暮らすように過ごすパリ取材旅行 1日目(5)日曜日のパリで夕ごはん、久しぶりのアンドゥイエット。
そろそろパリに戻る列車の時間が近づいているのでランス駅に向かう。
写真では表示が見えないけれど、17:14発のパリ東駅行きのTGVはプラットホームAからの出発。
TGVはランスからパリ東駅に直行する。18号車なので、プラットホームAのVの表示あたりで待っていればいい。
フランス地方パッチワークの旅を続けているけれど、パリから日帰りできる範囲って盲点かもしれないなぁ。フランス北部のリールやアミアンなどには行ったことがないし、アンドゥイエットが有名なトロワや中世の街のプロヴァンあたりにも行ったことがない。次のフランス地方パッチワークの旅は、パリに滞在して、日帰り旅行をする作戦もいいかもしれない。
エールフランス深夜便に乗って、今日は朝5時前から動いているので、パリ東駅からホテルに向かうことにする。
取材先の関係でオベルカンフ駅のホテルにしてみたけれど、パリ東駅やパリ北駅を利用する場合は便利かもしれないなぁ。
せっかく、IC定期券"Navigo Découverte"(ナヴィゴ デクーヴェルト)を購入したのに、利用できるのは明日、月曜日から。メトロは切符で入場する。
駅を出ると、カフェがあり、奥にはすでにスーツケースが置いてある今日宿泊するホテルが見える。
今回、3泊するホテルはメアリーズ ホテル レピュブリック"Hotel Mary's République"。パリの中でも、どちらかといえば安ホテル。
メアリーズ ホテル レピュブリック
Hotel Mary's République
https://marys-paris-hotel.com/fr/
チェックインをして部屋に入ると、広角が弱いCanon Powershot G9Xでは部屋全体の写真は取れず、ベッドしか写真に撮れない。それだけ部屋が値段相応に狭いということ。ちなみに、同行者の大学の先生とは別の部屋でシングル2部屋を手配。さすがにこの部屋を男2人で過ごすのはつらい。
でも、シングルの部屋としてはスーツケースを広げるスペースはあるし、私は基本的にはホテルは寝るだけなのでこれで十分。私には問題ないけれど、大学の先生には狭すぎたかなぁ?価格重視で申し訳ないことをしたかもしれない。
今時はガラスで覆われているシャワースペースのホテルが多いんだけど、昔ながらのシャワーカーテン。シャワースペースが狭く、床を濡らさずにシャワーを浴びるのはテクニックが必要。でも、価格相応だから仕方がない。でも、同行者の大学の先生には安ホテルすぎたかなぁ?もう少し格上でもよかったかもしれない。でも、ホテル選びって難しくて、部屋の広さなどは写真にだまされることが多くて、実際に行ってみないとわからない。まぁ、オベルカンフ駅から徒歩0分なので、ロケーションは抜群にいいんだけど。
2017年9月3日、日曜日。9月はサマータイムだし、19時を過ぎてもまだ明るい。生活感があり普通に使われているプジョー208が好き。フランスでは、プジョー208は日産ノートやマーチみたいなものだから。
今日は日曜日なのでフランスではちゃんとしたレストランはお休みのことが多い。それに今日は早朝に到着し疲れていることもあり、今からメトロに乗ってレストランを探したりするのも面倒なので、ホテルから歩いて1分もかからないオベルカンフ駅前のカフェ"Metro Café"で夕ごはんを食べることにする。
カフェとしては雰囲気はなかなかいい。カフェの主人が道ゆく人と話し込んでおり、知り合いが多いことにびっくり。地域の住民と顔見知りが多いということはそれだけ地域に根付いているということ。なかなか、地域密着のいいカフェなのかもしれない。
私の最近のフランス旅行はレストラン選びをして美味しいものを食べすぎており、普通のカフェでの夕ごはんだって十分に美味しいのに、なかなか食べる機会がない。サラダ・ニソワーズを2人でシェア。一人だったら、これで食事終了という量なので、最近食べていなかったのでうれしい。やっぱり、食事はおひとり様よりも、連れがいた方がシェアできたり、交換したり、楽しいかもしれないなぁ。それに会話をしながら食事ができるっていい。これって、一人旅ばかりの私にとっては新鮮に感じるけれど、世間一般的には当たり前のことなんだろうけど…。
メイン料理は、カフェでの食事や大衆レストランでは定番中の定番のアンドゥイエット。実は大好きなんだけど、最近はレストランを選んで入ってしまっているので、アンドゥイエットを食べるのは久しぶり。高級なものが美味しいとは限らない。フランスは安いものでも美味しい。
アンドゥイエットは臓物ソーセージ。中にはモツが詰まっている。日本のモツ煮込みなどは臭みを消す工夫がしてあるけれど、このアンドゥイエットは、モツの臭みが口の中いっぱいに広がる。だけど、肉食文化が発展しているだけあって、モツの旨味を味わうことができる。久しぶりに食べるアンドゥイエット、やっぱり美味しい。ちなみに同行者の先生にはゲテモノ扱いされるくらい、好き嫌いが別れるメニューなので、このブログを見て安易に注文しないほうがいい。同行者の先生は無難に定番のステーキフリットを注文。
エスプレッソを飲み、口の中をさっぱりさせる。カフェで普通にごはんを食べるのもなかなかいい。実は、パリでの「ひとりごはん」は、カフェで食事をとるほうがハードルは低い。フランス旅行も慣れないうちは、カフェごはんが普通だったのに、いつの間にか美味しいものを食べようとレストランを選ぶようになってしまった。
今日はエールフランス深夜便で朝5時から動きまわっており、そして明日からは今回の出張旅行のメインである聞き取り調査も行われるので、夜、飲みに行くこともなくカフェから1分もかからないホテルに戻る。
« 暮らすように過ごすパリ取材旅行 1日目(4)日曜日のランスでお昼ごはん。 | トップページ | 暮らすように過ごすパリ取材旅行 2日目(1)パリでの仕事前のお昼ごはんはアスティエでビストロランチ。 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(2)ブラガで10時のおやつは巨大ケーキ。(2020.07.30)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(1)ポルト、サン・ベント駅からブラガに向かう。(2020.07.27)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(4)カミーノを一人で歩き切った旅人と合流。お昼ごはんはポルトのB級グルメ、コンガ“Conga”のビファナ“Bifanas”を。(2020.06.27)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(3)ポルト・フランシスコ・サー・カルネイロ空港からポルト・メトロに乗ってポルト市街へ。(2020.06.24)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(2)パリ・オルリー空港からTAPポルトガル航空に乗っていよいよ一目惚れをしたポルトへ。(2020.06.17)
「フランス」カテゴリの記事
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(2)パリ・オルリー空港からTAPポルトガル航空に乗っていよいよ一目惚れをしたポルトへ。(2020.06.17)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(1)ポルト行きの飛行機に乗るために、パリ・オルリー空港へ。(2020.06.14)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 1日目(6)パリ・モンパルナスの「ル・ルレ・ドゥ・ラントルコート」“Le Relais de L'Entrecôte”でステーキを。(2020.06.11)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 1日目(5)パリ、2019年4月15日の大規模火災後のノートルダム大聖堂に初めて行く。(2020.06.07)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 1日目(4)パリの定宿、うずらが丘“Butte aux Cailles”(ビュット・オ・カイユ)のホテル。(2020.06.04)
« 暮らすように過ごすパリ取材旅行 1日目(4)日曜日のランスでお昼ごはん。 | トップページ | 暮らすように過ごすパリ取材旅行 2日目(1)パリでの仕事前のお昼ごはんはアスティエでビストロランチ。 »
コメント