南フランス・プロヴァンス一人旅5・6日目エールフランスでパスティスを(エールフランスAF274便羽田行きの機内食2014)。
2014年11月17日月曜日夕刻。マルセイユ・サン・シャルル駅からの空港シャトルバスは、マルセイユ・プロヴァンス空港に到着。
バスを降りて、Hall4にあるエールフランスのチェックインカウンターに向かう。
エールフランスAF7671便パリ・シャルル・ド・ゴール空港行きのゲートは42番。欠航も遅延もなく、無事に今回のプロヴァンス旅行を終えることができそうだとホッとする。どうしても仕事と仕事の隙間で旅をしている関係で、帰れなくなるのが一番困る。
エールフランスの自動チェックイン機でチェックイン。昨年2013年にモンペリエで自動チェックイン機を使用したときは、荷物のタグも出てきたけど、マルセイユの自動チェックイン機は出力されないみたいなので、カウンターでタグを出してもらい、スーツケースをドロップイン。
マルセイユのホテル・イビスで荷物の重さを事前に量っていたので、スーツケースの重さは22キロ。フランス旅行の際には、エールフランスはわりと超過手荷物には厳しいので、事前に重さを測定できるスケールは欠かせない。フランス旅行以外ではあまり気にしなくても超過することはないんだけど、どうしてもフランス旅行の場合はフランスから持ち帰りたいものが多くなってしまう。
さすがはマルセイユ・プロヴァンス空港。オランピック・ドゥ・マルセイユ“Olympique de Marseille”のブティックが出発ロビーにある。
無事に搭乗を済ませ、座席に座る。夜なので風景は楽しめないけど、私は長距離路線では通路側を選択するけど、短距離路線では窓側を選択する。
機材はエアバスA319。シートは昨年モンペリエから乗った機材と同様に新しいシート。
昨年も帰り道にモンペリエからパリに向かうときにもビールを飲んだような気がしたけど、今回も飲み物はビール。
エールフランスAF7671便は遅れることなくパリ・シャルル・ド・ゴール空港ターミナル2Fに到着。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港発東京羽田行きエールフランスAF274便は、ゲートKからの出発なので、ターミナル2EゲートKへ向かう。
ターミナル2Fからターミナル2EのメインターミナルであるゲートKへは、昨年2013年くらいから新しい連絡通路ができており、手荷物検査を受けることなく乗り継げるので、とても便利になった。
ゲートKへ向かう途中に出国審査を受けることができる。最近、ターミナル2Eの出入国審査はゲートKだけではなく、サテライトのゲートL、ゲートMも含めてすべての出入国審査を処理するために、入国も出国も時間がかかるので、このターミナル2Fから2Eの連絡通路はものすごくありがたい。ターミナル2Fから徒歩5分で2Eのメインターミナルまで行けてしまう。
ターミナル2EゲートKに来て、免税店のお酒コーナーを見ていると、何度も日本人の呼び出しの放送がかかっている。日本航空JL416便成田行きで、たった1名の乗客の搭乗が遅れており、その日本人女性の名前を覚えてしまうほど呼び出しの放送がかけられている。あまりに、何度も何度もターミナル全体に日本語で放送がかかるので、どうせ暇だし、どんな状況なのかJL416便の様子を見に来てみる。
出発予定時刻を過ぎ、ようやく1人の女性が係員の誘導で飛行機に向かってくる。うーん、たった1人のこの人のために、JL416便は遅延か。思っていたよりも年配の女性で、自分が飛行機の出発を遅らせており、すでに機内にいる大勢の人を足止めしていることを理解しているのかなぁ?
