初めてのカナダ・ケベック一人旅3日目②ケベックシティからモンレアル(モントリオール)へ。
ケベック神学校“Séminaire de Québec”の建物を見ながら、再びロウワータウンを目指す。
モンモランシー公園“Parc Montmorency”にはサン・ローラン川に向けられた大砲が並んでいる。
首折れ階段ではない場所でアッパータウンからロウワータウンに下りてみようと思ったら、下りる道がなくて遠回り・・・。そう、私の旅は近道をしようとして失敗したり、かなり行き当たりばったり・・・。でも、遠回りして偶然見つけた風景が好き。人生、時には失敗や遠回りも必要なもの。遠回りしたからこそ、発見できた風景だってあるじゃない?
ケベックシティでの最後の食事はサン・ポール通りにあるビュフェ・ド・ランティケール“Buffet de L'Antiquaire”へ。「フランス気分」だった昨日の反省から、今日は「ケベックらしさ」を味わうことにする。
Buffet de L'Antiquaire
95 rue Saint-Paul
Vieux-Port, Québec, G1K 3V8
お店に入るとカウンターに座ると、目の前の鉄板で料理を作られている。昨日までの「フランス気分」とは違って、手軽な食堂の雰囲気。これがケベックの食堂の雰囲気なのかなぁ?料理が作られる様子が眺められるカウンター席は大好き。
今日もたくさん歩いたのでビールと、ミートパイと豆の煮込みのセット“L'ASSIETTE QUÉBÉCOISE ”をスープ・コーヒーつき(16.45ドル)で注文すると、まずは豆のスープが運ばれてくる。
メインのミートパイは、思っていたよりも薄味で味付けのクセもない。目の前で作られるベーコンとカリカリに炒められたジャガイモがおいしいし、豆が煮込まれた料理も好き。ケベックに来てから、初めてケベックらしい料理を食べる。味は、この写真を見て想像した通りの味かな?
お腹いっぱいになって、そろそろケベックシティを去らなければならない時間。荷物をピックアップするためにサン・ルイ通りにあるホテルに戻る。
最後の「首折れ階段」。今回のケベックシティ滞在中、何回上り下りしたんだろう?
ケベックシティのランドマーク、フェアモント・ル・シャトー・フロントナックもこれで見納め。わずかな滞在期間だったのに、ここを離れるのがさみしい気分。ケベックシティ、居心地のよい町だったなぁ。
テラス・デュフランのベンチに腰かけて、太陽の光を浴びて、風を肌で感じ、ぼーっとサン・ローラン川を眺める。
港には昨日はいなかった大型客船が停泊している。どこから来たのかなぁ?と想像するのが楽しい。風景を見ながらいろいろと想像するのが好き。
馬車があるアルム広場(地球の歩き方では「ダルム広場」と表記)はのどかな雰囲気。
最後に、ホテル「フェアモント・ル・シャトー・フロントナック」にロビーだけでも入ってみることにする。
といってもロビーの装飾をみて、雰囲気を感じるだけだけど・・・。次にケベックシティに来るときには、一人ではなく「連れ」と一緒にここに宿泊するぞ。
ケベック州のナンバープレートには「私は(私を)忘れない」“Je me souviens”の標語が書かれている。私もケベックで感じたことは忘れない。
ホテル「オーベルジュ サン・ルイ」“Auberge St-Louis”に戻り、スーツケースをピックアップして駅に向かう。タクシーで向かおうかとも思ったけど、下り坂だし15分も歩けば着いてしまいそうなので、歩いて駅に向かうことにする。
さようなら、ノートルダム大聖堂“Basilique-Cathédrale Notre-Dame de Québec”。
この「シェ・アシュトン」“chez Ashton”というお店、「地球の歩き方」に「プティーヌ(プティン)」の専門店として紹介されているけど、けっきょくケベックシティでは「プティーヌ(プティン)」を食べる機会がなかったなぁ。おやつにするには、おなかいっぱいになりそうだし・・・。
駅に向かう道はなだらかな下り坂。右手の建物はオテル・デュー“Hôtel-Dieu”。オテル・デューと聞くと、昨年訪れたブルゴーニュ地方のボーヌを思い出す。
なんとなく坂を下りたら、旧港市場“Marché du Vieux-Port”前に出てきてしまった。あとはまっすぐ進んで、近代的な建物の駅に向かうだけ。
ケベックシティの鉄道駅であるパレ駅“Gare du palais”に到着。
パレ駅はVIA鉄道の鉄道駅と同時に、バスターミナル“Terminus d'autobus de la Gare du Palais”も併設している。“Autocars”の表示に従って進む。
