南イタリア・マテーラ・アルベロベッロ一人旅2日目(1)ミラノ・リナーテ空港からバーリへ。
2015年2月13日金曜日早朝5時。昨日のうちに支払いを済ませて、スーツケースについても2日後の2/15に戻ってくるのでそれまで置いてもらう交渉をしてOKをもらっているので置いていくことにする。今回の作戦は、以前にローマからアマルフィへ1泊旅行に行くときにローマのホテルにスーツケースを預かってもらった時にも実行している。この作戦だと、マテーラ・アルベロベッロへは2泊分の荷物だけ詰め込んだデイパック1つで旅行ができるので、スーツケースの置き場を考えることなく、自由に移動しながら旅行ができる。
ホテル・カノーヴァの朝食を楽しめないのは残念だけど、また2/15にはミラノに戻ってくるので、ホテルの朝食は最終日に楽しむことにする。
ミラノ中央駅前のホテル街にあるホテル・フローラの時計の時刻は早朝5:06。荷物はデイパック1つにしてしまったので、これで身軽に旅行できる。数年前にブルゴーニュ旅行の際にスーツケースを空港で受け取れずに、着替えも洗面用具も一切ないという旅行をしてから、男の一人旅にとっては必要最小限の荷物というのはほとんどない。
5分も歩かずにミラノ中央駅に到着。早朝のミラノ中央駅は閑散としているけど、人通りはまばらにあり、そんなに怖い感じはない。
ミラノ中央駅では、カフェ“Motta”が早朝から開いている。
クロワッサンにクリームを詰めてあるなどイタリアの朝食は甘めのパンが多い。
朝食用に、そんなイタリアっぽい甘めのパンを買って、ミラノ・リナーテ空港で食べることにする。
ミラノ・リナーテ空港行きの始発バスはちゃんとバス停で待機している。私の中に偏見があって、イタリアだけではなくフランスでもバスがスケジュール通りにバス停に停車しているだけで、どことなく安心してしまう。
※ミラノ中央駅からミラノ・リナーテ空港行きのバス時刻表(そのほかの空港もあり)
http://www.autostradale.it
※そのほかATMでもバスを運行している。
http://www.atm.it/it/AltriServizi/Trasporto/Pagine/airbus.aspx
無事にバスに乗り込み、定刻通りにバスは出発する。乗客は5人くらい。料金は運転手に支払い、5ユーロ。
バスは途中のLambrate駅に立ち寄り、ミラノ・リナーテ空港に向かう。Lambrate駅付近では、バスはトラムの後ろを走行中。
30分もかからないうちにミラノ・リナーテ空港“Milano Linate”が見えてきた。1時間もバスに乗らないと着かないマルペンサ空港に比べると、リナーテ空港はまるで東京で言うと羽田空港のように市街地に近い。エールフランス航空がパリからリナーテ空港へ飛んでいるので、ミラノが最終目的地でヨーロッパ内乗り継ぎだったらリナーテ空港のほうが確実に便利かもしれない。
リナーテ空港の中に入る。今回のマテーラ・アルベロベッロ旅行の荷物はデイパック1つなので、預け入れ手荷物もなく、自動チェックイン機で搭乗券を発券するだけ。ebookersで予約した航空券は問題なく発券される。
すぐに手荷物検査に進み、制限区域に入ると、空港の中にもカフェ“Motta”がある。ミラノ中央駅でパンを買わなくてもよかったかも。でも、制限区域内だから空港価格かもしれないけど。
プライオリティパスの便利なところは、ミラノ・リナーテ空港でもラウンジを使えること。ラウンジ“Sala Leonardo”を目指す。
持ち込んだ“Motta”のクリーム入りクロワッサンとアップルパイのようなパンを食べる。小さなクロワッサンはラウンジに置いてあったもの。ラウンジにあるカプチーノとヨーグルトをつければ、立派な朝食。
A06番ゲートから出発するアリタリア航空AZ1637便バーリ行きは定刻通り7:00の出発。
