弾丸フランス・アルザス一人旅4日目(2)パリ・ビュット・ショーモン公園から凱旋門へ。
以前にBS日テレ「パリで遭いましょう」という番組を見ていたときには、このビュット・ショーモン公園にあるカフェを中心に紹介されていたので、カフェを探していると、太極拳をしているグループがある。ベルヴィルにも近いので中国人が多いのかと言えば、アジア系ではない顔立ちの人が多い。
「パリで遭いましょう」という番組で紹介されていたカフェを見つけたけど、静かな雰囲気。
残念、さすがに冬季は閉店しているみたい。ここでお茶しようと思っていたのに・・・。
丘の上から見下ろすと、鉄道の廃線跡のような風景。へぇ、こんなところにプティト・サンチュール“Ligne de Petite Ceinture”が公園を縦断しているんだ。パリ市内にひっそりと廃線跡があるのもおもしろい風景。
ビュット・ショーモン公園の滝の水はどこから来ているんだろう?わき水なのかなぁ?
小高い岩山の上に、サクレ・クール聖堂を眺めた巫女の神殿“Temple de la Sibylle”が見える。
吊り橋の下をくぐる。やっぱり、ここがパリの風景には思えない。
もう一つ、カフェのような建物を発見。ここはレストランみたいで、お昼にならないと開かないみたい。
この黄色い花はなんだろう?実がなっていれば、なんの実だろう?と観察してみる。花を見つければ、1月に咲いているこの花はなんだろう?と観察してみる。私の旅は、立ち止まってばっかり。ビュット・ショーモン公園、岩山があったり、小さな川が流れていたり、パリ市内にあるのにまるでパリではないような風景で楽しかった。大都市パリに来ているのに、のどかで心がほっとするような風景。季節の良い時期だったら、もっと緑豊かで楽しいだろうなぁ。
ビュット・ショーモン駅“Buttes-Chaumont”で、今度はエレベータでホームに降りる。基本的にエレベータが設置されているメトロの駅は、それなりの理由があり、エレベータに乗った方がいい。メトロ7号線bisに乗る。
プラス・デ・フェット駅“Place des Fêtes”で、滅多に乗らないメトロ11号線に乗り換える。
メトロの車内の無機質な感じが好き。梶井基次郎の「檸檬」のように、無機質な空間にぽつんと異質の存在である、異邦人である自分が座っている感覚が好き。
メトロ11号線は今日のスタート地点のレピュブリック駅を過ぎて、オテル・ド・ヴィル駅“Hôtel de Ville”でホームドアもある近代的なメトロ1号線に乗り換える。「お客様にご連絡いたします。スリに狙われないように手持ちのバッグは必ず閉め、貴重品の管理には十分にお気をつけください」というアナウンスが日本語で流れている。
シャルルドゴールエトワール駅の次のアルジャンティヌ駅“Argentine”でメトロを降りる。
光の中に、街路樹越しに凱旋門が見える。初めてパリに来た時に、初めての町歩きで最初に目指したのがこの凱旋門。シャンゼリゼ通りをワクワクしながら歩いて、大きな凱旋門を見上げたっけ。そして、凱旋門の展望台に上り、階段をひたすら上り、パリの風景を見渡した。そこで、サクレ・クール聖堂を見つけて、まだメトロの路線図が頭の中に入っていないので、ガイドブックを開いてメトロの路線図を見て、どのように行けばいいかを調べたのが懐かしい。


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コメント
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パリで逢いましょう終わってしまいましたね。
お目当てのカフェが休業中だったのは残念でした。
昨年の冬、パリに着いた最初の夜、私も一人で凱旋門めざして歩きました。
ワクワクより、ドキドキが90%でしたけど、慣れたふりして歩きましたね~
今回は何度も行っているパリで新しい発見があったんですね。
きっと探せばまだまだラコスケさんの知らないパリがあるんじゃないでしょうか
投稿: ユリコ | 2014年3月17日 (月) 20時57分
ユリコさん
パリはたいていフランス地方周遊のついでか、ヨーロッパの他の国のあとに1日くらいしか滞在しないので、そんなに詳しくはありませんよ。「まだ知らないどこか」は、東京にも行ったことのない場所があるのと同様に、パリもまだまだ魅力的な場所はたくさんあります。もうパリなんて何度も行っているからと「おごり」を持つのではなく、新しいものを発見しよう!という気持ちさえ持てば、いくらでも見つけることができるんだと思います。変わるのは風景ではなく、自分の気持ちの持ちようなのだと今回の旅で再度、学んだような気がします。
投稿: ラコスケ | 2014年3月18日 (火) 09時35分