ニューカレドニア・ヌメア一人旅3日目(3)月曜日のヌメアでお昼ごはん。
トントンジュール“Tonton Jules”に並べられているフランス伝統菓子をみて、やっぱり、ここはフランスなんだと実感し、うれしくなってしまう。そろそろお昼ごはんの時間なのでレストラン探しを始めることにする。ココティエ広場で「地球の歩き方」を見てレストランを探す。だけど、ニューカレドニアはやっぱりフランス。フランス本国のガストロノミーやちょっといいレストランと同様に、日曜日と月曜日はお休みのところが多い。
月曜日の昼でも開いているレストランをガイドブックで探してみることにする。ココティエ広場の周囲には小規模なショッピングセンターがいくつかある。コンパクトなんだか、メガなんだかよくわからないコンパクト・メガストアって・・・。
フランスらしくはないけど、平屋建てのおみやげ屋さんも南国っぽい風情があって好きかも。私は、アラブ文化とヨーロッパ文化が混じり合うディスティネーションも好きだし、文化が混じり合う場所って大好き。
私は基本的に、訪れた町ではおもしろいなぁと感じる場所や、独特の雰囲気の場所をなるべく探そうとする。私の基本的な視点は、訪れた町の魅力をポジティブにどれだけ感じられるか。そして、伝えられるか。あなたの町の宣伝部長、「出没!アド街ック天国」ばりに、このブログで町の魅力を伝えて、「ちょっと行ってみたいかも」という気持ちを引き出せなかったら、それは町の魅力のなさではなく、私の表現力のなさで、私の負けだと思っている。
今回の旅行の前に、ヌメアの街は写真を撮るほどのことでもなく、フランスではないと表現している、ものすごくネガティブな先行研究を見つけて、どれだけヌメアって魅力がない街なんだろうと思っていたら、ヌメアの街歩きが楽しくてびっくり。私がヌメアで見つける風景は、フランスを感じるものが沢山あるし、建物だって独特の雰囲気を持っているものも沢山ある。旅行者によってヌメアの町の感じ方が違うのがおもしろいなぁ。
私は人間を評価するときだって、ダメなところよりもポジティブにその人のいいところを見つけて評価するようにしている。訪れた町だって、残念なところよりも、いいところを見つけるように歩くから、きっと私の評点はかなり甘めなのかもしれないなぁ。
「地球の歩き方」に掲載されているレストラン「ラ・ショミエール」“La Chaumière”に到着。月曜日の昼でもちゃんと開いている。
「一人客で予約なし」でも、なんの問題もなく席に案内してもらう。全部の席が埋まっていなかったので、ランチは予約なしで問題なさそう。レストラン「ラ・ショミエール」は、単品メインのみが1730フラン。前菜、メイン、デザートのうちの2品なら2730フラン、フルコースで3730フランと物価の高いヌメアにしてはかなりリーズナブルな料金。
アペリティフは頼まずにグラスワインをもらう。今回の旅行で私はレストランではミネラルウォーターを頼まずに、ずっと「カラフ・ドー」(水道水)を飲んでいる。まぁ、カジュアルなレストランにしか行っていないということだけど・・・。
前菜は週替わりのメニューの中から天使の海老と青パパイヤのサラダ。
このサラダがなかなか美味しい、パパイヤの食感もおもしろいし、やっぱり天使の海老は外さない。
メインは週替わりメニューの中から仔牛のブランケット。付け合わせの料理もいい感じ。
仔牛のブランケット、なかなか美味しい。このレストラン、これだけの料理が出て、前菜とメインで2730フランって、ヌメアではリーズナブルな価格で、美味しくてお勧めのレストランかもしれない。
最初はデザートも頼んでフルコースにしようかと思ったんだけど、今日はすでにエクレールとタルト・オ・シトロンと2つもケーキをすでに食べちゃったので、デザートはなしにしてエスプレッソで食後の余韻を楽しむ。なかなか、楽しめるランチだったなぁ。月曜日のヌメア中心部はレストランだって楽しめる!
