初めてのフランス、オーベルニュ地方ひとり旅 3日目(5)クレルモン・フェラン、パスカルの道とノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂“Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption”の塔の上からの絶景。
ノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂のそばにあるレストランを出て、大聖堂の裏手の道を進む。
この小さな広場から先の道はパスカルの道“Rue Pascal”と呼ばれる小道。
パスカルの原理など物理学の分野や数学でも名を残し、哲学者として「パンセ」の印象が強いブレーズ・パスカル“Blaise Pascal”はクレルモン・フェランの出身。
と言っても、それでは「パンセ」を読んだことがあるのかというと、私は読んだことがなく、どれだけ彼のことを知っているかと思い直すと怪しい。
「人間は考える葦である」“L'homme est un roseau pensant”という一文は聞いたことがあるけれど、どのような意味を持つのかについて実はちゃんと理解していない。
本当であれば、予習してからクレルモン・フェランを訪れればいいんだと思うけど、私の場合はいつもその地を訪れてから興味を持ってしまう。旅は新たな価値観、新たな興味への入口にすぎない。だけど、そのきっかけは旅にでなければ気がつくことはなく、一生気がつかないで人生を終えてしまうかもしれない。
アンボワーズの泉のあるPlace de la Poterneに出る。
クレルモン・フェランの周囲はシェヌ・デ・ピュイ火山群“Chaîne des Puys”の山などに囲まれており、丘の奥にも山が見える。
公園のベンチで一休み。木に隠れてしまっているけれど、正面に見える山がピュイ・ド・ドーム。今日は天気が良いので、14時からノートルダム・ド・ラソンプシオン大聖堂“Cathédrale Notre-Dame de l'Assomption”の塔に登ることができるので、大聖堂に向かうことにする。
これはフランスの結婚式の風景。いいなぁ、プジョーのオープンカーに乗って新婦と結婚式をあげたい。
市庁舎“Hôtel de Ville”が結婚式場になっているみたいで祝福する家族や友人が集まっている。
どこかでUターンしたみたいで、プジョー307ccが再びこちらに向かってきた。
祝福されながら市庁舎“Hôtel de Ville”へ向かう。やっぱり、新婦と一緒にプジョー307ccに乗ってみたい。だけど、まずは新婦を見つけなくちゃ…。
一人旅は自由気ままで気楽な反面、美しい風景を見ると共感できる人がいたらいいと寂しく感じたり、結婚式の風景を見ると寂しくなったり、たまに寂しくなる。
ヨーロッパの教会や塔には、時間があれば登るようにしているんだけど、ひたすら螺旋階段なので、途中でくじけそうになる。だけど、てっぺんからの展望に期待する気持ちがあるから頑張ることができる。
今日は天気もいいので景色がいい。今回のフランス旅行、リヨンからずっと雨模様だったけれど、3日目にしてようやく晴れた。
町を歩いていると黒い建物だけど、空から見ると赤い屋根の建物が多いクレルモン・フェランの町はなかなかかわいらしい。
美しい風景を見ながらぼーっとするのが好き。だけど、隣に美しい風景を共感できる連れがいたらもっと楽しいかもしれないなぁ。結婚式を見てしまってから、人恋しいモード。
市庁舎の前では、先ほどとは別の結婚式が挙げられている様子。うーん、私が結婚式を挙げるとしたらベンツよりもやっぱりプジョーのオープンカーだな。価格としてはプジョー307よりもベンツの方が高そうだけど。
ガルグイユ “Gargouille”がクレルモン・フェランの町を見下ろしている。
2本の黒い尖塔が見える。展望台よりもさらに高い。これだけ巨大な尖塔が2本ちゃんとある教会はフランス国内でも珍しい気がする。
ピュイ・ド・ドーム“Puy de dôme”が見える。私の持っている「地球の歩き方フランス2010」では、7月、8月であればバスが出ているらしいけど、今は10月なのでレンタカーを借りなければいけないらしい。夏に訪れた時には行ってみたいなぁ。
私の旅は行き当たりばったり。これからの予定を決めていないので公園のベンチで次にどこに行こうか考える。こんな感じだから、私と一緒にプジョー307ccオープンカーに一緒に乗って結婚式を挙げる新婦が見つからないのかも…。観光案内所の地図の裏側を見ると、クレルモン・フェランと言えば、日本でも有名なあの会社の本拠地であり、博物館がある。トラムに乗って博物館に行ってみることにする。
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