初めてのフランス、オーベルニュ地方ひとり旅 3日目(7)クレルモン・フェランで夕ごはん。
ラヴァンチュール・ミシュラン“L’aventure Michelin”を出て、トラムの停留所に向かう。サッカースタジアム“Stade M.Michelin”の前に出る。
クレルモン・フェランを拠点としたサッカーチームASMのブティックがある。
ここでも私の悪い癖が出る。一度、クレルモン・フェラン中心街に戻るよりも方向的にはクレルモン・フェラン駅に近いのではないかと思って、歩いてホテルに向かうことにする。
ふとバス停を見つける。ル・ピュイ・ドームへのナベット“Navette”が出ているみたい。夏季でバスが運行されているんだったら、ル・ピュイ・ドームに行ってみたかったなぁ。
えっ?4月2日から11月2日まで運行されている?今日は10月15日、土曜日だからバスは運行されている。「地球の歩き方フランス2010」の情報が古かったのかもしれないなぁ。バスで35分だったら、午後にル・ピュイ・ドームに行けたかもしれないなぁ。私の旅は行き当たりばったりで、最新の情報を事前に調べていないから気がつかない。反面、このようなガイドブックとは異なる発見もあるんだけれど。
スタジアムからクレルモン・フェラン駅までは、思っていた以上にけっこう歩く。ようやくクレルモン・フェラン駅に出る。
まだチェックインをしていないので、夕食前にホテルに戻ることにする。
ホテル・ル・サン・ジョセフ“Le Saint-Joseph”にチェックイン。
部屋は2階(フランス式では1階)だけど、3階建てのエレベータなしの建物なので2階でよかった。49.5ユーロと安かったけれど、きれいな部屋。
バスタブはなくてシャワーオンリー。ガラス張りのシャワールームが多いけれど、このホテルは昔ながらのシャワーカーテン。
2階なので窓から眺望は今一つだけど、通り沿いに面しているのでサン・ジョセフ市場“La halle Saint-Joseph”がよく見える。金曜日に来れば賑やかだったんだろうなぁ。スーツケースから1泊分の着替えや洗面道具を取り出し、部屋のクロゼットに吊るして自分の部屋にする。
ラヴァンチュール・ミシュラン“L’aventure Michelin”で買ったもの。手袋付きの雪かきなんて使わないかもしれないけれど、アイディアとしては面白い。
ホテルの部屋に戻ってから観光案内所でもらったパンフレットを見ると、ラヴァンチュール・ミシュランの先にあるMontferrandという町まで行ってみてもよかったかもしれないなぁ。夕ごはんを食べるために再び旧市街へ向かう。
事前にピュイ・ド・ドームまでバスが運行されているのを知っていれば、クレルモン・フェランに2泊してもよかったかもしれない。クレルモン・フェランを拠点にしてヴィシーに日帰りで遊びに行ったり、ル・ピュイとクレルモン・フェランの間にあったお城のある町に行くこともできたかもしれない。でも、今回は1泊の予定なので、それは次回のお楽しみに。
だって、「弟子の足を洗うキリスト」のロマネスク様式の浮き彫りを見逃しているし、クレルモン・フェランにはいつか再訪しないと。できれば、その時は新婦と一緒にプジョー307ccのオープンカーに乗らないと!そんな妄想をしながら、結婚式を挙げるであろう市庁舎“Hôtel de Ville”の前を通る。
本当に何度もこの通りを通っているのに、「弟子の足を洗うキリスト」のロマネスク様式の浮き彫りを見逃したんだろう…。1日中歩いているけれど、今回のクレルモン・フェランでは、ミシュランの赤いシールやゴー・ミヨの黄色いシールを貼られているレストランを日本料理の“MAIKO”くらいしか見つけられない。レストランが多く集まる通りも見つけられていない。
唯一、マルシェ・サン・ピエール“Marché Saint Pierre”の建物にあるレストラン“Bath’s”くらい。ここはミシュランの赤いシールが貼られている。
時間が早かったのか、レストランは空いている。もっとも、私「おひとり様予約なし」の必勝法として、開店直後を狙っているんだけど。
食前酒は頼まずに白ワインをグラスで。30ユーロの定食“Menu Gourmand”を注文する。
前菜はエスカルゴのフリカッセ。
Fricassée d’escargots , girolles et spaëtzle , crème d’ail et chlorophyle
メインはラムステーキとの2択で鯛を選択。なかなか風味が面白くて美味しい。
Filet de Daurade Sébaste snacké purée d’artichaut à l’estragon , jus de mandarine et huile de gambas
ババロアは読めたんだけど“mûres”がわからなくて、ホテルに戻ってからwifiに接続して桑の実であることがわかる。私は海外ではデータローミングがオフにして、ホテルなどの無料wifiしか使わないんだけど、データ通信ができた方が便利かなぁ?
Bavarois aux mûres et citron vert , brunoise de kiwi
実は今回の旅行は脱グルメ旅にするはずだったのに、最初のリヨンからつまずいている。そもそも美食の街リヨンから出発したことが間違っていたのかもしれない。パリに着いたら、今回は安くても美味しいものを探すようにしよう。
クレルモン・フェランはノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂“Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption”の存在感が大きい。
写真でもわかる通り、この通りを何度も何度も通っているのに、「弟子の足を洗うキリスト」のロマネスク様式の浮き彫りをどうして見逃したかなぁ?まぁ、事前にガイドブックをきちんと読まない私が悪いんだけど…。こういう時に「連れ」がいれば、行き当たりばったりの私を助けてくれたかなぁ?うーん、まだ、結婚式の影響を引きずっている。
きっと神様がもう一度クレルモン・フェランを訪れて、プジョー307ccに連れと一緒に乗りなさい、その時に見ればいいと言っているんだろう。今日は結婚式を見てから妄想が大きくなっている。
ノートルダム・デュ・ポール・バジリカ聖堂“Basilique Notre-Dame du Port”は、静かにライトアップされている。
ピュイ・ド・ドームは訪れてみたいなぁ。クレルモン・フェランの町歩きだけなら1日で十分だけど、クレルモン・フェランを宿泊拠点にして連泊して周辺に遊びに行くけばよかった。でも、その街の魅力って、実際に行って見ないとわからない。情報だけではなく、自分で実際にその地を歩いてみないと、自分で体感しないとわからないことがある。
ホテル・ル・サン・ジョセフ“Le Saint-Joseph”に戻る。
空には月が明るく町を照らしている。たった1日のクレルモン・フェラン観光、天気も良かったし楽しかった。予習をちゃんとしていれば、今回の旅行の最終日はパリに宿泊せずにクレルモン・フェランに連泊して、クレルモン・フェランから直接空港に向かえば良かったかもしれないなぁ。
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