南フランス・プロヴァンス一人旅4日目(5)サン・レミ・ド・プロヴァンス“St-Rémy-de-Provence”へ。
ミニバスはルシヨンを出発しカヴァイヨンを抜けてサン・レミ・ド・プロヴァンスへ。
サン・レミ・ド・プロヴァンスは、プラタナスの街路樹で囲まれた小さな町。
市庁舎の前は小さな広場になっている。なかなか、サン・レミ・ド・プロヴァンスの町はこぢんまりとした感じの雰囲気が歩いていて心地よい。
たぶん、この小さな町の楽しさは生活感を感じる路地にあるような気がする。
今回はガイドのエリックの先導なので、サン・レミ・ド・プロヴァンスの町の観光スポットを効率的に案内してくれる。サン・レミ・ド・プロヴァンスはノストラダムスが生まれた町。へぇ、そもそもノストラダムスってフランス人だったことを今回初めて知る。
町の中に「ノストラダムスの泉」がある。私のように1999年よりも前に生まれていれば、「ノストラダムスの大予言」として子ども向きのオカルトの題材として当然知っているけれど、1999年を過ぎてしまった21世紀では、新たにノストラダムスのことを知る子どもも少なくなるんだろうなぁ。
エリックがサン・レミ・ド・プロヴ ァンスを代表するショコラティエに連れて行ってくれるというので全員でショコラティエに向かう。
サン・レミ・ド・プロヴァンスの魅力は、やっぱり町歩き。路地の雰囲気がなかなかいい。
ガイドのお勧めのショコラティエは、プロヴァンスを代表するショコラティエ「ジョエル・デュラン」“Joël Durand”。あれ?ジョエル・デュランって東京にもお店がなかったっけ ?店員さんに聞いてみるけど、東京には出店していないとのこと。
ガイドのエリックが、試食用のチョコレートをもってきてくれて、口に入れるとやっぱり美味しい。そうか、東京にないショコラティエだったら、自分用に買っておこう。
この場所がノストラダムスの生家らしい。サン・レミ・ド・プロヴァンスの観光名所を案内してくれるのはありがたいけど、私にはツアーは移動のみで、現地では自由行動のほうが合っているかもしれないなぁ。
たぶん、サン・レミ・ド・プロヴァンスの旧市街は観光名所を巡るよりも、町歩きをして雰囲気を感じる町。パティスリーで売られているものを見たり、味見したりするほうが楽しそう。
私以外のツアー参加者は女性なので、このプロヴァンスの陶器のお店に吸い込まれていく。
たしかに、色合いがかわいらしいし、重たくないんだったら買って帰りたい。
プロヴァンス柄の水差しなんて、自宅でパスティスを飲むときにいいかもなぁ。お店の外でエリックと男2人で女性たちが出てくるのを待つ。台湾人の女性は、重たいのにお買い上げされた様子。
へぇ、この“Ail”(にんにく)と書かれている小さなお皿、突起のところでにんにくをすり下ろせるようになっている。
サン・レミ・ド・プロヴァンスの町歩きは、雰囲気を感じただけでミニバスは出発。このミニバスツアーは、なにしろ“Provence Best of”なので、たった1日でプロヴァンス中の見所を回ってしまおうという欲張りなツアーなので、小さな町だったら時間も十分だけど、少し大きめの町の場合はちょっと時間が足りないかも。サン・レミ・ド・プロヴァンスはもう一度訪れて、たっぷりと時間を取ってゆっくり歩いた方がいいかもしれない。
というわけで、ゴッホが入院していたことで有名なサン・ポール・ド・モーゾール修道院もミニバスから降りることなく、ここにこんなのもありますよという説明のみ。
ゴッホの絵のモチーフになっているようなオリーブの畑も車窓から眺めるのみ。クルマから見るのではなく、自分の足で歩いてみたいなぁ。
そして、この町に残るローマ時代の遺跡であるグラヌシ遺跡もこのあたりにありますよという説明のみ。やっぱり、サン・レミ・ド・プロヴァンスをきちんと観光しようと思ったら、もう1回訪れて、丸1日かけてじっくりと見た方がいいかもしれないなぁ。どことなく生活感を感じる落ち着いた雰囲気の町だから、私だったらサン・レミ・ド・プロヴァンスで1日つぶせるような気がする。
プロヴァンスの風景はおもしろくて、リュベロン地方では平地が広がっていたけど、サン・レミ・ド・プロヴァンスのあたりは岩山が多い。
1日の中で様々な風景が楽しめる“Provence Best of”ツアー、本当に充実した1日。だけど、ちょっと心配なのは夏だったら問題ないんだけど、11月は日が短く、日没が迫っているということ。まだ、レ・ボー・ド・プロヴァンス“Les Baux-de-Provence”とポン・デュ・ガールと2つの観光地を回りきれるのかなぁ?
この城がある場所がレ・ボー・ド・プロヴァンス。こんな岩山の上に町があるのだという。ミニバスは岩山をのぼり、レ・ボーの村を目指す。
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