南イタリア・マテーラ・アルベロベッロ一人旅4日目（2）バーリでアドリア海との再会。

バーリ旧市街にあるサン・ニコラ教会はガイドブックによるとプーリア・ロマネスク様式の教会で1105年に完成した教会らしい。

正面玄関には動物のレリーフがある。

ガイドブックによると「河馬」とのこと。柱を二頭のカバが支えているところがおもしろい。

まだ日曜日のミサは始まっていないみたいで、静かな教会。

天井を見上げると立派な天井画が描かれている。

バーリの守護聖人であるサン・ニコラの遺骨が納められているのだという。サン・ニコラとはサンタクロースのこと。サンタクロースの遺骨が納められていると考えるとそれなりに権威がある教会なんだろうなぁ。

再び旧市街を歩く。

バーリはマテーラ、アルベロベッロ観光の拠点としての認識しかしていなかったけど、バーリ旧市街の路地歩きの楽しさにすっかり魅了されている。

もしもマテーラ、アルベロベッロ観光にバーリに立ち寄るならば、この旧市街の風景を見ないで通り過ぎるのはもったいない。

昨日のメニューがないオステリアといい、バーリはもう何日か滞在してもいいくらい。バーリ、事前の情報が少ないこともあって、期待以上に楽しんでいる。

旧市街は城壁に囲まれており、城壁に上がる。

アドリア海が見えてきた。昨年2014年7月に訪れたドゥブロブニクで見て以来のアドリア海。城壁の出口を探して、アドリア海に近づいてみる。

静かなアドリア海。

海岸沿いに人だかりができているところがあるけどなんだろう？

人だかりをのぞいてみると、小さなイカが売られている。

ここで加工して売っているみたい。

イカが売られている海岸沿いのベンチで少しだけ休憩。2月半ばだけど、日差しが温かい。

ベンチに座り、海を見てぼーっとしながら考える。小さいイカはどのように料理されるのかなぁ？

海岸は岩場になっており、魚が釣れそうな雰囲気。

日曜日の海岸沿いはジョギングをしている人もいたり、のどかな雰囲気。

港には大きなフェリーが停泊している。このフェリーはどこに向かうのだろう？私がもっと休暇が長く取れれば、船の旅もおもしろいだろうなぁ。

再び、バーリ旧市街を歩く。ルパン三世愛用の旧型フィアット500もバーリ旧市街で見るとかわいらしい。

バーリは古い町とあって、さりげなく遺跡がある。いつの時代の遺跡だろう？

看板もなにもない路地にある小さなお店。

魚屋さんみたいだけど何が売られているんだろう？

ホタテ貝のような2枚貝とマテ貝が売られている。以前、南フランスのニームのレストランでマテ貝を食べたっけ。イタリア料理の馬刀貝も美味しいだろうなぁ。

バーリ旧市街の町歩き、すっかりのんびりした気分になっている。

路地ある小さな果物屋さん。柑橘類が美味しそう。歩くのが楽しい路地に、ふとお店があったり、バーリ旧市街の町歩きは魅力的すぎる。

路地にあるパティスリーをのぞいてみたり。

そして、歩き疲れたらバールに寄ればいい。サン・ニコラ教会そばにカフェテリアを見つけて休憩をとることにする。

私は夏の暑い時期でない限り、あまりペットボトルの水を持ち歩かない。だって、歩き疲れたり、のどが渇いたらカフェに寄ればいい。立ち飲みしかないような小さなカフェテリアだけど、エスプレッソを飲みながら休憩する。つい、食べるつもりはなかったのに「クロワッサン食べる？」と誘われると“Si”と答えてしまう。まぁ、10時のおやつだと思えばいいか。