南フランス・プロヴァンス一人旅2日目(1)エクス・アン・プロヴァンスからバスでアヴィニョンへ。
2014年11月14日金曜日、エクス・アン・プロヴァンス。私のフランスの朝は、まずはテレビをつけてTF2の“Télématin(テレマタン)”を見るところから始まる。どうも、日中は歩き回って疲れているのか、夕食時にワインを飲むからか、夜遊びはしないこともあって、旅行中はたいてい早く寝てしまうので、仕事に行くときと同じくらい早起きだったりする。
久しぶりのウイリアム・レイメルジ“William Leymergie”。ウイリアム、いったい何年司会者をしているだろう?
私がテレマタンを見る理由は、メテオ“Météo”をチェックするため。天気が悪ければ、その日は美術館や博物館などの入場観光を多めにして、晴れていれば外を歩き回る。それに、天気も含めて、旅程は可能な限りフレキシブルに対応できるようにしている。別の言い方をすれば、きっちり決めない。
例えば、今日のホテルはアヴィニョンに予約してあるけど、エクス・アン・プロヴァンスに今日も滞在したいと思ったら夕方に移動すればいいし、もう満足だと思ったら朝移動して先に進めばいい。天気予報を見る限り、今日の天気は残念ながら下り坂で午後には雨に降られるかも・・・。このまま滞在しても、天気が悪ければ昨日以上の風景は望めないし、エクスの町の雰囲気は十分に楽しんだので、今日は朝から移動してしまうことにする。
今日の行動を大まかに決めたら、ホテルの1階にある朝食レストランへ。
ごく普通のコンチネンタル・ブレックファースト。ハムやみかんがあるだけましなほうかな。バケット(フランスパン)にナイフを入れて、ハムとチーズを挟み、サンドイッチにするのが好き。
ホテルを出て、バスターミナル“Gare Routière”へ向かう。といっても、スーツケースをひいていっても徒歩1分だけど。ホテル・ロトンド、シャワーがちょっと特殊だけど、それ以外は便利だったなぁ。空は曇り空。天気予報通り、今日はあまり天気が良くないかもしれない。
駅前やバスターミナルの入口では、最近のフランスでは見慣れた光景だけど、無料新聞が配られている。
バスターミナルの切符売り場で8 :30発アヴィニョン行きのチケットを購入。ちなみに、さすがにアヴィニョン行きのバスの時刻は出発前に調べている。どの時刻のバスに乗るかはあらかじめ決めてはいないけど・・・。
※エクス=アヴィニョンのバス時刻表
LER(Lignes Express Régionales)
http://www.info-ler.fr/fr/lignes-horaires/carte-et-fiches-horaires-n287
8 :30アヴィニョン行き(高速道路経由)。へぇ、ニースやグルノーブルに行くバスもあるんだ。グルノーブルに抜けて、そこからリヨンに抜けるのもおもしろいかもしれないなぁ。グルノーブルはリヨンを拠点にして往復するしか方法はないと思っていたので、ちょっとした発見。このような発見が次の旅につながる。
バスがやってきて、トランクにスーツケースを自分で入れる。大きな荷物はトランクに預かってもらえる。
定刻通りにバスは出発。バスターミナルを出発したときには乗客は3割程度しか乗っていない。
エクス・マルセイユ大学“Université d'Aix-Marseille”前のバス停で乗客が増えて半分くらいの乗車率に。
フランスは町を出ると、ひたすら牧歌的な風景。小さな鳥の大群?
