冬のマルタ・ヴァレッタ一人旅3日目(2)静寂の町イムディーナでまさかの同郷「車」と再会!?
聖パウロ聖堂のすぐ横にある高級な雰囲気の“PALAZZO DE PIRO”の中にカフェがあるみたいなので入ってみることにする。
席はどこでもよいというので、階段を上ってテラス席に向かうけど、午前中からのんびりお茶を飲んでいる人はいないみたいで貸し切りのテラス。
さすが丘の上にあるイムディーナは要塞都市ということもあって、ここからはマルタ島を一望できる。音は風の音だけで周囲には誰もいないので、まさに「静寂の町」イムディーナを味わう。
こんな絶景を私一人で貸し切りに。「地球の歩き方」には掲載されていないカフェだけど、イムディーナでおすすめのカフェ。
マルタ島に来てから「マルタ大包囲戦」のことを知り、城塞都市や要塞を敵の侵入を防ぐ視点で考えてしまう。イムディーナは周囲に隠れる場所もない平野が広がっており、要塞としては最高の場所かもしれないなぁ。
遠くに見えるのはヴァレッタとその周辺の市街地。ここからヴァレッタまでも見通せる。だけど敵が攻めてくる雰囲気はなく、イムディーナの周辺は畑が広がるのどかな風景。
落ち着いた町でのんびりしていると心も落ち着いてくる。私の旅程はいつも弾丸旅行だけど、現地ではあまり予定を詰め込まずにのんびりするのが好き。仕事や普段の生活から離れて、旅行に出てまで時間には縛られたくないもの。すぐ隣にある聖パウロ聖堂を見上げる。さすがにそろそろ再び町を歩き始めようかな。
“PALAZZO DE PIRO”には様々な席があり、個室になっているこの場所で2人きりで絶景を見るのもいいかもしれないなぁ。
もう近くまで行かなくとも、このダイハツ、ハイジェットは日本の中古車ということがわかる。
定期点検は平成23年9月で切れている。車検は平成24年9月で切れているので、その時にマルタに渡ってきたのかなぁ?
堡塁広場“Bastion Squqre”には観光用の馬車が走る。
城壁に突き出た見晴台にはベンチが並び、風景を見渡せるようになっている。
イムディーナは丘の上に建つ堅牢な城塞都市。高い城壁が敵の侵入を防ぐ。私は、外敵からの侵入を防ぐ城塞で囲まれたヨーロッパの城塞都市が好きなのかもしれないなぁ。
静寂の町イムディーナの街歩きは、蜂蜜色のマルタストーンの建物の間の路地を歩くのが楽しい。
さらに細い路地に入ってみると、人通りも少ない「静寂の町」イムディーナ。光の当たり方によってはマルタストーンの壁が明るく輝いている。
「静寂の町」をのんびり歩いていると、心がゆったりとしてくる。私にとって旅行に出る目的って、美しい風景を見て、普段仕事をしていると余裕がなくて気がつかない風景の美しさを感じて、心がゆったりすることだと思う。
ガイドブックに載っていないような教会に入ってみる。そして、教会の椅子に座り、静寂を味わうと心が澄んでくる気がする。
そして、クーポラを見上げる。イムディーナの教会はここでもクーポラに美しい絵が描かれている。
小さな広場にトヨタ・ヴィッツが駐車している。もうさすがにしつこいと思うんだけど、つい日本の道路を走っていただろう日本車を見ると、同じ故郷出身者に再会したような気になってしまう。
車検の表示もあり、定期点検証を見ると平成24年9月が期限になっており、クルマのリアガラスを見なくても間違いなく日本出身の中古車であることには間違いない
この燃費基準と低排出ガス車のステッカーは何年経っても剥がれないほど強力過ぎる。このステッカーを貼るのは義務なのかなぁ?マルタでも「低排出ガス車」として価値があるのかなぁ?
このクルマの出身地は所沢!とうとう同郷のクルマに巡り会う。厳密に言えば、狭山警察署のクルマに巡り会うことができれば、本当の同郷「車」なんだけど、私は埼玉県立所沢高校の出身なので、所沢という文字がなんだかうれしい。このクルマは所沢市内を走っていたのかなぁ。航空公園に行ったり、狭山湖や西武プリンスドームの周囲を走ったりしていたのかなぁ。所沢の旧市街地がタワーマンションだらけになってしまったのは知っているのかなぁ?このクルマは所沢のダイエーがイオンの看板に変わってしまったことはつい最近のことだから知らないんだろうなぁ。
マルタに行って、自分と同郷のクルマ探しをするのもおもしろいかもしれない。ぜひ、このブログを見てマルタに旅に出ようと考えている人がいたら、自分と同郷のクルマ探しをしてみてほしい。なんて、こんなことが楽しいと感じているのは私だけだろうけど・・・。
城塞都市イムディーナは小さな町なので団体パッケージツアーだったら滞在時間は1時間も必要ないけれど、のんびり歩いてこそ「静寂の町」を感じることができる気がする。
私が勝手にマルタの特徴であると信じている「出窓」はイムディーナではあまり見かけない。
おみやげ屋さんをのぞいてみたり、イムディーナはのんびりできる「静寂の町」を味わうのがいい。
メインゲートのすぐ脇には「見張り台」が建てられている。見張り台と言うからには、上れるのかと思ったんだけど、入口が見つからない。1階は観光案内所になっている。
イムディーナの街歩きを終えて、メインゲートから外に出るとちょうど馬車とすれ違う。隣接するラバトの町に行ってみることにする。
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