初めてのコルシカ島、弾丸カルヴィ一人旅 1日目(2)中国国際航空CA920便に乗って上海到着。上海で「ほんまもんの」中国東方航空ラウンジへ。
中国国際航空CA920便は定刻通りの出発予定。予定された搭乗時間に エアバスA321に乗り込む。当然ながら、単通路型機であるエアバスA321には個人用モニタはついていない。おそらく「中国」というだけで見下した「偏見」を持つ人たちは、個人用モニタがないことを批判するかもしれない。しかし、ヨーロッパ内の路線でよく乗るエアバスA320シリーズだけど、ヨーロッパ系航空会社でも個人用モニタがついている機材はほとんどないわけで、「ほんまもんの」中国系エアラインだから個人用モニタがないわけではない。シートはごく普通だけど清潔感があり、機材自体が新しいのかも。
天井にモニタがついているのは、おそらくオプション装備。ちなみに、離陸時にスマートフォンを機内モードにして服務員に怒られている日本人の男性がいたけれど、中国では離陸時はスマートフォンの電源まで切るのがルール。ルールについては「郷に入れば郷に従え」で、そのルールに従わないことは、中国人から見れば「日本人はルールを守らない」と思われるということ。中国のルールに従えない日本人は、日本のルールに従えない中国人のマナーが悪いと言ってはいけないということ。
離陸後すぐに機内サービスが始まる。飲み物はビールを頼む。中国ではお店で頼んでもビールは常温で出されるので、もちろんビールは常温。まぁ、文化的なものだから仕方がない。これを「中国だから」と見下して批判する人は、イギリスに行ってパブでぬるいビールを出された時にはどう批判するのだろうか。
そして、機内食の時間。肉か魚が選択できて魚料理のメインは焼きそば。実際は客室乗務員が「麺」か「飯」かと尋ねているけれど、これも漢字文化だから理解できる。機内食を配膳している様子を見ると、14年前の中国西北航空の搭乗体験から考えると、服務員の態度が普通になったなぁと感じる。
海鮮焼きそばなので、焼きそばの上に魚が載せられている。味は悪くない。
もしも「中国系航空会社の機内食なんてまずくて食べられない」と感じる人がいたとしたら、それは間違いなく「中国だから」と見下している偏見。この機内食はどこで製造されているのかを考えたほうがいい。キットカットは日本語の包装だったし、このおしぼりもわざわざ中国から運んで来たものだったら日本語にしないので、中国から積んできたものではない。日本の空港から出発する飛行機は、ほとんどの場合は日本国内の機内食工場で作られたもの。もしも批判するのであれば、中国系エアラインではなく、日本国内の機内食工場を批判すべき。私は成田空港や羽田空港で積んだ機内食はどの航空会社もそこそこ食べられると思っている。
そして、食後のどら焼きが美味しい。これは、上野の「うさぎや」のものを持ち込んだものだけど…。
中国や韓国は「茶」という発音で通じるのがいい。私は普洱茶などの中国茶って実は好き。
「ほんまもんの」中国国際航空CA920便は順調に上海に向けて飛行中。間もなく、上海浦東国際空港に到着する。機内サービスは、特別に優れているとは感じないけれど、特別に悪いとも感じない。普通に快適なフライトだった。乗る前は遅延がひどいんじゃないかと思ったけど、普通に定時前にゲートが閉まって出発しているし、機内サービスも事前の想像以上にごく普通だった。
上海浦東国際空港に到着。残念ながら「沖止め」なので、タラップを降りて上海の地に立つ。
ほとんどの乗客は上海が最終目的地で出口に向かっている。国際線の乗り継ぎは、さらに左手にあるエスカレータを上がる。
案内表示をたどっていくと、乗り継ぎ用のカウンターが並んでいる場所に着くんだけど、乗客も係員も誰もいない。
誰もいないと思ったら女性の係員が着席しており、係員がいることに安心する。搭乗券を見せるとスタンプを押される。中国の空港って、やたらにスタンプを押す。上海で乗り継ぐ乗客は少ないのか、待ち時間もゼロであれば、手続きの間も私以外には乗客は誰も来ず。ただ、たまたまガラガラだったけれど、いつもガラガラではないかもしれないけれど。
乗り継ぎ専用の通路を通って、さらに上の階にエスカレータで上がる。
搭乗券を見るとスタンプが2つ押されている。ここで一般客と合流して手荷物検査場に出る。一般客と合流するので、短い列に並べばいいので、すぐに手荷物検査場も通過できてしまう。上海浦東国際空港の国際線の乗り継ぎは、たまたまなのか、夜間は乗り継ぎ客が少ないのか、10分もかからずに通過できてしまう。心配していた上海浦東国際空港での乗り継ぎもあっさりと通過。乗り継ぎ時間がこの程度であれば、CA920便が1時間程度遅れても0:15発パリ行きのCA833便には十分に乗り継げるだろう。あまりCA920便の遅延にナーバスにならなくてもいいのかもしれない。
手荷物検査を終えて、出発フロアに出る。帰りに普洱茶を買って帰ろうかなぁ。でも、空港で購入すると高いかなぁ?
中国国際航空CA833便パリ行きは定刻通り0:15発、D87番ゲートからの出発。大きな空港だけあってゲートまで480メートルもある。
出発まで時間があるので、プライオリティパスで利用できる空港ラウンジで時間を潰すことにする。77号貴賓室“No.77 VIP Lounge”は、「ほんまもんの」中国東方航空のビジネスクラスラウンジ。
カウンターでシャワー室をお願いすると、空いていたみたいですぐに鍵を渡される。深夜便に乗る前にシャワーを浴びてさっぱりできるのはいい。「ほんまもんの」中国東方航空のラウンジは、なかなか快適。タオルもきちんと置かれている。
ドライヤー、そして歯ブラシなどのアメニティもちゃんとしている。
「ほんまもんの」中国東方航空のラウンジのトイレは、ウォシュレットが入っている。もしも、このトイレを見て「かなりひどいようですよ」と感じるようであれば、よほど「中国」というだけで見下した「偏見」を持ちすぎだろう。
もしも、このウォシュレットを「かなりひどい」と感じたのなら、中国の会社なのか、どこの国の会社かはわからないけれど「TOTO」という会社を批判すべきだろう。あっ、こういう直接的ではない書き方をすると「お邪魔します」さんから、「TOTOは日本の会社ですよ、ご存知ないんですか?」というコメントを入れられるかもしれない。
シャワーを浴びた後は、食事コーナーへ行ってみる。暖かい食事が充実している。
また機内食を食べるようかもしれないけれど、地上で食べた料理の方が絶対に美味しいので、つい味見をしてみたくなってしまう。
上海浦東国際空港はきれいな空港だし、「ほんまもんの」中国東方航空のビジネスクラスラウンジもなかなか快適。
「ほんまもんの中国東方航空はかなりひどいようですよ。まあご存じとは思いますが。」
かなりひどい?私にはなかなか中国東方航空のラウンジは快適でしたよ。
上海空港のアプリで今日の中国国際航空CA920の出発時間と到着時間を確認すると、成田空港の出発は3分遅れの19:33。これは実際に離陸した時間と思われ、成田空港のアプリでは19:13発となっており、ゲートが閉まったのは定刻よりも17分も早い。そして、上海浦東国際空港への到着時間は定刻22:10に対して21:19と、なんと51分も早着している。まさかの「准点率」37%の中国国際航空CA920便、定刻出発というヒットを打つどころか、今日は17分の早発、そして51分早着というホームラン!
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