初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 3日目(8)コルシカ島、カルヴィで最後の夕ごはん。
コルシカ鉄道の列車はリル・ルース駅を出発。行きと違って、乗客はまばらに座っている程度で空いている。行きはものすごく混んでいたのに、あの乗客たちはどこに行ってしまったのだろう?カルヴィに宿泊している私とは逆に、リル・ルースに宿泊していて、カルヴィ観光の帰りの人たちだったのかなぁ?
最初から往復切符を買えばよかったんだけど、出発時間が近かったのでカルヴィ駅で片道切符を買ってしまったので再び片道切符を購入。
この列車はリル・ルースを18:30の出発。明日は夏至なので、ようやく日が傾きかけてきて、海に光の道ができている。
やっぱり、コルシカ鉄道に乗るなら海側の席がいい。車窓からコルシカ島の美しい海を見ているだけで幸せな気分。
列車に乗っていると、どんどん近づいて来るカルヴィの要塞がいい。
リル・ルースへのショートトリップはなかなか楽しかったなぁ。天気があまりにも良かったので勢いで行ってしまったけれど、行ってみて良かった。なにしろ、コルスは情報が少ないので、どのような場所かはきちんとわからなくても試してみるしかない。
まだ明るいけど、すでに19時を超えており、そろそろ夕ごはんのレストランを探さなければならない時間。
今日はiPhoneをホテルのWifiに接続して検索したレストランに行ってみることにする。だけど、いつものように「おひとりさま」で「予約なし」なので、人気のレストランだと入れないかもしれないなぁ。
「おひとりさま」で「予約なし」の場合の必勝法は、なるべく開店直後狙うこと。探しているレストランは少しカルヴィの旧市街からは離れた場所にある。
観光案内所でもらった地図にも載っている“U Fanale”。
わざわざ調べて訪れたのは、星つきではないけれどミシュラン掲載のレストラン。カルヴィの町から5分以上歩くので、これでは歩きながらミシュランマークを見つけるのは困難。私はミシュラン掲載店やガイドブック掲載店だから美味しいと考えているわけではないんだけど、情報がない場合は大きく外す可能性が少ないという意味で選んでいる。
人気のあるレストランのようで、だいぶ席が埋まっている。中庭が席になっていてなかなか雰囲気がいい。
食前酒にはリル・ルースのカフェで飲んだのに、またしてもパスティスを注文。暑い時期に飲むパスティスがおいしい。
つまみのオリーブをつまみながらメニューを見る。注文したのは28.50ユーロのコースメニューの“Menu corse”。私は初めてのレストランの場合はセットメニューがあればセットメニューを頼んで味を知るようにしている。
レストランの雰囲気を見て、ミネラルウォーターを立てる場合と水道水「カラフ・ドー」の場合があるけど、今日はミネラルウェーター。
Dans l’esprit d’un mille feuilles , rillette mousseuse de thon au muscat et ciboulette , condiment au citron,pluches de legumés croquants
Agneau braisé au vin blanc et aiguilles de romarin du maquis , pomme de terre à la persillade de chez nous
これが美味しい。だけど、あまりコルスっぽくないものを注文してしまったかもしれないなぁ。
デゼールはコルシカのケーキということで頼んだ“Fiadone(Pâtisserie corse)”だけど、最初に説明を聞いていたけれどチーズケーキ。
レストラン“U Fanale”、フランス料理としてはなかなか美味しいレストランだったけれど、メニューの選択を間違ったかもしれないなぁ。もっとコルスっぽいメニューを選ぶべきだったかもしれないなぁ。たぶん、ガイドブックなどの情報で名物料理を知っていれば、もう少し地方料理を選べたかもしれないけれど、現地を体感して知るまでには少し時間がかかるので仕方がない。まぁ、フランス料理としてはとてもリーズナブルな価格で美味しかったんだけどね。お店を出るころになって、ようやく太陽が沈み、空が白くなる。
海を眺めてみると、21時を超えているのにようやく日が沈んだ夕方の風景。
私は旅行に出た時には一人で飲みに行ったりはしないのでホテルに戻る。「連れ」がいればまったりバーで飲むのもいいかもしれないけれど。
シャワーを浴びてようやく夕闇に包まれても、月の明かりが海に光の道をつくっている。明日はコルシカ島を離れなければならない日。たった2泊のコルシカ島の滞在だけど、美しい風景をみて、心がのんびりできたような気がする。ガイドブックには載っていないけれど、コルシカ島は魅力的なディスティネーション。のんびりゆったり過ごすために再訪してもいい。
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はじめまして。
少し長いコメになります。
Googleで気になる場所の
気になる事を検索すると
必ず出会うこちらのblog(笑)
マルタ然りディジョン〜リヨン然り。
旅の好みもツボも似ていて
楽しく拝見させて頂いています。
ブックマークさせて頂いたので
ゆっくり最初から全部(≧∀≦)旅行記を
楽しむつもりです(笑)
そうそう。多分住まいも近めで
同じ海なし県民なんですよー。
当方は旅行は年1回ぐらいで
ここ数年は国内ばかり。
今年は海外に行き頻度を上げていく予定。
手始めに来月マルタに行ってきます。
旅、初心者ゆえ
スマホの充電て…
ドバイ乗り継ぎて…
アレって…コレって…と準備中…
いつか
まだ知らないどこかへさんのように
旅慣れるのが目標です❤️
読み逃げが多くなりますが
時々色々質問させて下さいませ。
投稿: ちょと | 2017年1月21日 (土) 13時46分
ちょとさん、はじめまして!
何度も訪問いただき、ありがとうございます。ヨーロッパの中でもマイナーなディスティネーションの旅行記が多いからでしょうかねぇ?最近、ディスティネーション選びに私なりの志向が強く出てしまっているので、あまりよくないなぁと感じています。「まだ知らないどこかへ」いう趣旨ではなく、最近はディスディネーションに偏りが出てしまっているかなぁ?と実は悩んでいたりします。
通常では自分が思いつかないディスティネーション、私が今まで魅力を感じていないディスティネーションを旅してみるのもいいかなぁ?と最近では思っています。きっと、「大切な人」がいれば、私が思いつかないディスティネーションを提案してくれるかもしれませんが、私には「大切な人」がいないのでそれもできないので、自分が思いつかないディスティネーション探しはなかなか難しい。私にディスティネーションのヒントをくれる人がいればいいのに。私と違う価値観を持って、一緒に旅してくれる「連れ」がいればいいのに。
という悩みもあって、手始めに2017年1月25日から休暇4日間の弾丸旅行で、私の価値観では今まで選ばなかったディスティネーション一般的には休暇4日間メジャーなディスティネーションへの一人旅を予定しています。メジャーなディスティネーションなので、ガイドブックも先行研究も山ほどありますが、あえてあまり研究せずにいつものように行き当たりばったりで勝負です。
ちなみに私は「旅慣れている」と思ってはいません。だって、毎回の旅行記の通り、旅のスタイルがあまり進歩していません。いつでも、初めての旅行のつもりで挑んでいます。でも、その方が、新鮮な「まだ知らないどこか」を感じることができると思っています。
マルタは素晴らしいディスティネーション。私の旅行記では訪れていない魅力的なスポットがたくさんありますよ。私と違って、事前に調べていってくださいね!
Bon voyage !
投稿: ラコスケ | 2017年1月22日 (日) 21時57分