オルレアン・エキスプレス“Orléans Express”のカウンターでモンレアル(モントリオール)行きの切符を購入。昨日、観光案内所ではもらえなかったので、時刻表があるか聞いてみるけど、「ない」とのこと。観光案内所でも、けっきょくホームページを見てメモしてくれたので、時刻表はないみたい。まぁ、30分~1時間の高頻度で運行されているので、私のように行き当たりばったりでも問題ないけど、時刻をきっちり決めたい人は、出発前に時刻表をホームページで調べておくのがおすすめ。
Orléans Express
http://www.orleansexpress.com
片道切符は56.8ドルと安くはない。切符には時刻も座席も指定されていないので、バスは自由席。
出発案内を見て、切符売り場ですでにモンレアル(モントリオール)行きは2番乗り場と教えてくれたけど、乗り場を確認してあとはバスの到着を待っているだけ。
バスターミナルはけっこう広くて、食堂や売店、コインロッカーもある。
13:30出発の10分前にバスが到着。荷物を自分でバスのトランクに入れて、バスに乗り込むと乗客は定員の半分くらい。えっ?定刻5分前なのに、バスは出発。早めにバスターミナルに着いて、バスに乗った方がいいかも。
さようなら、ホテル「フェアモント・ル・シャトー・フロントナック」。しまった、失敗したかも。滞在中にいろいろなアングルを探したけど、このあたりから写真を撮るのが一番きれいだったかも・・・。
バスはサン・ローラン川(セント・ローレンス川)を渡り、3時間の旅。
途中の道はひたすら田園風景。カナダの大地が広いことを体感する。時間はかかるけど、飛行機とは違って大地を走るバスもいい。
田園風景が終わり、正面に高層ビルの影が見えてきた。なにもない大地を走り続け、地平線の彼方から町の影がだんだん近づいてくるのって、どことなくわくわくする。そして、いよいよ、モンレアル(モントリオール)へ!
« 初めてのカナダ・ケベック一人旅3日目①ケベックシティでタルト・オ・シトロン。 | トップページ | 初めてのカナダ・ケベック一人旅3日目③モントリオールで初めてのプティン(プティーヌ)。 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ドル、ユーロへの両替は新宿駅西口金券ショップ街の両替所での両替がお得!(2024.06.28)
- 2024年7月、夏のマッターホルン計画は旅行費高騰のために断念か?(2024.05.14)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(2)ブラガで10時のおやつは巨大ケーキ。(2020.07.30)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(1)ポルト、サン・ベント駅からブラガに向かう。(2020.07.27)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(4)カミーノを一人で歩き切った旅人と合流。お昼ごはんはポルトのB級グルメ、コンガ“Conga”のビファナ“Bifanas”を。(2020.06.27)
「ケベック」カテゴリの記事
- 初めてのカナダ・ケベック一人旅5・6日目 エアカナダの機内食、帰国編。(2013.09.01)
- 初めてのカナダ・ケベック一人旅4日目④モントリオール、楽しいマルシェ・ジャン・タロン“Marché Jean-Talon”!(2013.08.28)
- 初めてのカナダ・ケベック一人旅4日目③モントリオール、モン・ロワイヤル公園でハイキング(2013.08.25)
- 初めてのカナダ・ケベック一人旅4日目②7月のモントリオール新市街はお祭り気分(2013.08.22)
- 初めてのカナダ・ケベック一人旅4日目①モントリオール旧市街“Vieux Montréal”へ。(2013.08.18)
コメント
« 初めてのカナダ・ケベック一人旅3日目①ケベックシティでタルト・オ・シトロン。 | トップページ | 初めてのカナダ・ケベック一人旅3日目③モントリオールで初めてのプティン(プティーヌ)。 »
来月ひとりでケベックにいくので、イメージングができてとても参考になりました!
投稿: とおりすがり | 2018年5月24日 (木) 02時56分
とおりすがりさん、こんばんは。
旅行記を見ていただき、ありがとうございます。この記事は5年前の記事ですので、変わっていることがあるかもしれませんが、ケベックシティの雰囲気は感じていただけるかと思っています。
投稿: ラコスケ | 2018年5月24日 (木) 22時39分