌ“Poilâne”のマレ支店。今朝、マレ支店で購入したクッキー「ピニュシオン“Les Punitions”」が、同行する先生がフランス人から教わった美味しいクッキー屋さんのクッキーとまさか同一のものだったとは。一緒に笑いあえる人がいる旅行というのも、一人旅よりも楽しいかもしれないなぁ。私は一人旅には慣れすぎているので、逆に新鮮な旅の楽しみをいっぱい感じている。
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