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2014年12月 6日 (土)

初めての秩父夜祭2014(後編)

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秩父神社の参拝の列に並ぶ。さすがに参拝するのには列ができており、なかなか社殿に近づけない。

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今度来るときには、せっかく武甲山の男神と秩父神社の女神妙見様との逢瀬の日に、一人で来ることがないように神様に祈る。ふと、あまりにも本殿の社殿の彫刻が立派なのに気がつく。思わず見入ってしまうほど、彫刻がすばらしい。あとで調べた情報を掲載すると、秩父神社のウェブサイトから引用すれば「天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されています」とのこと。へぇ、徳川家康の時代に建てられた本殿なんだ。

※秩父神社
http://www.chichibu-jinja.or.jp

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右側面にある「つなぎの龍」には、左甚五郎作という看板が立てられている。左甚五郎って、日光東照宮の「眠り猫」などで有名な左甚五郎?

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日光東照宮の「眠り猫」で有名な左甚五郎の彫刻が秩父神社にあることを恥ずかしながら今日初めて知る。徳川家康が絡んでいるとすれば、日光東照宮と同等の彫刻があるのかなぁ。こうなると本殿の四面の彫刻を見たくなってきた。

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背面に進むと、「北辰の梟(ふくろう)」とう看板がある。フクロウなんてどこにいるんだろう?

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ものすごく小さい彫刻で「北辰の梟」は、体は本殿に向いているのに、頭は反対側の「北辰」を向いて、昼夜を問わずに守っているのだという。

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最後に本堂左側に進むと、「お元気三猿」と呼ばれる彫刻が。先ほどの秩父神社のウェブの説明を見るととても興味深い。

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徳川家康が寄進した秩父神社の本殿だけど、同じ徳川家由縁の日光東照宮の三猿が「見ざる・言わざる・聞かざる」なのに対して、この秩父神社の三猿は、「よく見て・よく聞いて・よく話す」という「お元気三猿」なのだそうだ。「お元気三猿」のことなんて知らなかった。なんだか、埼玉県人なのに今まで秩父に来ても素通りしていて秩父神社のことも知らずに人生を過ごしてきたことが恥ずかしくなってきた。

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秩父神社を出ると秩父鉄道秩父駅に出る。秩父駅前の広場は露店が建ち並んでいる。

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ホットワインが気になるけど、シナモンなどを入れている様子はなく、ただの熱燗にしたワインみたいだけど、美味しいのかなぁ?フランス風のヴァンショーなら飲むんだけど・・・。

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日が沈むと寒くなってきて、ガソリンを入れないとやっぱり寒すぎる。今度は、「秩父錦」の熱燗。秩父の酒は熱燗にしても切れがあってうまい。

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秩父駅前通りにて屋台を見物することにする。交差点で山車が直角に曲がるのを見るのがおもしろい。屋台が前に傾き、その間に向きを変えるのがよく見える。

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まずは「本町屋台」がやってきた。屋台って、夜の姿の方がより力強く見える気がする。やっぱり秩父夜祭りは平日のせいか、人でごった返しているわけではなく、普通に最前列で屋台を見ることができる。

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「秩父駅入口」の信号は屋台がぶつからないように直角に曲がるようになっている。パンフレットを見ると、もっとすごいことが書かれていて、クライマックスの「御旅所」に登る団子坂の手前に秩父鉄道の踏切があるんだけど、秩父夜祭の時には屋台が引っかからないように電車の架線が取り外せるようになっているという。もちろん、電車は運休。

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さらに交差点のそばのポジションに移動する。屋台が見られる場所に簡単に立つことができるので、秩父夜祭を間近に見ることができる。同じ埼玉県の川越祭よりも、より近くで迫力ある屋台を見ることができる気がする。

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次にやってきたのが「上町屋台」。屋台の装飾がそれぞれ異なるし、おもしろいのは曲がるときの曳き手の陣形が町によって微妙に異なる。

