ムール貝を食べにベルギーひとり旅 3日目(8)ブリュセル最後の夜は、やっぱりシェ・レオンのムール貝のワイン蒸し!
ヌーヴ通りからグラン・プラスの方向に歩き始める。モネ広場に面するショッピングセンターなどに立ち寄りながら、気になるものや面白いものがないかと探す。
ベルギー資本のスーパーマーケットのデレーズ“Delhaize”の小さなお店がある。すでにカルフールでおみやげになりそうなものを買ってしまったけれど、デレーズの方がベルギーらしかったかなぁ?
寄り道している間に周囲が暗くなってきた。「ギャルリー・ロワイヤル・サン・チュベール」“Galerie Royales St.Hubert”に入る。
ブリュッセル最後の夕食は何を食べようかなぁ?とイロ・サクレ地区でレストラン探し。
ベルギーで最後の晩餐に食べるとしたら、やっぱりムール貝のワイン蒸しかなぁ?今回のベルギー旅行だって、ムール貝のワイン蒸しを食べにベルギーに来たようなものだから。
定番すぎるかもしれないけれど、13年ぶりにシェ・レオン“Chez Léon”に入ってみることにする。
さすがにガイドブックに載っている有名店だけあって、シェ・レオンは日本人だらけ。それに、地球の歩き方を読むとイロ・サクレ地区のレストランでは、ぼったくりに注意と書かれているので、どうしてもガイドブックに掲載されている有名店に入るしかない。
ビールは無難な“Duvel”を注文。ベルギービールは種類が多すぎて、奥が深すぎる。それぞれに特徴があっておもしろい。
注文したのはムール貝のワイン蒸し。やっぱり、このバケツのような大鍋に盛られたムール貝に最初にベルギーに来た時にその量と美味しさに魅了されて、再びベルギーを訪れている気がする。
やっぱりベルギーが好き。ムール貝は美味しいし、ベルギービールも美味しい。中世の雰囲気を感じるブルージュの町。風景も美しくて食べ物も美味しい。
シェ・レオン“Chez Léon”のムール貝のワイン蒸し、スープがけっこう塩気が強くてしょっぱい。こんなだったっけなぁ。パンを浸して食べるにはいいかもしれないけれど。大きな鍋いっぱいに入っているムール貝だけど、美味しいのでビールを飲みながらどんどん食べれてしまう。
もちろん一人で完食。美味しかったなぁ。また時間が経てば、このムール貝の美味しさが再び私をベルギーに導いていくのだろう。その時は一人旅ではなく、このムール貝の美味しさを共感できる人と一緒だといいけれど。
短い5日間の休暇でいくベルギー旅行もそろそろ終盤に差し掛かっている。ブリュッセルで過ごす夜も今日が最後。明日にはカタール航空の飛行機に乗ってドーハに向かう。
最後にもう一度ブリュッセルの観光名所を歩いてみることにする。
もう一つの目的は、Canon Powershot G9Xで夜景をどの程度撮影できるのか試してみる。
デジタル一眼レフカメラの方が表現力は高いのだろうけれど、私が旅行用のカメラに求めることは軽量コンパクトで、オートフォーカスが速いこと。私が求める旅行用カメラとしては満足いく性能。もう少しレンズの倍率が高いといいけれど、それはG7Xを買えばいいということだろう。
触れると幸運が訪れるという「セルクラースの像」にもう一度触れてみる。再び、ブリュッセルを訪れることができますように。その時には、できれば一人旅ではなく…。
ブリュッセルは大都市のわりに夜が早いのか、3月という時期が閑散期にあたるのか、夜になると人通りも少ない。
世界三大がっかり名所の「小便小僧」に会いに来てみるけど、やっぱり小さい。
今日は服を着ていないので、一昨日見た小便小僧は特別バージョンだったのかもしれないなぁ。
そろそろホテルに戻ることにする。グラン・プラスからブリュッセル中央駅の方向に出る石畳の道に小さな発見をする。
帆立貝の形をしたマークがブリュッセルにも埋められているんだ。フランスを旅行していると聖ヤコブの道“Chemins de St-Jacques”の巡礼路にあたる都市を訪れることもあるけれど、スペインのサンティアゴ・デ・コンポテステーラへ続く巡礼路はブリュッセルまで伸びているのかなぁ。
明日にはブリュッセルを出発し、カタール航空でドーハに向かう。どうしても、ブリュッセルの思い出を積み込みたくて、“Gaufre de Bruxelles”の前で足が止まってしまう。本場のベルギーワッフルを食べる機会もしばらくない。
休暇5日間の弾丸旅行だったけど、ベルギー旅行は楽しかったなぁ。私が14年間ずっと「ヨーロッパでどこがお勧めですか?」と聞かれたときに、ずっと「ブルージュ」と答えていたことが間違っていなかったことも確認できた。
この帆立貝の印をたどっていけば、フランスを経由してサンティアゴ・デ・コンポテステーラまで行けるのかなぁ。なかなか私は長い休みが取れないけれど、いつか巡礼の道を一部分でいいから歩いてみたいなぁ。
ヨーロッパらしさをコンパクトに味わうのであれば、ベルギーはお勧めの国。ベルギーをまだ知らないのであれば、バケツのような鍋に入ったムール貝を食べるだけでも訪れた方が絶対にいい。
新聞社“Le Soir”までくれば、ホテルはすぐそば。私は基本的に一人で夜遊びはしないので早めにホテルに戻ってしまう。
ホテル・モーテル・ワン・ブリュッセル“Hotel Motel One Brussels”に戻る。明日2016年3月9日は、15:15発ブリュッセル発ドーハ行きカタール航空QR194便でベルギーを発つ。お昼ぐらいまでは時間があるけれど、おみやげもほぼ揃ってしまったし、午前中でどこに行こうかなぁ。この時は「カタール航空の悲劇」に翌日遭遇することになることはまだ知らない。
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ラコスケ様
はじめまして。
突然のコメント失礼いたします。トリップノート編集部と申します。
ブログを拝見し、コメントを残させていただいております。
過去に遡って記事を拝見させていただいたのですが、ヨーロッパ特にフランスがお好きなんですね!フランスといえばパリとしか思い浮かばなくても、ラコスケ様の記事を見てフランスは奥深いな、もっと行ってみたいなと思う人も多いと思います。写真もとてもきれいですね。個人的にはカルヴィの港町の写真が懐かしい感じがして好きです。
私共の運営する、オンラインの旅行マガジン&ガイドブック[tripnote]では、現在、旅行に関する記事を書いてくださる《トラベルライター》を募集しておりまして、特に旅行についての情報発信を積極的になさっている方へお声がけさせていただいております。
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報酬としましては、1記事につき固定報酬500円+従量報酬(有効なアクセス数に応じて)をお支払いいたします。
少しでも《トラベルライター》に興味を持っていただけるようであれば、以下の募集ページより、お気軽にご応募いただければ幸いです。
■トラベルライター募集ページ
https://tripnote.jp/minna
投稿: トリップノート編集部 | 2016年9月13日 (火) 12時01分
500円の報酬の記事を書くために、著作権を無視した写真の盗用などが行われていることを考えると悲しくなりますね。
投稿: ラコスケ | 2016年10月30日 (日) 22時04分