初めてのイスラエル、エルサレム・死海ひとり旅 3日目(3)エゲッドバス(路線バス)に乗ってイスラエルの死海リゾート、エン・ボケックへ。エン・ボケックのパブリックビーチでの死海浮遊はなんと無料!
一生のうちで一度は死海で浮遊体験をしてみたい。そう思っている人も多いんじゃないかと思うし、実際に私もずっと死海で浮いてみたいと思っていた。私も今回、イスラエルについて調べてみてわかったことなんだけど、イスラエルだったら、路線バスを使って日帰りで簡単に死海浮遊体験ができるんです。エルサレム市街を出て岩山だらけの荒野をバスは走る。
エルサレムから峠道を超えると平野が見えてくる。奥に見える山脈は隣国のヨルダン。私は死海の浮遊体験はヨルダン側だとばかり思っていて、死海がイスラエルとヨルダンの国境にあたり、イスラエル側で死海の浮遊体験ができるとは実は今回の旅行で下調べをするまで思っていなかった。
「地球の歩き方イスラエル2015〜2016」にはエン・ゲディのパブリックビーチが紹介されていて、むしろ地球の歩き方はエンゲティを推しているけれど、2017年7月現在は閉鎖されている様子。エン・ゲディの街自体が迂回路で通過しないようになっている。バスは路線バスなので、エン・ゲディ・スパやマサダにも停車しながら進む。エン・ゲディ・スパは死海沿いにはなく内陸にある。金曜日でなければ、夕方までバスの本数も多くあるのでマサダも周遊できるかもしれないなぁ。
死海沿いをバスは走って行く。遠くにホテルが並んでいる場所が見えてくる。
パブリックビーチに行くには、海側に駐車場があるバス停で降りるのが便利。
目印としては、道路の反対側にはオアシスというホテルや、ダニエルという巨大なリゾートホテルが建っている。
駐車場の中に入り、死海を目指して歩いていく。日帰りかどうかは別として、路線バスで死海浮遊体験をしようと考える人は私だけではないみたい。
パブリックビーチに到着。公園のようなオープンな雰囲気。2017年7月14日、金曜日のビーチは人も少なく空いている。
無料でトイレもある。見通しの良いオープンな場所にあり、人通りもあるので危険な感じはしない。トイレで着替えても問題なさそう。
日差しが強いのでタープの下に陣取るのがいい。人が少ないので怪しい人がいればすぐにわかる。人が少ないけれど、人はいるので、貴重品の管理はもちろん注意は必要だけど、荷物が見える場所で遊泳するくらいならば大丈夫そう。こういう時に、連れがいたらなぁって感じる。だって、一人って荷物の管理が難しい。
無料で目隠しになっているだけの簡単な更衣室がある。私はここで着替える。周囲が開けた場所にあるので、怪しい人がいればすぐにわかるので、そんなに危険は感じない。
水飲み場も完備されている。エン・ボケックのパブリックビーチは、着替える場所、トイレ、シャワーと全てが無料で完備されている。ないものといえば、バスタオルまたはタオルくらい。ビーチサンダルと水着とタオルだけ持って来れば、簡単に死海浮遊体験ができる。だけど、もちろん、パブリックビーチは死海の泥などはないので、スパ機能を持つリゾートホテルに宿泊するかエン・ゲディ・スパなどの有料施設を利用したほうがいい。
死海の海に入ってみることにする。死海は年々小さくなっており、設備から海までは遠くなっていると以前にテレビで見たような気がするけど、エン・ボケックのパブリックビーチは駐車場からも近く、シャワーなどの設備からもすぐ近くで死海の海に入ることができる。きっと、テレビで見たような死海の水が少なくなっている場所もあるんだと思うけれど、ここは大丈夫みたい。
足元を見ると塩が結晶化している。それだけ、塩分濃度が高いのだろう。塩分濃度が濃いからこそ、浮遊できる。
死海は塩分濃度が高いので顔を海水につけて目に入ってしまったら、ひどいことになりそう。体を動かして泳いでいる人は少なく、プカプカと浮遊を楽しんでのんびりすること。
エン・ボケックは遠浅のビーチで、進んでいっても深くならない。遠くまで、浅い海が広がっている。
イスラエル旅行に行こうと思うまでは、死海の浮遊体験って、路線バスに乗って、無料のパブリックビーチでエルサレムから簡単に日帰りで行けてしまうものだと思っていなかった。死海というとヨルダン側からアプローチするイメージが私の中にもあったんだろうなぁ。
帽子をかぶったままでも沈まない。周囲を見渡すとカップルしかいないことに気がつく。
確かに、ここに来るのは、連れがいたほうが楽しいかもしれないなぁ。美しい風景やおもしろい体験って、一緒に共感できる人が隣にいてくれたほうがいい。それに、最大のデメリットは自分の写真が撮れないこと。自分で自分の写真を撮ることって、私はほとんどないんだけど、自分が死海に浮遊している写真を残しておいてもよかったかもしれないなぁ。
さすがに2017年春に購入したばかりのNikon D7200を持って浮遊体験はできないので、一度ビーチに戻り、カメラはビーチに置いてきて、防水機能を持つiPhone7にさらに防水カバーをつけて、自分が浮遊体験をしているところを、浮遊しながら足だけだけを撮影。プカプカ浮遊するのは不思議な感じ。頭をあげても沈まない。死ぬまでに自分の目で見てみたかった死海を見て、そして人生で一度はやってみたかった死海の浮遊体験を達成する。次の目標は一生のうちで「連れ」と一緒に死海の浮遊体験をすることを目標にしようかなぁ?死海での不思議な体験は、ひとりではなく、一緒に共感できる人と体験したほうが絶対に楽しい。
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