アリタリア航空の機材には「エティハド航空パートナー」の標示がされている。エティハド航空は、自社便を拡大するエミレーツ航空と異なり、潤沢なオイルマネーにより経営が傾いた航空会社を次々と買収して大きくなっている。日本のとある航空会社も出資制限ぎりぎりまで投資してもらって「エティハド航空パートナー」になってしまえば、エアバスA380やA330も引き取ってもらえたかもしれない。
個人モニタつきのエアバスA320は珍しいかも。アリタリア航空もエアバスA320にモニタをつけるのなら、B777のモニタを最新のものにした方がいい。
離陸後、雲海の上をバーリに向けて飛ぶ。これだけの雲が広がっていると、地上の天気は曇りもしくは雨。南部のプーリア州の天気はどうなんだろうなぁ。
雲の間から太陽が出てくる。ヨーロッパの日の出は遅く、朝7時を過ぎてから。
エールフランスだとこの時間はペストリーが出てくるけど、アリタリア航空はクッキーとコーヒーのみ。
飛行機は徐々に高度を下げてきて、町が見えてきた。プーリア州の天気はよく晴れている様子。まもなく、バーリ国際空港に到着する。
アリタリア航空AZ1637便は定刻よりも早くバーリ国際空港に到着する。バーリ国際空港のターミナルビルは新しく近代的な感じ。国内線なので入国審査もなければ、デイパック1つなので預け入れ手荷物もないので、すぐに外に出る。今日はこれからバーリ空港からマテーラに直接向かうバスに乗る。
今回の南イタリア・マテーラ・アルベロベッロ一人旅の旅程のポイントはバーリ空港からマテーラ行きのバスに乗ってしまうこと。早起きしてミラノを発てば、バーリ空港9:15発のマテーラ行きのバスに接続できる。これから乗るバスは、Pugliairbus。赤い看板を発見し、矢印に従ってバス停“Fermata”を目指し、建物の外に出る。
古いガイドブックだとバーリ旧市街に出るにはバスで行くことになっているけど、2015年現在は鉄道が開通しており、バーリ中央駅まで鉄道で行くことができる。
列車は40分間隔なので、そんなに本数が多いとは言えないけど。
ところが外に出てみるけど「バス停」が見つからない・・・。マテーラ行きのバスは9:15発なので十分に時間があるけれど、Pugliairbusのバス停が見つからない。どこにバス停があるんだろう?バーリ市街行きのバスは停車しているんだけど、ここじゃないのかなぁ?
いったん、空港内に戻って観光案内所でバス停の場所を確認するけど方向は合っているみたい。
さんざん探したあげくに、道路を渡ったところに駐車禁止の標識に小さく時刻表が貼られているだけのバス停を発見。これじゃあ、駐車禁止の標識としか思えない。
確認してみると、ここがPugliairbusのバス停。事前にインターネットで調べたとおり、9:15発マテーラ行きのバスがある。マテーラ行きは1日5便ほど運行されている。そのほかに1日2便と便数は少ないけどターラント行きもある。
Pugliairbus
http://pugliairbus.aeroportidipuglia.it
※バーリ空港からの空港バスの時刻表“ORARI”
http://pugliairbus.aeroportidipuglia.it/Shuttle-Bus-Puglia-Air-Bus.pdf
そして、心配なのはバスが来ない。バスはここが始発だと思うけど、定刻が近づいているのにバスが来ない。私の他にバス停で待っている乗客もいない。本当にバスは来るのかなぁ?
白いバスが近づいてきた。運転手にマテーラ行きかと尋ねると、そうだという。バスが停車すると、いったいどこで待っていたのか、女性1名と男性1名と男女2人組の旅行者が乗り込んでくる。
バスは定刻通り、5人を乗せて9:15にマテーラに向けて出発する。どうも、私はまだイタリアを信用していない。インターネット上では、バスの路線があるのは事前に確認していたんだけど、バス乗り場はどこにあるのか、バスはちゃんと来るのかなどとちょっと心配してしまったけど、ホッとした気持ちでマテーラに向かう。
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