ラッフルズホテルに泊まるシンガポール一人旅 1日目(5)ラッフルズホテルでの夜は、ロング・バーでシンガポール・スリング。
しばらくソファで東野圭吾の「マスカレード・ホテル」を夢中で読み続け、せっかくラッフルズホテルに来ているのに、まるで自分の家のようにくつろぐ。旅行しているのに、こんなにくつろいでしまっていいのか?と思いつつ、夕ごはんの時間になったので、夕ごはんを食べにいくことにする。ホテル内で食事をしようとメニューを見ると、やっぱりそれなりのお値段。今日は、お昼ごはんのチリクラブにだいぶお金をかけてしまったし、軽いものが食べたいかも。
ホテル内を探検していると、ふとハッピーアワー“Happy Hour”の看板がふと目につき、足を止める。まだ明るいし、ラッフルズホテル内のバーにもかかわらず10ドルもしないし、食事の前にビールでも飲もうかなぁ。ラッフルズホテルの敷地内にある「ハリア」“Halia”というバーにふらっと立ち寄ってみることにする。
ラッフルズホテル内のバー“Halia”で、ビールを飲む。部屋でくつろいで、ふらっと手ぶらで中庭に出て夕方にビールを飲む。ラッフルズホテルのホテルライフは心地よくて仕方がない。
目の前でシンガポール・スリングがつくられていくのを眺めているのがおもしろい。のんびりとした気分で一人でビールをちびちび飲んでいると、周囲が暗くなっていく。
夕ごはんを食べる場所を探しに、ホテルの外に出てみる。ラッフルズホテルのすぐ裏手に、「正瑞記」というチキンライスのお店を発見。チキンライスかぁ、それでもいいな。今回のシンガポール旅行のテーマは、シンガポール名物をできる限り食べて見ること。前回のシンガポール旅行でも食べているけど、初日の夕食はホテルのレストランではなく、チキンライスにしてみる。雰囲気は、ごく普通の食堂という感じ。
メニューを見て、1人用の7.8ドルのセットメニューを注文する。
若い女性が飲み物を勧めてくるので、タイガーの缶ビールを頼む。実は、会計の時に初めて気がつくことになるんだけど、食事と飲み物は別会計。
本日の夕食はチキンライス。これで、今日はバクテー、チリクラブ、チキンライスとシンガポール名物と呼ばれる料理を3つクリア。黒いどろっとした調味料はなんだろう?でも、これにチキンをつけて食べるのが美味しい。
チキンライスのスタンダードがわからないから、どこのお店が普通で、どこのお店が美味しいのかがわからないし、そもそもそんなに繊細な味覚を持っていないので、ラッフルズホテル裏のチキンライスはなかなか美味しい。
ラッフルズホテルに泊まっていると、自分の家の中のようなもの。地下鉄やタクシーに乗らずに、手ぶらで歩き回り、エレベータに乗ればすぐに自分の部屋に戻れてしまう。せっかく、ラッフルズホテルに来たんだから、シンガポール・スリングが飲みたい気分。中庭にあるバーもいいかもしれない。
ロング・バーは、ラッフルズホテルのロビーの静かな雰囲気とは違って、賑やかな雰囲気。
テーブルの上に載せられているのはロング・バー名物の殻付きピーナッツ。
前回来た時は、昼間だったので気がつかなかったけど、床はピーナッツの殻だらけ!ロング・バーでは、ピーナッツの殻を床に捨てるのがルールらしい。
今回のシンガポール旅行、そもそも、「与えられた」ディスティネーションで、ばりばり観光するつもりはないし、せっかくラッフルズホテルに泊まるんだから、いつもは味わえないホテルライフを楽しんでしまおうという気持ちでいるんだけど、こんなにリラックスしている旅行は今までにないかも。
会計はホテルにつけておいて、ロング・バーを出て中庭を歩く。ラッフルズホテルのホスピタリティが高いのか、自分の家以上にのんびり、リラックスしている気がする。
ホテルショップのそばにある宿泊者しか操作できないエレベータに乗り、2階に上がる。
ロング・バーの賑やかな雰囲気と違って、宿泊者のみしか入れないホテルに入ると静かな雰囲気。
自宅の部屋よりも何倍も広くて快適なラッフルズホテルの自分の部屋に入る。うーん、本当にこの部屋を一人で使うというのはもったいない。一緒に行ってくれる人がいたら無料で連れて来られたのに、一緒に行く人が誰もいない自分というのもなさけない。こんなにのんびりと幸せな気分に浸れるのに、幸せを一緒に共感できる人がほしい。
部屋でなにをするかと言えば、ソファに寝そべって推理小説の続きを読む。本当に、そんなことは日本でもできるのに、なんて贅沢な時間なんだろう。だけど、その時間が最高に心地よかったりする。
私が海外旅行でバスタブがある部屋に泊まったときには、必ず行うことがある。それは、バスジェルをバスタブに投入して、映画に出てくるような、泡だらけの浴槽にしてしまうこと。
ラッフルズホテルのホスピタリティのすごいところは、ドアを閉めないと気がつかないんだけど、お風呂に入るためにドアを閉めると、そこにガウンがつるされていること。次の行動が先読みされている。キングサイズの広すぎるベッドを一人で使って、心地よく眠りにつく。
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