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続けて「中町屋台」がやってきた。曳き手は、けっこう若い女の子が多い。都市の中心部は高齢化が進むことが多いけど、秩父は若い人で活気があふれているのかなぁ。それか、どこかの学校から助っ人として動員されているのかなぁ。

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方向転換を見るのがおもしろい。交差点で徐々に向きを変える。

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向きを変えたら、再び、曳かれる。

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屋台に近い場所で引っ張る男衆は体全体で屋台を引っ張っており、迫力がある。近くで見る屋台の曳き廻しは迫力があっておもしろい。それに平日の夜に行われるためか、秩父駅前は動けないほどの混雑ではなく、簡単に道路沿いのポジションが確保できる。きっと、何度も来ている人なら、もっと迫力があるポジションを知っているのかもしれないなぁ。

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秩父駅前通りを通過する屋台もこれで終わりのようなので、花火を見るために国道140号線を目指して移動する。

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秩父の露店は「上州焼きまんじゅう」の屋台を多く見る気がするのは気のせい?

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お好み焼きの屋台を見て、規則的に並ぶお好み焼きがなんとなく芸術的に感じてしまう。

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大鍋で煮られている町内会の出店のモツ煮もおいしそう。

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歩いているとイベントがあちらこちらで開催されており、猿回しのイベントをのぞいてみたり。

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だいぶ西武秩父駅の近くまで歩き、団子坂そばの町内会の出店の上州焼きまんじゅうが美味しそう。

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今日は飯能で味噌付けまんじゅうを食べたのに、秩父で上州焼きまんじゅうを食べる。あんの入っていないまんじゅうだけど、甘辛い味噌が香ばしくて美味しい。秩父は、上州焼きまんじゅうの屋台が多いけど、群馬県からつながる焼きまんじゅう文化の地なのかなぁ?

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7時半をまわると花火の打ち上げが始まる。秩父の澄みきった空に輝く花火の光、花火の音はなかなか美しい。冬の花火もいいじゃない。

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三脚も持っていないので手持ちでの撮影には限界があり、もっと大きくてきれいな花火も上げられていたんだけど、花火撮影をするには三脚がないと難しい。花火コンテストの作品が打ち上がると、見たことのないような大きな花火でかなり感動的。だけど、隣に肩を寄せ合う連れがいないとやっぱり寒い・・・。

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一人で見る花火は寒くなってしまったので、早くも20時半には西武秩父駅に向かい各駅停車飯能行きに乗って家路につくことにする。飯能まで座れないほど混んでいるかと覚悟していたら、全員が着席できるくらいで空いていてちょっと拍子抜け。賑わっているんだけど、身動きが取れないほど人があふれてごった返しているわけではなく、わりと自由にお祭りの全体が見られるし、秩父夜祭は初めてでも楽しめるお祭りかも。花火を22時まで見ずに途中で切り上げれば、電車も混んでいないし、また来てもいいかも。

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西武秩父線はクロスシートになっている。窓際の席に座り、ほとんどクルマが走っていない国道299号線を見ながら飯能へと向かう。渋滞している様子はないので、クルマでも大丈夫だったかもしれないなぁ。車窓を見ながら考える。地元であっても「まだ知らない」場所はたくさんあって、先入観や偏見を捨てて町を感じようとしたときには、新鮮な新しい発見が見つかる。行ったことにある人にとっては、「そんなことも知らなかったの?」というような内容になってしまったけど、秩父神社の彫刻がすばらしいものだと今まで知らなかったことが恥ずかしいくらいの私にとっての発見があり、今回の秩父への小旅行はおもしろかった。

「まだ知らないどこか」は遠くヨーロッパにあるとは限らない。新鮮な気持ちで町を歩いたとき、自分の住んでいる町だって「まだ知らないどこか」になる。案外、自分の住んでいる町や近隣の町って、知っているつもりでちゃんと自分の足で歩いたことがない。海外旅行に行けなくても、「まだ知らないどこか」を探す旅に出てみてほしい。きっと、今まで通り過ぎていた場所に、見逃していた新たな発見があるはずだ。(秩父夜祭編おしまい)

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