長引いているフランス国鉄SNCFのストライキ
フランス時間の本日2014年6月17日(水)に審議される予定の鉄道部門の改革法案に反対するフランス国鉄SNCFのストライキが、当初は6/10~12までの予定だったが、本日6/17まで長引いている様子。TGVも間引かれており、北部や大西洋方面は60%、南東方面とプロバンス方面は40%、東方面は2/3の運航となっている。ストライキといえども、まったく運転されていないわけではないけど、当然、間引かれているわけで混雑は激しくなる。
ということで、今回は私がいつもストライキをはじめとする現地情報をどのように確認しているかを紹介する。
(1) 事前に情報を把握する
事前にストライキを把握するのは、私の場合は以下の情報を参照するようにしている。しかし、ストライキに関しては直前に詳細が発表されることも多く、旅程を決めてから情報を得ても回避できないことが多い。
●GTAの現地最新情報
http://www.gta.co.jp/tabid/81/Default.aspx
●OTOA海外ツアーオペレート協会
http://www.otoa.com
●JTBアムステルダム支店新着情報
http://www.jtb-europe.com/branch/netherlands/up-to-date-information/
この3つのサイトは情報のソースは同じ気がするけど、フランス国鉄SNCFのストライキ以外にも、例えば2014年6月10日の情報で、現在ローマの「トレビの泉」は工事中で泉に水がない状態であるとか、美術館のストライキ情報やイベントの情報などが掲載されており、とても便利。
(2)フランス語の情報を得る。
フランス語でストライキを表す単語は“grève”。現地で新聞やテレビでこの単語を聞いたり、見たらしたら、ストライキが発生するか、すでに発生している。
●Le Monde
http://www.lemonde.fr
フランス語がわからなくても、Le Mondeで“grève”という単語を見かけたらストライキのこと。
●La cgt(la Confédération Générale du Travail)
http://www.cgt.fr
いっそのこと、労働組合のウェブで予告されているストライキを確認するのも方法かも。
(3)SNCF、RATPのウェブサイトで確認する。
ストライキが発生してしまったら、あとは対処するしかないので、運行情報を確認する。SNCFおよびRATPのサイトで情報収集する。実はこれらのサイトは、スマホ用のアプリがあったりするので、ホテルのWIFIに接続すれば無料で運行情報をホテルの部屋で得ることができる。
SNCF DIRECT
http://www.infolignes.com
Transilien
http://www.transilien.com
しかし、実際に自分がストライキにあたると大変な思いをすることになるけれど、町の中でデモを見ることができたり、その時でないと感じられないフランスがある。フランスは何でもおしゃれで素敵な国じゃないということをぜひ感じてほしい。政治に対して市民が行動するフランスと、選挙にすらいかない日本。どちらが市民にとって健全な国なのかを考える余地はある気がする。
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