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2015年5月17日 (日)

南イタリア・マテーラ・アルベロベッロ一人旅3日目(7)バーリ旧市街で夕ごはん。

Bari1501
いよいよバーリに到着。南イタリアのバーリは、先行研究の中には治安が悪いと書かれていることもあるので、しばらくは警戒して周囲を気にしながら歩くことにする。初めての町を訪れたときは、どんな町なんだろう?というワクワクするような好奇心を持つ反面、いつでも少しだけ緊張する。

Bari1502
立ち止まって、バーリ駅を振り返る。警戒心が高いときには、私は一定の速度で歩かずに歩く速度に強弱をつけたり、急に反対方向に歩いてみたりして、周囲の状況を観察する。2月のバーリは、午後5時半を回るとすでに太陽は沈んでいる。いつもは駅前ホテルが多いのに、今回はホテルを駅から離れた旧市街のそばにとってしまったので、歩いてホテルまで行くことにする。

Bari1503
駅から旧市街までは賑やかな通りで、通りの両側にはお店が並んでいる。思ったよりもバーリは大きな町で、人通りも多いのでそんなに警戒しなくても良い気がしてくる。だけど、前方に若い男女の集団がある。年齢が若いグループは「やんちゃ」なこともあるので少し警戒してみるけど、土曜日の夜にこのあたりでは大きな町であるバーリに普通に遊びに来ているグループだったみたい。少なくとも、バーリ駅から旧市街に行く通りは、ショッピング街で人通りもあるし、夕方の時間は治安が悪い感じはない。

Bari1504
カリメロの風船を持った子どもに、謎の「ゆるキャラ」が近づいている。うーん、やっぱり普通のショッピング街のメイン通りの雰囲気。だんだんと警戒心が薄らいでくる。

Bari1505
お菓子屋さんをのぞいてみると、ハートの風船がたくさんある。イタリアでも、バレンタインデーにお菓子を送る習慣があるのかなぁ?贈られる相手もいなければ、贈る相手もいない私にとって、バレンタインデーに一人でいることが寂しく感じてしまうので、ここは警戒心を最大限に発揮して、お店には入らないでおく。

Bari1506
旧市街に近づいてくると人通りは少なくなってくるけど、適度に人通りがあるので不安を感じることはないかなぁ。深夜でもない限りは、人通りのある時間帯だったらバーリ駅から旧市街の入口までは歩いて移動しても大丈夫そうな感じ。

Bari1507
旧市街の手前にあるヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りを通り、バーリ県庁舎の前を通ってホテルを目指す。

Bari1508
旧市街のすぐそばにあるパレスホテル・バーリに到着。

パレスホテル バーリ
Palace Hotel Bari
http://www.palacehotelbari.com

Bari1509
私は、いつもは大きな荷物のことを考えて鉄道駅のそばに宿を取ることが多いんだけど、今回は駅から徒歩10分くらいかかる場所のホテルにしてみた。だって、スーツケースはミラノに置いてきてしまったので、デイパック1つでの旅行はとても身軽なんだもの。

Bari1510
大型ホテルで部屋も広い。一人で泊まるのがもったいないくらい。

Bari1511
ガラス張りのクロゼットに明日の着替えをセッティングする。ホテルの部屋はクロゼットやたんすに着替えをセットしてしまい、自分の部屋のように使うのが好き。

Bari1512
ちゃんとバスタブつき。

Bari1513
しばらく部屋でのんびりした後は、夕ごはんを食べに旧市街に出かけてみることにする。

Bari1514
旧市街は迷路のような細い路地で、人通りが少ない路地があるので、女性だったら心細いかもしれないなぁ。だけど、カテドラルに行くまでの道は迷うことはないし、2月でも20時くらいだったらまだ人通りもあるので歩けないことはないか。

Bari1515
ふと、行列ができているフォカッチャ屋さんを発見。写真を撮っていたら、座りながらフォカッチャをほおばっている人から、「なんだ、おまえ、写真を撮るだけで食べないの?ここはうまいぞぉ、食ってけよ!」というニュアンスのイタリア語をジェスチャー交りに話しかけられる。たしかに、お店の前で食べている人のフォカッチャを見ると美味しそう。うーん、夕食はフォカッチャにしちゃおうかなぁ。

Bari1516
「地球の歩き方」に掲載されているレストランでちゃんと食事をしようか、町を歩いていて発見した美味しそうなフォカッチャにしようか本気で悩む。明日2月15日、日曜日の午後にはバーリからミラノに戻らなければならないので、バーリで食べる食事は今日の夕食だけ。どうしようかと考えているうちに旧市街の中心にあるカテドラーレに到着する。

Bari1517
まだ教会が開いていたので、席に座り、静寂を味わう。

Bari1518
イタリアの教会の建築様式って私にはよくわからないんだけど、私にもっと知識があればもっと楽しいんだろうなぁ。

Bari1519
カテドラーレの全体を見るために、少し教会から離れてみると、鐘楼が見える。風景というのは近すぎると全体が見えないけど、一歩下がってみると今まで見えなかった物が見えてくる。仕事をしているときも同様で、目の前のことでいっぱいなときこそ、一歩下がって考えてみる。そうすると、自分が目の前のことで精一杯で、全体像を見ていなかったことに気がつくことがある。