再び、ヌメア中心部を散策する。ヌメアって、フランス料理を食べるのもいいけど、先ほどのおみやげ物屋さんみたいに平屋建ての軽食のお店があって、滞在が長ければ南国風の軽食屋さんで食事をするのも楽しいかもしれないなぁ。本当はフレンチレストランではなく、庶民的な軽食屋で食事した方がニューカレドニアを知ることになるんだと思う。
歩いていると、ヌメアってブーランジェリー(ベーカリー)が多い気がする。
うーん、やっぱりここはフランス。少しでも生活を感じようとヌメアの町を歩けば、フランスらしさを感じる。
町の建物自体は、ヌメア中心街は近代的な建物が並び、フランスらしさは感じられないかもしれない。それでも、町を歩いていると丘の上に立つサン・ジョセフ大聖堂が見えたりすると風情を感じてしまう。
ガイドブックにも載っているけど、チョコ専門店のショコラ・モラン“Chocolats MORAND”。
ガラス越しにチョコレートが作られている様子を見ることができる。
このお店もチョコレートだけでなく、フランス伝統菓子も並んでおり、楽しくなってしまう。試食にチョコをもらうけど、なかなか美味しい。
“TATI”を見つけると、やっぱり、ここはフランスなんだなぁとうれしくなってしまう。
町を歩いていると、リヨンやマルセイユほどの存在感はないけど、丘の上に立つサン・ジョセフ大聖堂がヌメアの町を見守っている。
ヌメア中心部には小規模なショッピングセンターがいくつかあり、そのうちの1つに入ってみることにする。
ショッピングセンターとは言っても、キーテナントもなく小さなテナントが入る小規模なもの。目的はこのショッピングセンターのなかにあるおみやげ物屋さん。けっきょく、ニューカレドニア特産のものを買おうとしたら、おみやげ物屋さんを頼るしかないことに気がついたから。
ミカ・ショップは、スタッフが日本人なのでお勧めのおみやげなどを紹介してくれるし、価格的にも総じて物価が高いニューカレドニアとして考えれば妥当かなぁ?ニューカレドニアで作られたものや特産物をおみやげにしようと思ったら、スーパーマーケットのカジノ・ジョンストン店に少しだけ置いてあるけど安くはないし、おみやげ物屋さんに行くしかないかも。
今回は「ハネムーンの下見」なので相手のことを思い浮かべながらおみやげを買う相手もいないし、職場用のばらまき土産と自分用のおみやげだけを買えばいいので、主に自分用のおみやげを少しだけ買って、ココティエ広場に戻る。よく考えたら、今回が「ハネムーンの下見」だから特別なわけではなく、毎回「ハネムーンの下見」のような気がするけど・・・。月曜日は観光案内所が開いているので、今さらヌメアの日本語案内をもらう。
もうヌメア中心部で買う物もないし、買い物をしたおみやげをスーツケースにしまいにホテル・ル・サーフに戻ることにする。
旅行者によって町の感じ方は違うんだけど、私の場合は月曜日のヌメア中心部の街歩き、楽しかったなぁ。でも、それはきっと私のおもしろいなぁと思うレベルが低いから。だって、ヌメア中心部でTATIを見つけただけでフランスらしさを感じて、うれしくなってしまうなんて、きっと「フランス通」の人から見たらレベルが低すぎる。
マルシェを過ぎて、急な坂を上がり、バスはアンスバタ地区を目指す。
穏やかな海が見えてきたら、そこはシトロン湾。このバス停を過ぎたら、もうすぐバスを降りる。
ル・サーフに戻って、荷物室のカードキーを借りて、自分用に買ったショコラ・モランなどのおみやげをスーツケースに詰め直す。空港に向かうバスに乗る集合時間は20 :50。まだ、ニューカレドニア・ヌメアの旅は終わらない。
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