初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 4日目(5)イスタンブール、エジプシャンバザールへ。
ジュース屋さんでザクロジュースを飲んで、シルケジ駅方面へ向かう。
シルケジ駅の手前にはバクラワなどのトルコ菓子の専門店がある。アテネでもバクラワの専門店はあったけど、イスタンブールのお菓子屋さんのほうが規模が大きいかもしれないなぁ。
ロクムだって、山盛りで売られている。トルコのほうがギリシャよりもお菓子屋さんとして、専門店としてきちんとなり立っている気がする。
オリエント急行の終着駅だったシルケジ駅。アンカラ通り沿いの駅舎は素朴な駅舎で、オリエント急行の終着駅である雰囲気はない感じ。実は、「トルコ大爆勝」でもバスの中からこの駅舎を説明されていただけだったので、ここがシルケジ駅の駅舎と思い込んでいた。だけど、アンカラ通り沿いではない場所にきちんと歴史を感じるようなシルケジ駅の旧駅舎はあったみたいだけど、私は事前に綿密に調査をしていかないので残念ながら見逃している・・・。また、地下にはマルマライと呼ばれるボスポラス海峡を横断する地下鉄道の駅が設けられている。今回は時間があまりないけれど、時間があればマルマライに乗ってヨーロッパとアジアを横断するのもおもしろかったかもしれないなぁ。
JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」では、自分の足でガラタ橋を渡っていないので、ガラタ橋を自分の足で渡ってみたくて、ガラタ橋の方向に向かって歩くとイェニ・ジャミーが見えてくる。イェニ・ジャミーに近づいてくると、徐々に人々で賑わってくる。
イェニ・ジャニーの手前にある人々で賑わう路地に入ってみることにする。路地に面するファーストフード店のドネルケバブが美味しそう。観光地で食べるよりも現地の人で賑わうチェーン店のほうが美味しいのかもしれないなぁ。
「トルコ大爆勝」の時には、すぐ近くのレストランで昼食をとったにも関わらず、訪れていないエジプシャンバザールへ。たしかガラタ橋を見下ろせる位置のレストランだったのに、すぐそばにあるエジプシャンバザールを訪れないのが、団体パッケージツアーの不思議。訪れてしまうと、立ち寄ったおみやげ店が割高だということがわかってしまうからかなぁ?雰囲気としては、私はグランバザールよりもエジプシャンバザールが好きかもしれない。グランバザールよりも雑多な感じで、いかにもイスラム教文化の市場の雰囲気がいい。
積まれているのは石けん。色とりどりの石けんは見ているだけでも楽しい。
スパイス屋さん。このお店ではないけれど、「じろう」という日本語を話すトルコ人のお店でいろいろとスパイスのことを日本語で教えてくれる。「じろう」さんは、本物のイラン産のサフランのすばらしさを教えてくれたり、おみやげ用の安いスパイスはよくないなど、品質のいいものを紹介してくれる。しかし、品質の良いものはお値段もそれなりに高くて、なにも買わなくて「じろう」さんには申し訳なかったんだけど・・・。
このお菓子はどんな味がするんだろう?見たことがない食べ物の味を想像するのが楽しい。
バクラワも沢山の種類が並べられている。ものすごく甘いんだけど、実はバクラワってけっこう好き。
デーツの中に詰め物がしてあるお菓子。お菓子だけを見てもトルコは食文化として洗礼されている気がする。トルコ文化をきちんと感じるには、トランジットで立ち寄るのではなく、ディスティネーションとしてトルコ旅行をするべきだろうなぁ。
エジプシャンバザール、私にとってはものすごく楽しい。トルコ大爆勝で訪れていないので、ここへ来てよかった。間違いなく、私はグランバザールよりも食料品が多く並ぶエジプシャンバザールのほうが好き。観光客目当てのお店も多いけど、一般市民向けの生活感を感じるお店も多くて、市場好きの私にとっては最高に楽しい場所。
市場巡りが楽しいのは、その土地での生活を垣間見える気がするから。市場で売られている物を見て、その土地で生活している人がなにを食べて、どのように調理されるのか、生活を想像するのが好き。
陶器のデザインもおもしろい。エジプシャンバザール、時間があったら半日くらいみていたいくらい楽しいけれど、今回はトランジットの短い間での散策なので、バザール巡りは再びイスタンブールを訪れたときに楽しむことにする。きっと、その時は一緒に共感できる人と一緒に。
大きな道路を横断するための地下道を通り、ガラタ橋へ。地下道を通り抜けたあたりから、ガラタ橋の名物の鯖サンドをつくるお店が並ぶ。イスタンブールにいるのに、鯖を焼くにおいが漂い、なんだか日本の定食屋さんにいる気分。
ガラタ橋は2段構造になっていて、1階部分はレストランになっているところがおもしろい。そして、橋の2階部分には釣り竿が並んでいる。釣りをするには1階部分のほうが海に近いけど、1階部分からの釣りは禁止されているのかなぁ?これだけ釣り人がいるということは釣れるということなのかなぁ?
