南フランス・プロヴァンス一人旅5日目(1)マルセイユの旧港 “Vieux Port”。
2014年11月17日月曜日、マルセイユ。今回のフランス旅行で最後の朝、いつものようにTF2のテレ・マタンで天気予報を確認する。ちょうど雲がかかってしまうあたりかなぁ?でも、周囲は晴れているので、途中で晴れてくれればいいなぁ。
今日の夜には羽田行きエールフランスAF274便に乗って、帰国しなければならないので、フランスで食べる朝ごはんも今回が最後となる。ホテル・イビスの朝食レストランへと向かう。さすがに大型ホテルとあって、朝食レストランも広い。
私にとってはチェーンホテルのホテル・イビスのクロワッサンやパン・オ・ショコラだけで、十分に美味しいと思うし、十分に幸せ。
レストランに新聞が置いてあったので天気を確認すると、やはり曇り空の予報。今日は最終日なので、天気が悪くても旅程の変更ができないから、雨が降らないだけでも幸運と思うくらいの方がいい。
ホテルの窓からは、駅の風景が見える。本当に「ホテル・イビス・マルセイユ・ガール・サン・シャルル」という名前の通り、ホテルは駅に隣接している。
ホテル・イビス・マルセイユ・ガール・サン・シャルル“Hôtel ibis Marseille Centre Gare Saint Charles”をチェックアウトして、荷物を預け、町歩きがスタート。
ホテルを出ると、すぐにマルセイユ・サン・シャルル駅。マルセイユに来るのは、今回が2回目だけど、マルセイユの町って好きだったりする。なぜ、マルセイユの町が好きなんだろう?私が港町の雰囲気を好きなのかもしれないし、パスティスが好きだからかなぁ?
マルセイユ・サン・シャルル駅は大きな駅で、駅前は広場になっている。
小高い丘の上にノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂“Basilique Notre-Dame de la Garde”が見える。まるで、マルセイユの町を見守るように。たぶん、私がマルセイユを好きな理由はこの聖堂がある風景なのではないかと思う。
そして、マルセイユ・サン・シャルル駅の階段を降りて、マルセイユの町へ向かう。
まずはマルセイユの旧港 “Vieux Port”へ向かうことにする。近道をしようと思って、大通りではなく路地を歩く。時に、この方向性だけを考えた近道作戦は失敗することもあるんだけど・・・。
大きな通りから人通りのある通りをのぞいてみると、あれは間違いなくマルシェ!
港町マルセイユは魚の種類が豊富で楽しい。マルシェは、その土地の名物がわかるから好き。
このマルシェは生活に密着したマルシェで、生鮮食品が中心のマルシェ。
なんの草だろう?と思って見てみると、どうやらミントの葉。チュニスやマラケシュで飲んだミントティが懐かしい。たしかにマルセイユから地中海を渡れば、そこはマグレブ諸国。北アフリカからの移民が多いのかなぁ?
マルセイユは治安がフランスの中では悪いイメージがあるけど、私は観光客が行く範囲であれば、そんなに雰囲気の悪さを感じない。
もともとマルセイユは2度目なので、今日は張り切って観光するつもりがないので、すっかりマルシェで足止め。再び、当初の目的地の旧港を目指して歩き始める。
このカルーセル(メリーゴーランド)がある広場は、どうみてもマルシェ・ド・ノエル。だけど、残念ながらお店が開いていない。マルシェ・ド・ノエルを狙って、12月に入ってからのほうが楽しかったかなぁ?
旧港に到着すると、仮設の観覧車が置かれている。そして、その手前にもマルシェ・ド・ノエルの小屋が並んでいるけど、やっぱり開いていない。
ブースのすぐ裏には漁船が停泊しており、漁師さんがなにやら作業中。
どうやら、漁から帰ってきたおじさんが網から魚を取り外している。
漁師が網で捕ってきて、網から外したばかりの魚がブースに並べられる。このブースは小魚ばっかりだけど、でも新鮮なことは間違いない。
もう少しで晴れそうなんだけどなぁ。マルセイユの町は、旧港からも丘の上に立つノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院が見える。マルセイユのどこにいても聖堂に見守られている風景こそが、私がマルセイユの町を好きな理由なのかもしれないなぁ。
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