フランスの高速道路の料金所。今回、レンタカーにしようかと迷ったんだけど、一人でレンタカーを運転していたら、迷わずに通過できるのかなぁ。
高速道路を降り、一般道へ。アヴィニョンの市街はもうすぐ。この白いクルマは、もちろんプジョー208。だいぶ見かけるようになった。
アヴィニョンは城壁で囲まれた都市。アヴィニョンの旧市街を囲む城壁が見えてきたら、もうすぐ終点。
アヴィニョンのバスターミナルはビルの1階部分にあり、SNCFのアヴィニョン・サントル駅のすぐそばにある。バスの時刻表をもらって、バスターミナルを出る。ホテル・イビスが陸橋の上のおもしろい場所にある。イビスでもよかったなぁ。
SNCFアヴィニョン・サントル駅までは徒歩数分。時刻は午前10時。天気は曇り空で、エクスよりも雲が厚い感じ。残念ながら天気予報通りかも・・・。
最初にアヴィニョン・サントル駅に立ち寄ったのは、列車の時刻表がほしかったから。アヴィニョンには2泊するので、アヴィニョンを拠点にしてどこかに行こうかを考える。たぶん、出発までにどこへ行くかを決めるべきなんだろうけど、私の旅は大きな移動以外は現地でスケジュールを考える。その大きな移動だってなるべくフレキシブルに対応できるようにしている。アヴィニョンに2泊したあとでマルセイユに1泊する予定だけど、何時にマルセイユに移動するのか時間は決めていない。
いざ、アヴィニョンの町歩きスタート。でも、まずはホテルに向かって、スーツケースを置いてこなくちゃ!
駅前からのビルまっすぐな道を歩いていると、観光案内所“Office de tourisme d’Avignon”を発見。相談したいことがあるので、最初に立ち寄ることにする。
今回のプロヴァンス旅行、リュベロン地方の風景が見たいと思っていて、レンタカーでもいいんだけど1人だとコストパフォーマンスが悪いので、アヴィニョンからのミニバスツアーに参加したいと思っていた。事前に日本から問い合わせていたんだけど、「残念だけど1人では催行されないから、ぎりぎりになってからまた聞いてね」という返答で、事前にエスカレーションツアーに申し込むことができなかった。明日11/15土曜日か、移動日になってしまうけど11/16日曜日にリュベロン地方を巡るツアーが催行されていないか相談してみる。
プロヴァンス・パノラマ社“PROVENCE PANORAMA”の“Provence Best of”という朝9時出発で午後6時半に戻ってくる丸1日のツアーが土日ともに催行される予定で、空きもあるという。このバスツアー、たった1日でポン・デュ・ガール、サン・レミ・ド・プロヴァンス、レ・ボー・ド・プロヴァンス、リュベロンの小さな町(ルシヨン、ゴルド、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ、リル・シュル・ラ・ソルグ)をまわってしまうという、団体パッケージツアー並みにかなりの強行日程のコース。ポン・デュ・ガールも行ったことがないし、気に入ったら町があったらまた来ればいいし、まずはリュベロン地方の全体の雰囲気を感じられればいいかなぁ。
土曜日でも日曜日でもどっちがいい?と観光案内所のマダムに聞かれ、日曜日はマルセイユに移動しなければならないので、土曜日と答えると、「あっ、日曜日のほうが、天気がきっといいわよ、日曜日にしたら?」と言われ、日曜日のツアーに申し込む。
Office de tourisme d’Avignon
http://www.avignon-tourisme.com
プロヴァンス・パノラマ(Provence Panorama)
http://www.provence-panorama.com
レピュブリック通りを進み、アヴィニョンの町の中心にある時計台広場“Place de l’Horloge”に到着。
あー、もう少し時期が遅ければ、マルシェ・ド・ノエル(クリスマス・マーケット)の時期だったのになぁ・・・。うーん、旅行の時期が「マルシェ・ド・ノエル」が開いている時期に微妙に当たらず、フランスでマルシェ・ド・ノエルを体験したことがない。
今回のホテルは2泊するので、アヴィニョンの町の中心の時計台広場に面する「キリヤード・アヴィニヨン・パレ・デ・パプ」を予約。ホテルの周辺はカフェやレストランで賑やかな雰囲気。
さっそくホテルにスーツケースを置いて、身軽になってアヴィニョン観光を開始。
キリヤード・アヴィニヨン・パレ・デ・パプ
Kyriad Avignon - Palais des Papes
http://www.kyriad-avignon-palais-des-papes.fr
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