初めてのギリシャ、アテネ・サントリーニ島ひとり旅 3日目(5)アテネで最後の夕ごはん。
なんとかブリュッセルから帰国。ベルギー旅行記の前に、まずはギリシャ旅行記をまとめてしまうことにする。
遅めのお昼ごはんとして絶品ギロピタを食べて、さらにパンドロスウ通りを歩く。ギロピタ、安くて美味しかったなぁ。滞在がもう少し長ければもう1回食べてみたいなぁ。パンドロスウ通り、狭い路地なのにお店が並んでおり、土曜日ということもあって人通りが多い。ヨーロッパにいるのに、アラブ文化圏のスークにいるような雰囲気。こういうごちゃっとした雰囲気って、実は好き。
サンダル屋さんやおみやげ店が並んでいる通りを歩くのが楽しい。
ふと、ジュース屋さんのオレンジジュースが2ユーロの看板に目がとまる。その場で絞るフレッシュオレンジジュースが2ユーロは安いかも。
2ユーロに惹かれてオレンジジュースを注文してしまったけど、ザクロジュースにすればよかったかなぁ。懐かしいなぁ。JTB旅物語の「トルコ大爆勝」で、途中のドライブインで生搾りザクロジュースをよく売っていたっけ。
2ユーロのフレッシュオレンジジュース、美味しいし、2ユーロとは思えないほどの量で大満足。
広場に面してメトロのモナスティラキ駅がある。メトロの駅からどんどんと人が出てくる。
モナスティラキ広場からさらに通りが伸びている。この先の通りも賑やかな雰囲気。ギリシャは財政危機状態にあるとニュースで聞くけど、アテネの町を歩く人々を見る限りでは土曜日の午後ということもあってか活気がある感じ。
モナスティラキ広場は、公園のようなシンタグマ広場と違って、人々が集まる賑やかな広場。
その広場の中心には教会が建っている。現代の人々で賑わう広場なのに、ぽつんと古代からの教会が普通にあるって不思議な感じ。
ハドリアヌスの図書館の奥にはアクロポリスが見える。風景は古代遺跡なのに、現代の人々が行き交っているミスマッチがおもしろい。町に古代と現代が入り交じるアテネは歩いていて楽しい。
タベルナの並ぶ通りに入ってみる。土曜日の夕方に近い時間だけど、タベルナは賑わっている。
アテネの賑やかな雰囲気って好きだなぁ。観光名所を巡るのも楽しいけど、アテネの本当の楽しさって街歩きなんじゃないかなぁ?この通りのお店は、ギロピタのお店ばっかり。「ギロピタ通り」と言わんばかりに、どのレストランからも美味しそうなにおいがする。
エルムー通りのカプニカレア教会まで戻ってきてしまった。今回の旅行は、観光名所を巡るのはもうあきらめて、アテネの街歩きを楽しむことにする。観光名所は、またアテネを訪れたときにすればいい。もしかしたら、その時は一人旅ではなく、アテネの楽しさを共感できる人と一緒に歩けるかもしれないし。
もう、明日の朝にはアテネを発たなければならないので、ショッピングタイム。おみやげ店が並ぶアドリアノウ通りを目指す。町の中に街路樹のある雰囲気が、キプロスのニコシア(レフコシア)でも好きだったんだけど、アテネでも好き。
おみやげを買って帰る相手がいるわけじゃないし、なにか買いわけじゃないけど、お店をのぞきながら歩く。おみやげ店を見て歩くと、買うつもりじゃないのに、たまにおもしろいなぁと興味を持ってしまって買ってしまうことがある。おみやげって欲しいと思った時が買い時で、次に同じようなものを見つけようとしても見つからない時がある。
そろそろ歩き疲れたので、いったんホテルに戻ろうかなぁ。ミトロポレオス大聖堂を見つければ、すぐにシンタグマ広場へ行ける。
今日のパンホテルの部屋は、一昨日泊まったときよりも小さな部屋で、通りに面していない部屋だけど、建物の隙間からパルテノン神殿が見えることに気がつく。
毎日のように夕日を見て来たけど、今日は夕日を見逃す。夕日の代わりに三日月を見る。
「地球の歩き方ギリシャ2012」に掲載されているキダシネオン通りにあるレストランに行ってみることにする。
キダシネオン通りはガイドブックに紹介されているとおり、レストラン街になっており、歩いていると客引きから声がかかる。
ガイドブックに載っている「ビザンティノ」に入ってみることにする。
ビニールシートに覆われた外の席に座る。夕食の時間には時間が早いのでレストランは空いている。混んでいると一人客では入りづらいので、私はまだ開店直後の空いている時間に夕ごはんに出かけることが多い。
ギリシャって、生ビールはないのかなぁ?ずっと瓶ビールを飲んでいる気がする。
たぶん、キプロスで覚えたんだと思うけど、フェタチーズの載ったグリークサラダがやっぱり好き。
トマト味のソースの中に、海老とチーズを入れて焼いた料理。殻つきの海老が食べづらいけど、海老の甘みが感じられて美味しい。今回の旅行中、ギリシャ料理は、すべての料理が美味しかった気がする。キダシネオン通りは観光客向けなのかなぁ?おまけのデザートが出てこない。
職場へのおみやげはほぼスーパーマーケットで調達しているんだけど、どうもギリシャらしいものが今ひとつ見つけられず、おみやげ屋さんでお菓子を購入。
トルコのおみやげ屋さんでどこでも置いてあるナザール・ボンジュウ。イスラム教やキリスト教などの宗教には関係ないものなんだろうなぁ。
今日の夕ごはんはデザートを食べなかったので、アイスクリーム屋さんに目がとまる。
最後にアクロポリスに建つパルテノン神殿を眺める。今回の旅行で私がアテネを歩いた範囲はものすごく狭いんだけど、古代と現代が混じり合っているアテネの町はおもしろかったなぁ。こんなにアテネの街歩きが楽しいと思わなかった。旅程を組む時に、せっかくターキッシュエアラインズを使用しているんだから、夜22:05発のTK1844便を手配すればよかったなぁ。そうすれば、もう1日アテネを楽しめたのに。でも、少し足りないくらいでちょうど良かったのかもしれない。ギリシャにまた来たいという気持ちになるし、それに次に来るときは一人旅じゃないかもしれないから・・・。連れと一緒に感動を倍に感じられたらきっともっとすてきな旅になるだろう。
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コメント
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ラコスケさんこんばんは。
アテネの町歩きも楽しそうですね。古代が身近にある生活って素敵です。人生観変わりそう。
ギリシャ料理は好きでこちらで何度か食べたことがありますが、現地の味はまた違うのでしょうね。食べてみたいなぁ。
私もヨーロッパは一人旅が多いのですが、なんだか勇気が出なくて賑わうレストランに入れません。
投稿: イブ | 2016年3月15日 (火) 18時30分
イブさん、こんばんは。
ギリシャは料理も凝ったものはないのですが、美味しく、もっと滞在したかったです。料理方法はその土地の風土に合っているので、ギリシャで食べたほうが絶対に美味しい。
ヨーロッパのレストランは、たいていお店の外にメニューが貼ってあります。ツーリストメニュー(ムニュ)や、前菜の料金とメインの料金を見て、価格を知ることができます。あとは、えいっと入ってしまうだけ。「一人で、予約なしなんですけど、いいですか?」と入ってみると、ほとんどは、どうぞって案内されます。ヨーロッパの食事の時間は遅いので、開店直後に行けばまず入れます。一度、入ってしまうと、おひとり様でも意外と大丈夫なものです。
投稿: ラコスケ | 2016年3月16日 (水) 23時21分