ラッフルズホテルに泊まるシンガポール一人旅 2日目(2)予定外のゲイランセライニューマーケット。
MRTに乗り、カトンに行くには地図を見ながら1つ前のパヤ・レバ駅“Paya lebar”で降りた方が近いのか、ユーノス駅“Eunos”のほうが近いのか悩みながら、ユーノス駅“Eunos”で降りる。プラットホームからアパートを見ると、洗濯物が垂直に干されているのがおもしろい。
バスターミナルがあるので、カトンに行くバスが出ているか立ち寄って見るけど、よくわからない。
仕方がないので、方向だけを確かめてざっと2キロくらいありそうだけど、カトンを目指して歩いてみることにする。最初から2キロくらいなら歩いてみようと思っていた。なにもない住宅街を歩き始める。
目的地までの道のりにこそ、なにか新しい発見があるかもしれない。だから、私の旅はできる限り歩くようにしている。だけど、9月のシンガポールは暑くて、素直にタクシーに乗れば良かったとさっそく後悔し始める。おや?あの建物の感じはもしかして・・・。
ガイドブックにも載っていない巨大な市場を発見。この市場の名前は、帰国後に調べると「ゲイランセライニューマーケット“Geylang Serai New Market”」というマレー系の市場。アラブストリートからタクシーに乗っていたら、ここにはたどり着けなかったかもしれない。
やっぱり歩いてみてこそ「まだ知らない」発見がある。しかも、この市場はかなり大きい。もう、市場を発見しただけで、ワクワクした気持ちになってくる。
どんな魚が売られているんだろう?アジのような魚なのかなぁ。右の魚は、カツオのようだけど胸びれがちょっと違う感じ。なんていう名前の魚なんだろう?
一粒3ドルのポメロ。ベトナム。ホーチミンシティの市場で買った気がするけど、ポメロって、けっこう好き。だけど、今買ってしまうと持ち歩くのが大変なのでやめておく。
そして、反対側には、かなりローカルな雰囲気のホーカー(フードコート)。
並んでいるお店は美味しいのかなぁ。お昼ごはんにするにはちょっと時間が早い。
ユーノス駅からだいぶ歩いてのどが渇いたところに、ジュース屋さんを発見。
うーん、一番右はパイナップルだけど、そのほかのものはよくわからない。私の悪いクセなんだけど、知らないものやわからないものに興味を持ってしまい、左から2番目の“Selasih”という赤いジュースを頼んでみる。
思ったよりも甘くもなければ、色のわりには印象的な味もないけど、なにかの種のような、つぶつぶがおもしろい。冷たいジュースを飲んで生き返る。
途中で見つけた中国風のお寺。道は間違えていないんだけど、予想以上にカトンは遠い。
カトンに来たのはこのショップハウスが並ぶ風景が見たかったから。クーン・セン・ロードにはプラナカンが暮らしていたというパステル調の色合いが美しいショップハウスが並んでいる。色合いがものすごくかわいらしい。
ショップハウスの門にはシーサーが。シンガポールはマルチカルチャーで、様々な文化のコミュニティがあるけど、それぞれの文化とは異なり、独特な「プラナカン文化」にちょっと興味を持ち始める。
さらにカトンの中心部を目指して歩くけど、やっぱりカトンに歩いて行くのは遠くて、何度もタクシーで行けば良かったと後悔する。だけど、歩いたからこそ、ガイドブックに載っていない市場を見つけたわけだし、歩いてこそ見つけられる風景がある。
ようやくカトンに到着し、ガイドブックに載っているお店の「ルマー・ビビ」へ。
「プラナカン」の色合いにすでに魅了されてしまっているので、なにをみても色合いがかわいらしい。
実は、すっかり「プラナカン」に魅了されてしまい、70ドルもするペアのコーヒーカップを購入。最初は1つだけ買うつもりだったけど、いつか、この色合いがかわいらしいコーヒーカップをペアで使う日が来ることを祈って・・・。
トイレを借りようと思って、カトン・ショッピング・センターに入ると、女性が並んで座っているオフィスが並んでいて、ちょっと驚く。
このカトン・ショッピング・センターは、ショッピングセンターと言うよりもオフィスビルになっている。家政婦派遣所“Maid Agency”が並んでいて、ミャンマー人を売りにしている看板などがある。並んで座っている女性は、シンガポール以外の東南アジア諸国から仕事を求めてシンガポールに来ているのだろう。
オフィスの中にはどこのオフィスも5人くらいの女性が座っている。オフィスによっては、いくつなんだろう?と思われる若い女子もいる。生活のためにシンガポールに出てきているんだろうなぁ。仕事を求めている人がいる。そして、シンガポールには労働力の需要がある。自由なビジネスとしては自然なことかもしれない。
現在、日本では労働の割に給与が安い介護職に就こうと希望する若い世代がいないために、近い将来、制度はあっても働く人がいないためにサービス供給が不足する可能性が高い。サービスメニューはあってもサービスが使えないことになる。近い将来、日本にも介護労働、家事労働に従事する外国人労働者を斡旋するエージェンシーが必要になってくるかもしれない。
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