Bari1520
今回の旅行でバーリでの食事は今日の夕食1回のみ。フォカッチャも捨てがたいんだけど、やっぱりレストランでちゃんと食事を取ることにする。フォカッチャ屋さん、明日は日曜日だけど空いていないかなぁ?日曜日はお休みなのかなぁ?レストランの名前は、「オステリア トラヴィ ブーコ」“Osteria Travi Buco”と書いてあるけど、地球の歩き方には「イル・ブーコ」“Il Buco”と掲載されている。

Bari1521
一人客で予約なしでお店に入る私の作戦は開店直後を狙う。いつもの作戦通り、開店時間の20時に行ったら、まだお店は開かないから20分後に来てねと言われて、20時半すぎに無事に入店。だけど、このお店、とても不安なことがある。紙に書かれたメニューがないし、したがって料金もわからない。

このオステリアは「地球の歩き方南イタリアとマルタ2014-2015」に掲載されていなかったら来なかっただろうなぁ。「旧市街の入口に位置する庶民的なお店」で定食が25ユーロ。メニューはなく口頭で料理を説明してくれるという情報がガイドブックに載っていなかったら、メニューもないことに絶対に戸惑う。もう、お店に入ってしまったので、テーブルなどを見ると食堂という感じだし、まぁそんなに高くないだろうと信じて、バーリでの食事を楽しむことにする。

Bari1522
口頭での説明はとても簡単で、「プリモはパスタだけど食べる?メインは肉と魚があるけどどっちがいい?」という感じ。まぁ、もともと私はメニューの細かい内容まではこだわらず、むしろ料理の内容がわからないものを頼むことも多く、どんな料理が運ばれてくるのかを楽しむ方なので支障はない。注文を済ませると、「アンティパストは自分で取ってきてね」と言われる。

Bari1523
イタリアのレストランで、プリモのパスタが大盛りの場合があって、そうなるとメイン料理が食べられないほどお腹がいっぱいになってしまう。なので、本当は山盛りにして食べたい気持ちを我慢して、置かれている前菜を少しずつ取ってくる。

Bari1524
炭酸水とグラスワインを注文する。

Bari1525
もう、今回の旅行ではお馴染みのトマトソースの「オレキエッテ」。今まで「オレキエッテ」というパスタそのものすら知らなかったのに、もちもちとした食感がすっかりお気に入り。今回、プーリア州に来なかったら、一生「オレキエッテ」のことは知らなかったかもなぁ。

Bari1526
メインの魚料理が運ばれてくる。よかった、メイン料理の量もそんなに多くない。雰囲気は庶民的なオステリアだけど、なかなか美味しい。

Bari1527
私が魚喰いである日本人として心がけていることは、特技と言ってもいいかもしれないけれど、魚をきれいに食べること。私が結婚したら、毎回魚を美味しそうに、そしてきれいに食べ切る自信はあるけど、残念ながら私に魚料理を作ってくれる女性と巡り会えていない。

Bari1528
食後にエスプレッソを飲もうかと思ったら、ないのだという。「フルーツでも食べる?」と聞かれ、オレンジを頼むと、お皿にカットされたオレンジが運ばれてくる。このオステリア、ワインも水もすぐに持ってきてくれるし、美味しいものをたくさん食べさせたいという気持ちが伝わってくる。その意味で、このオステリアの雰囲気は私は好きかも。私がお店を出ようとする頃には満席で、予約がないお客さんは断られるくらい賑わっている。

Bari1529
そして問題のお会計の時間。アンティパスト、オレキエッテ、魚のグリル。グラスワイン、炭酸水、デザートにオレンジまで頼んで、おいくらかと言うと、25ユーロ。ガイドブックには定食25ユーロと書かれていたけど、定食を頼むとワインも炭酸水も込み込みの価格なのかなぁ。それだったら、もっとワイン飲んでおけばよかったかなぁ?それとも、20時にわざわざ一番乗りに訪ねてくれたことを覚えていてサービスしてくれたのかなぁ?それにしても25ユーロは安い。

旧市街を出て、大きな通りであるヴィットリオ・エマヌエーレ2世通りをホテルに向かって歩く。

Bari1530
だけど、やっぱり食後にエスプレッソが飲みたくなって、パレスホテル・バーリのそばのカフェに入る。

Bari1531
カフェのカウンターでエスプレッソを注文し、こんな風に内部の写真を撮っていると、一人旅で寂しそうな客に見えたのか、私の写真を撮ってくれる。イタリアって、道を尋ねると一生懸命教えてくれるし、人なつっこさがあって好きかも。

Bari1532
2015年2月14日のバレンタインデーは、最後はバーリのカフェで過ごす。写真を撮ってくれただけだけど、少しだけ一人でいる寂しさを忘れさせてくれた気がする。写真を撮ってくれたカフェの店員にありがとうを伝えて、ホテルに戻る。

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