初めての南フランス・ランドック-ルシヨン一人旅3日目(1)コリウールの城塞シャトー・ロワイヤル。
2013年10月21日(月曜日)。フランスで迎える初めての朝は、いつもの通り、テレビをつけてTF2の“Télématin(テレマタン)”を見る。久しぶりのウイリアム・レイメルジ“William Leymergie”!
前回も書いたような気がするけど、私はテレマタンで必ずその日の天気予報、メテオ(météo)をチェックして、その日の行動を考える。大きな移動は決めているけど、その日にどこにいくかは天気予報しだい。短い滞在期間だけど、できる限り天気に合わせて行動する。
ホテル“Le Mas des Citronniers”の朝食レストラン。あらかじめ、席にパンがセットしてある。
カフェオレとパンだけだけど、私にはフランスの朝食はこれだけでも十分に幸せ。バターの香りがふわっと鼻に抜けるクロワッサン。そして、バゲットは、無塩バターとジャムをたっぷり塗って食べると、最高に美味しい。
チェックアウトの時間まで時間があるので、部屋にスーツケースを置いて、昨日、行けなかった城塞シャトー・ロワイヤルを目指す。
サマータイムの終わりの頃になるとなかなか太陽が昇らない。9時前なのに、まだ太陽が昇ったばかりの夜明け直後の早朝の雰囲気。
昨日、さんざん歩いたコリウールの風景だけど、太陽の光によって感じ方が全然違う。朝の風景は、昨日とぜんぜん違う。
朝の光のコリウールが新鮮で、城塞シャトー・ロワイヤルの海辺の散歩道を歩いてみる。昨日は賑わっていた海辺のカフェも、月曜日の朝は静かな雰囲気。朝の美しい風景を見てコリウールに宿泊してよかったなぁと感じる。
昨日はコリウールに到着したのが日曜日の夕方で観光案内所が閉まっていて、コリウールの地図を手に入れられなかったので、観光案内状に立ち寄る。
海辺にこれだけ堅牢な城塞を築くなんて、いかにコリウールが要衝の地であったのかを再び感じさせる。
長い狭い通路を出ると広場に出る。広場の周囲の建物は、美術作品の展示室になっており、作品が展示されている。
ツタは、ちょうど赤く紅葉しかかっている。朝日を浴びて、なんて美しいんだろう。
朝日の暖かい光を浴びながら、潮騒の音を聞き、風を肌で感じる。しばらく、風に当たりながら、深呼吸してみる。
しばらく立ち止まり、城塞から風景を眺める。やっぱり、コリウール、どこを見ても美しい。城塞(サン・テルム要塞)“Fort Saint-Elme”や“Cloitre des Dominicains”の方向を眺めると、霞がかかっているのが朝の風景を感じて美しい。ずっとここに立ち止まり、風景を眺めていたいくらい。
ノートルダム=デ=ザンジュ教会の奥には、チャペル・サンヴァンサン“Chapelle St Vincent de Collioure”が見える。コリウール、美しい町だなぁ。
城塞の内部の建物を見下ろす。石積みの建物、オレンジ色の屋根が美しい。
城塞から見た風景を楽しんだあとは、旧港に降りる。パラソルの下に人が集まっている場所を発見。なにがあるんだろう?興味を持ったら、立ち寄ってみる。
小さな漁船に親子が乗っている。マルセイユの旧港のように、漁師が捕ったばかりの魚を売っている様子。
今朝、網をあげたばかりなんだろうなぁ。まだ、網から魚を外して作業中。
この魚はなんだろう?コリウールに宿泊したからこそ味わうことのできる朝の散策は、昨日と異なるコリウールの風景を感じられて、ますますコリウールに魅了されていく。
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コメント
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建物は歴史を感じさせますね。今までも、そして今後も同じような景観でいるのでは?と思いました。
ネットの普及で海外の情報が気軽に手に入るようになりましたが、実際の空気を感じるにはやはり足を運ばないとわかりませんね。
投稿: 西(息子) | 2013年12月15日 (日) 17時39分
西さん
情報は気軽に入る時代ですが、マスメディアによる偏見も残念ながら植え付けられています。自分の目で見て、音を聞いて、肌で風を感じないと現実はわかりませんが、それでも、偏見の目を持ったままで風景を見ても、けっきょく偏見というフィルタ越しで現実を見る形になり、「やっぱり」偏見の通りだったという結論になりかねないのが難しいところです。
どんなに小さな町でも、ニュートラルな視点でその町の良さや特徴を探しながら旅をしてみると、どんな町でも町歩きは楽しくなります。
投稿: ラコスケ | 2013年12月19日 (木) 23時56分