南フランス・プロヴァンス一人旅3日目(2)オランジュの古代ローマ劇場。
バスが動き出し、マルセイユ・プロヴァンス空港からエクス・アン・プロヴァンス、アヴィニョンとバスを乗り継いで、南フランス・プロヴァンス地方ぶらり路線バスの旅がスタート。
やっぱり、フランスで見かけるプジョー208は白が圧倒的に多い気がする。
バスは小さな町を経由していくからおもしろい。このバス、終点のオランジュに行く人よりも途中の町で降りる人の方が多いかも。
ロンポワンの中心にはデルタ翼の戦闘機が。近くに空軍基地でもあるのかなぁ?
バスはオランジュに到着。鉄道の駅は市街地から離れている場所が多いけど、バスだと町の中心部に到着することが多い。だけど、困るのは現在自分がいる場所がよくわからない。
だけど、オランジュの場合は巨大な古代劇場がランドマークになっており、古代劇場を目指して歩けばいい。
やっぱり、フランスで見かけるプジョー208は白が多い。白もかっこいいかも。
オランジュの町はそんなに大きな町ではないのに、なぜ2000年前に巨大な古代劇場が建てられたのだろう?
オランジュのローマ時代の古代劇場に到着。外壁は横103メートル。高さ37メートル。カメラの画角に収りきれない巨大な劇場。これが紀元前1世紀末の建築というのだからすごい。
古代劇場で入場券を買うと、マダムに向かい側にある博物館が12時過ぎからお昼休みに入ってしまうので、先に見てきた方がいいよと言われる。入り口でオーディオガイドを貸してくれる。
博物館内では古代の土地の登記簿としての石版が展示されていたり、モザイク画が展示されている。
モザイク画を見ると、以前に訪れたキプロスのパフォスのモザイク画がとても保存状態がよいものだったということがわかる。
芸術・歴史博物館の見学を終えるともう正午を過ぎており、そろそろお昼ごはんの時間。天気予報ではお昼過ぎから天気は回復してくるはずなので、古代劇場に入る前にお昼ごはんを食べて時間調整をすることにする。いつもなら観光をしながらレストランの目星をつけるんだけど、まだオランジュに来たばかりなので町の全体像がわからない。
オランジュの市街地は歩いていてもほんとうに小さな町なのに、これだけ巨大な古代劇場があるということは、2000年前のオランジュはもっと大きな町だったのかなぁ?
古代劇場のすぐ前にあるレストラン“La Rom'Antique”に入ってみることにする。
今回の旅行、星なしだけど、ちょっとミシュランガイド掲載店を狙いすぎかも。このお店、たぶん、夏はお店の前がテラスになっていて、古代劇場を見ながら食事ができるからミシュランに載っているんじゃないかなぁ?
だって、まぁフランス人の食事は遅めだけど、お店はイギリス人観光客2人組しかいないもん。22ユーロの定食と28ユーロの定食があって、28ユーロの定食を注文。
前菜はカネロニというからパスタを想像したら、不思議な感じ。
Cannellonis de saumon fumé au chèvre et fines herbes
スモークサーモンとチーズのカネロニというメニューから、どんなものが出てくると思ったら、チーズがスモークサーモンで巻かれている。なかなかおもしろいじゃない。
メインはラパン(うさぎ)。ずっと魚料理ばかりだったから、肉料理も美味しい。
Râble de lapin au beurre de sauge,Embeurrée de pomme de terre et jus de viande
デザートは、大好きなババ・オ・ラム。だけど、底にはフルーツサラダが敷いてあり、チョコレートアイスが載っており、定番のババ・オ・ラムだけど、新鮮な感じで美味しい。
Baba au rhum et salada d'agrumes,Sorbet cacao
食後にエスプレッソを飲みながら、外を見るけどまだ晴れそうにない。最大限に時間調整したけど、残念ながら天気予報通りには行かないみたい。あきらめて、古代劇場を見学することにする。
古代劇場に入り、階段を上るとその巨大さに圧巻される。劇場の一番高い位置からもカメラに全体が収まらない。9000人以上の観客を収容できたという。2000年もの太古の昔に9000人もの観衆はここでどんな演目を楽しんだのかなぁ。
舞台のそばから観客席を眺める。ローマ時代には、9000人の大観衆がこの舞台を見つめていたんだろうなぁ。歴史的な建物で、当時の様子を想像するのが好き。
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