サバサンドのレストランがあるガラタ橋のたもとには、日曜日ということもあってなのか、ものすごく賑わっている。
レストランをのぞいてみると、鯖が大量に焼かれている。においは鯖を焼いているにおいそのもの。
半身まるごとなので、けっこう大きい。焼いた鯖をパンで挟んだ「サバサンド」も食べてみたかったけど、焼いているにおいが鯖なので、なんとなく味が想像の範囲を超えないような気がして、今回はやめておくことにする。
歩いているうちに、イスタンブールの夕暮れ。今回の旅行では、アテネでもサントリーニ島でも、夕暮れの風景をぼーっと眺めることが多い。そして、ぼーっと夕暮れの風景を眺めているのがなかなか心地よい。普通に生活していると、夕暮れを眺められることってあまりないもの。
こんなに釣り人がいるのだから、絶対に魚が釣れるに違いないと思って、誰かが魚を釣り上げないか観察してみるけどなかなか釣れない。
残念ながら魚を釣り上げる瞬間に立ち会うことはできず、このままここにずっといても仕方がないので、新市街であるイスティクラル通りを目指して先に進むことにする。
JTB旅物語の団体パッケージツアー「トルコ大爆勝」では、テュネルと呼ばれるケーブルカーでイスティクラル通りまで登ったけど、今回は徒歩で坂を登ることにする。イスタンブールの街の風景は、カラキョイ地区の特徴なのかもしれないけど、ヨーロッパの町の風景。
坂の途中に「トルコ大爆勝」では訪れていないガラタ塔と呼ばれる塔があり、ここからイスタンブールの町を眺めてみたいと思っていた。
ガラタ塔は青色にライトアップされており、幻想的な光景。ガラタ塔に登ってみるつもりだったのだけど、日曜日ということもあって、美しいイスタンブールの夜景を見たいと思うのは私だけではなく誰もが思うことらしく、入場待ちの列ができている。入場待ちの列が長いので、残念ながら、次回、一人旅ではなくイスタンブールを訪れたときに登ることにして、ガラタ塔は見学せずにとっておくことにする。だって、並んでいるのはカップルばっかりで、きっと、一緒に共感できる人がいてこその絶景だと思うから・・・。
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コメント
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ラコスケさんこんばんは。
イスタンブールの市場、楽しいですね。
謎のお菓子がいっぱいある!
トルコ料理は(日本で)何度か食べたことがありますが、お菓子は全然知りません。
私も、海外の一人旅では市場とスーパーは必ず行きます。
普通の食料品を眺めるのが楽しいです。
投稿: イブ | 2016年3月31日 (木) 22時53分
イブさん、こんばんは。
ブログのタイトル通り、私はまだ知らないものをみると、好奇心が止まりません。イスタンブールを自由に歩いてみて感じたことは、料理やお菓子などの種類が豊富で、トルコ文化が洗礼されていることを感じることです。イスタンブール、自由に歩いてみて楽しい町でおすすめしたいディスティネーションなのですが、情勢というのは読めないものですね。昨年11月には平和に市民マラソンが開かれていてのんびりした平和な雰囲気だったのですが・・・。
投稿: ラコスケ | 2016年4月 2日 (土) 00時02分