初めての南フランス・ランドック-ルシヨン一人旅3日目(4)ペルピニャン、マジョリク宮殿へ。
観光案内所でもらった地図を見ながら、ペルピニャン観光を続ける。まずは、バス運河沿いにあるカスティエ門“Le Castillet”。門があるということは、以前はここには城壁があり、ここがペルピニャンの城塞都市の入口だったということ。
門の雰囲気を見るとフランスっぽくない。どちらかというとジローナやフィゲラスの町と似ている雰囲気で、17世紀まではペルピニャンはフランス領ではなかったことを実感する。
ペルピニャンのギャラリーラファイエットを発見。ということは、このあたりがショッピング街の中心に違いない。
再び、カスティエ門をくぐり、旧市街へ向かう。大きな木の下はカフェになっており、なかなか雰囲気がいい。ここでお昼ごはんでもよかったかも。
次の目的地はペルピニャンで一番大きな教会を目指す。1324年に建設が始まったサン・ジャン・バプティスト教会(サン・ジャン大聖堂)“Cathédrale Saint-Jean-Baptiste de Perpignan”。
この教会、鐘楼がおもしろい。鐘楼はジローナのカテドラルと同じように片方にしか鐘楼がない。
外観からはわからなかったけど、天井を見上げる限り、教会はゴシック様式。
教会に入ると、椅子に座り、旅の平穏を祈りながら、静寂を感じる。
この教会の周囲の建物は、カラフルな色彩ではなく、町の雰囲気としてはフランスっぽい。
サン・ジャン・バプティスト教会の横は、カンポ・サント“Campo Santo”と呼ばれる場所。
頭の中にペルピニャンの町の全体像ができあがっているので、もう迷わない。
“Casa Xanxo”と呼ばれる16世紀に建てられた“Bernet Xanxo”さんの家。
観光案内所でもらった地図に載っているもう一つの教会“Église Saint-Jacques de Perpignan”を目指して歩いていると、どことなく雰囲気が異なる地区に迷い込む。まず、月曜日の昼なのにやたらに人が多い。人々も全体的に背が低く、フランス人ではないような雰囲気。洗濯物が干されていて庶民的といえば庶民的な雰囲気だけど、町が散らかっていて、今まで歩いて来た町と異なる雰囲気。どことなく、一人でこれ以上踏み込むのは微妙な感じがするので、Uターン。教会はあきらめて、マジョルク宮殿を目指す。
途中にある、その名も「魚屋さん通り」“Rue de la Poissonnerie”沿いにある建物は、いかにも魚屋さんの雰囲気でかわいらしい。
マジョルク王宮“Palais des Rois de Majorque”の城壁が見えてきた。平面上ではわからないけど、函館の五稜郭のように星形の城塞になっている。
城壁にある入口から宮殿を目指し、薄暗い上り坂を上がっていく。
塔の最上部にあがり、ペルピニャンの町を見渡す。片方にしか鐘楼がないサン・ジャン大聖堂が見える。
そして、行こうと思っていたけど、そこにたどり着くまでの地区の雰囲気が微妙だったのであきらめた“Église Saint-Jacques de Perpignan”が見える。やっぱり、フランスっぽくない雰囲気。
宮殿の中を歩いてみる。幾何学模様のイスラムっぽい雰囲気を持つ扉。
扉の中の部屋に入ってみると、正面の建物の2階はチャペルになっている。
天井には青色の塗料が見える。昔は、青色に染められ星の模様が輝いていたんだろうなぁ。
1階もチャペルのような雰囲気。どうして上下で並んで礼拝堂をつくったのかなぁ?
城壁の先端の三角形がおもしろい。実用的なものなのか、装飾としてのものなのか。
フランスだけではなく、世界的にレンタル自転車は流行で、ペルピニャンにもパリのヴェリブ(Vélib')のような自転車がある。その名も“BIP!”で、“BIcyclette Perpignan!”の意味らしい。
およそ観光名所巡りは終わりにして、マジョリク宮殿から市街中心部に向かって歩く。
ラファイエットがあったカスティエ門に近づくにつれて、普通の商店街の雰囲気となり、ブティックが並び、人々で賑わっている。
H&Mなどの店も並んでいる。ペルピニャンではたくさん歩いたなぁ。まず、ペルピニャン駅から市街地までがまず遠かった。そして、市街地に来ても、道に迷ってたくさん歩いたし。しかも、10月中旬なのにジローナもフィゲラスと同様に気温が高くて、暑い。
バス運河“La Basse”沿いにカスティエ門が見える。もう、歩き疲れたから、ここはカフェに入るしかないでしょう。
運河沿いにあるMaison Espiというケーキが充実しているお店のオープンテラスに座る。
奥にカスティエ門を眺めながら、暑いし、疲れたから山盛り巨大パフェ!ペルピニャンの町の雰囲気を感じながら食べる、冷たいパフェが最高に美味しい。
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