15分遅れで、ようやくプッシュバックが始まり、JL416便のボーイングB787はゲートを離れる。日本行きの飛行機を見送るのは不思議な感じ。
エールフランスAF274便東京羽田行きは、定刻通りの出発。どうしても、過去にストライキで帰国便が欠航になったことがあってから、エールフランスに乗るときには「定刻通り」の表示を見ると、なぜかホッとする。
ボーディングが始まり、ボーイングB777-200ERに乗り込む。これで、フランスともお別れ。短い旅程だったけど、今回のフランス旅行も楽しかったなぁ。
帰りのエールフランスAF274便のB777-200ERの機材も、個人モニタの大きい新シートになっている。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港を離陸し、安定飛行に入ると機内食が運ばれてくる。深夜便なので、最初に飲み物のカートが来てから食事が運ばれてくるのではなく、最初から食事のカートが運ばれてくる。右手前の食前酒はシャンパン。
前菜 :パスタサラダ、ミニラタトゥイユ
メイン :鶏肉のシェリービネガー風味、野菜入りマッシュポテト
チーズ :カマンベール
デザート:クレメンタイン、チョコレートタルトレット
実はシャンパンを頼むつもりではなく、パスティスを日本人オテスにお願いしたんだけどカートにないと言うので仕方なしにシャンパンをとりあえずもらう。
ここで大きな問題が発生。今回の旅行記では、パスティスで始まり、パスティスで終わるというストーリーにする予定が、日本人オテスが、パスティスはカートにないので「あとで」持っていきますと言われたきり、戻ってこない・・・。日本からパリに向かう便ではなく、パリで機内食などを搭載しているので積んであると思うだけどなぁ。むしろ、フランス人オテスの方が全体の流れが遅くなるのを気にせずに、ギャレーを見に行ったりしてくれるんだけど・・・。うーん、絶対に忘れられている。かといって、再度要求するようなものでもないし・・・。
食事が終わってから、ようやく日本人オテスが、「お待たせしました」とパスティスも持ってくる。よかった、覚えてくれていたんだ。だけど、フランス人オテスだったら、水割りにする?と聞かれるんだけど、ストレートで持ってくる。
幸い、エールフランスの機内食にはペットボトルのトノンがついてくるので、今回のプロヴァンス旅行で最後の水割りのパスティスを楽しむ。パスティスが水を入れると白濁するのがよくわかる。これで、今回の旅はパスティスに始まり、マルセイユの旧港を見ながらパスティスを飲み、そして日本に向かう飛行機の中で最後にパスティスを飲むという「パスティス」の旅が完結。
そして、エールフランスで楽しむ食後酒はいつものポワール。食後酒を飲んでぐっすり寝てしまう作戦。
シベリアを通過し、いつものようにハバロフスクから右に旋回して日本海に出る。
到着前の朝食は、オムレツ。やっぱり、昔のようにコールドミールでいいから、パンにジャンボン・フロマージュの(ハムとチーズを挟んだ)サンドイッチを作って食べるほうが好きだったなぁ。
今回の6日間の休暇で行く「南フランス・プロヴァンス一人旅」は、たった6日間だったけど、とても充実した旅行だった気がする。旅行記もプロヴァンスの魅力を少しでも伝えようと896枚の写真を使い、全28編の長編になってしまったけど、ガイドブックを読んだだけではわからない南フランス・プロヴァンスの雰囲気を感じてもらえたのだろうか。今回のプロヴァンス地方は、以前に私が旅をしたバスク地方やランドック・ルシヨン地方などと比較すると、フランス旅行の中でもメジャーなディスティネーション。今回はミニバスツアーを組み込み、交通の便の悪い観光地をミニバスに託してしまったけど、フランスの本当の良さって、交通の便が悪い田舎にあるような気がする。ゴルドやルシヨンの美しい風景を自分の目で見て、風を肌で感じることができて、今回の旅行は本当によかった。
エールフランスAF274便羽田行きの飛行機は、徐々に羽田空港に向けて高度を下げる。次回は、フランスでレンタカーを借りて、できればプジョー208を運転して、ゴルドやルシヨンだけではなくリュベロン地方をもっとゆっくりと巡ってみたいなぁ。できれば、その時は、助手席には美しい風景を共感できる人と一緒に。
2014年11月18日火曜日夜、羽田空港に到着。羽田空港からは30分ごとに所沢駅行きのバスが出ているので、自宅に帰るのも簡単。所沢駅行きのバスに乗り、都心の夜景を眺めながら旅の余韻に浸る。(南フランス・プロヴァンス一人旅おしまい)
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