初めての道後温泉1泊2日一人旅 1日目(3)大洲城へ
和食屋さんで「鯛めしさつま膳」を食べて満足しながら、内子駅に向かう途中に「かつ盛」という魚屋さんがある。内子は山の中だけど、海にもそう遠くはないので、どんなものが置いてあるのかのぞいてみる。
うーん、丸寿司ってなんだろう?どうしても聞いたことのない名前のものを見ると興味が湧いてしまう。お店の人に聞いてみると、おからのお寿司だそうで、この地域の名物らしい。今回の愛媛旅行、聞いたことのない食べ物ばかりで、けっこう楽しい。
老舗の和菓子屋さんがつくるロールケーキって美味しいかもなぁ。町歩きをしながら、看板1つでも私は十分に楽しめる。
「スキー毛糸」ってネーミングもレトロな雰囲気で楽しい。たしかに、スキーには毛糸は温かそう。
私の町歩きは各駅停車なので、酒屋を見つければ、どんな地酒があるのかと思って酒屋さんをのぞいてみる。
今日は2013年11月22日金曜日。昨日11月21日木曜日は、11月の第3木曜日なので、ボジョレーヌーボーの解禁日。フランスから運ばれて、愛媛の田舎町でも売っているボジョレーヌーボーってすごい。
内子駅は線路が高架になっており、あまり田舎っぽい風情はない。
お昼ごはんを食べたばかりなのに、どうしても、どうしても、まだ知らない「丸寿し」への興味を断ち切れず、お買い上げ。
酢飯の代わりに、酢のきいた「おから」。だけど、酢飯と違って、口の中の水分を吸収される感じで、飲み物がないとつらいかも。
柔らかく温かいクッションが置かれたベンチで食べる丸寿し、美味しい。あれ?クッションには何か刺しゅうされているみたい。
かていクラブ。なんだか、とても温かい気持ちになる手作りクッション。
ホームに上がり、せっかく「内子・大洲町並散策 1日パス」を買ったんだから、伊予大洲を目指すことにする。
ここにも、内子高校家庭クラブのメンバーがつくったクッションが置かれている。どんな高校生たちなんだろう?内子は、町の人も「こんにちは」と挨拶をしてくれたり、駅のベンチにさりげなくクッションが置かれていたり、さりげないホスピタリティが旅をしていて心地いい。内子、なかなかいい町だったなぁ。
といっても10分もしないうちに、わずか1駅で伊予大洲駅に到着。案内を見ていると、市街中心部までバスで5分、えっ?徒歩30分!?ということは往復1時間歩くのかぁ。しかもバスは本数がものすごく少なく、次のバスは1時間後までない。うーん、歩くしかないかなぁ。
私は町歩きが大好きなので、30分くらい歩くのはそんなに苦ではないけれど、なんとなく徒歩での往復する1時間がもったいない気がして、たまには駅前からタクシー。私の旅は、固定観念や概念に縛られるのが好きではないので、歩くことはたしかに多いけれど、「歩かなければならない」というルールではない。「ねばならない」という考え方は、旅行に限らず私は好きじゃない。
さすがタクシー。わずか5分で大洲城に到着。大洲城の4層4階の天守閣は平成の時代の2004年に復元されたもの。
天守閣は復元されたものだけど、付随する櫓は江戸時代に建てられたもの。この大洲城がすばらしいのは、平成16年に建てられたものでありながら、コンクリートではなく木造建築構造であること。実は大洲城を訪れる前は、最近建てられた復元天守だから見てもおもしろくないかと思っていたんだけど、平成になってから伝統技術でつくられた木造建築のお城は、逆におもしろい。
館内には、伝統的な組み木の仕組みを学ぶことができる。日本の木造建築の技術ってすごいなぁ。私は城マニアではないんだけどけっこう楽しくて、大洲城に来てよかった。
お城から肱川に架かる鉄橋を見ていると予讃線の普通列車が川を渡っている。
天守閣から肱川と市街地を眺める。お城を見たあとは、市街地へ向かう。
レトロな昭和を感じる商店街が並んでいる。これだけ、昔ながらの商店街の雰囲気を再開発されることなく残っている風景はすごい。空き地なってしまったり、虫食いにビルに建て替えられておらずに風情を保っているところに価値がある気がする。だけど、見方によっては、単にさびれている商店街だけど・・・。
古い商店街の風情を残している町並みを歩いていると、川魚の甘露煮を売っているお店など、お店をみながら歩くのは楽しい。
「おはなはん」通りと呼ばれる道には白壁の家がならんでいる。残念ながら、私はNHKの朝ドラ「おはなはん」がいつ放映されていたのかも知らないけど・・・。
昭和を感じる古い町並み。うーん、NECは今ではワープロもカラーテレビも製造していないんじゃないかなぁ?町歩きをしながら、臥龍山荘(がりゅうさんそう)という庭園を目指す。

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