初めてのカナダ・ケベック一人旅2日目④ケベックシティのレストラン“Aux Anciens Canadiens”
再び、「首折り階段」“Escalier Casse-Cou”を登り、アッパータウンへ。
フェアモント・ル・シャトー・フロントナック前のテラス・デュフランにはいつも人だかりができている。
なにをやっているのかと思ってのぞいてみると大道芸人のパフォーマンス。このようなパフォーマンスが一日中行われている。
ベンチで一休みして、サン・ローラン川を眺めながらまったりと午後を過ごす。
アルム広場(地球の歩き方では「ダルム広場」と表記)“Place d’Armes”に面するホーリー・トリニティ教会の裏手で“Artisan”の横断幕をみかけたので入ってみる。
マルシェ・デ・ノエル(クリスマス市場)のような小屋が並んでいるのでのぞいてみる。
そのすぐそばのトレゾール通り“Rue du Trésor ”ではケベックシティの風景を描いた絵をはじめとして、画家たちの作品が売られている。
少年の似顔絵を描く画家。トレゾール通りの手前を左に曲がると似顔絵描きが並んでいる。
旧市街はだいたい散策してしまったので、サン・ルイ通りを城壁外に向かって歩いてみることにする。サン・ルイ門“Pote St-Louis”の前の公園で一休み。
城壁外に出るとケベック州議事堂が建つ。ケベック州旗は半旗が掲げられている。
ケベックシティのシャンゼリゼ通り、グランダレ通り“Grande Allée”を歩いてみると、人だかりができている場所を発見。気になったら、立ち止まったり、寄り道してみるのが、私の旅。
2013年7月4日(木)から7月14日(日)まで、ケベックサマーフェスティバル“Festival d'été de Québec”が開催されており、昨日、空港からホテルに向かうタクシー運転手が話していたとおり、市内の複数の会場でイベントが開催されている。
Festival d'été de Québec
http://www.infofestival.com
シタデルから見えたライブ会場も、ライブが開催されるようで19時から開演なのに17時からたくさんの人が入場を待っている。
再び、グランダレ通りに戻ると歩行者天国になっており、イベントブースになっている。
ジョルジュ・サンク広場“Place George V”も協賛企業のブースになっている。新市街は全体的にお祭り気分で、仕事の忙しい時期の隙間の関係で7月上旬にケベックを訪れてみたけど、7月上旬のケベックシティ観光はおすすめかも。
歩行者天国が終わると、シャンゼリゼ通りさながらのカフェが並んでいる。
落ち着いた雰囲気のカフェが並んでいる。この通り沿いでもイベントが開催されている。
ライブ会場はいくつかあり、それぞれの会場で夜になるとイベントが開催される。サマーフェスティバルが開催されている、この時期のケベックシティ、事前に調べておけば、夜も楽しめるかもしれないし、昨日のタクシー運転手の話ではケベックは夜遅くなっても安全な町とのことなので、夜まで楽しめる。
19時に近くなってもまだ日は高いので夕方という感じはしない。明るいけど、そろそろ夕食をとるために、再びサン・ルイ門をくぐり、城壁内の旧市街“Vieux Québec”に戻る。
サン・ルイ門から城壁の上に上がってみる。旧市街全体が高台にあることがわかる。
城壁から旧市街の方向を見るとフェアモント・ル・シャトー・フロントナックが見える。
夕食は宿泊しているホテル、オーベルジュ サン・ルイ“Auberge St-Louis”から徒歩1分にあるレストラン、オーザンシアンカナディアン“Aux Anciens Canadiens”へ。このレストラン、地球の歩き方にも掲載されているし、他のブログなどの「先行研究」をみても、たいてい紹介されているので、目新しくはないけど・・・。このレストラン、民家風で雰囲気は良いけど、17:45までならばランチメニュー扱いで、19.95ドルの日替わり定食などもあるけど、夕食の時間のレギュラーメニューはそれなりのお値段。
オーザンシアンカナディアン
RESTAURANT AUX ANCIENS CANADIENS
34, rue Saint-Louis
Casier postal 175, succursale Haute-Ville
Québec (Québec)
Canada, G1R 4P3
http://www.auxancienscanadiens.qc.ca
席に着くと、チーズトーストが運ばれてくる。ケベック料理盛り合わせ“ASSIETTE DU QUÉBEC”が45ドル。しかし、「先行研究」で料理の写真は見ていたので、素朴な田舎料理感は否めない。うーん、はたして、アベノミクスの恩恵で1カナダドル100円まで円が安くなっているので、4500円の価値があるだろうかとさんざん悩む。
でも、ここはフランスではない。せっかくフランスではないケベックに来ているのだから、田舎料理のような素朴な感じのケベック料理を味わっておかなければ、「まだ知らない」ケベックに来た意味がない。
ワインはナイアガラのピノノワール。
さんざん悩んだ結果、けっきょくは、典型的なケベック料理盛り合わせではなく、初日は「フランス気分」を味わうことにして、39ドルの定食“Menu”にする。この日の定食は、まずは、3種類の野菜のテリーヌ、トマトとワインヴィネガーのピュレ。
Terrine aux trois légemes,coulis de tomates et vinaigre de vin.
ビートのスープ、ホイップクリームとシブレット。わりとヘルシーなメニューが続く。
Créme de betteraves, créme barattée et ciboulette
ウサギ肉のジビエのファルシ、ケベック風蜂蜜ソース。肉の臭みはなく、甘めのソースがおいしい。
Râble de lapin farci aux gibiers,sauce a l’hydromel du Quebec
ルバーブとイチゴのタルト。イチゴは加工すると酸味が生きてきて、シンプルなものだけど、豊かな大地から収穫された素材が生きる味で、最高においしい。
Tarte aux fraises et a la rhubarbe
コーヒーは、フランスと違ってフィルターコーヒーが主流みたい。私の旅は基本的には郷に入れば郷に従え。トルコではチャイを飲むし、モロッコに行けばノスノス。だから、今回の旅行はエスプレッソではなく、フィルターコーヒーで通すつもり。今回の旅行、カナダのケベックを旅行しているのに、今日は「フランス気分」を味わおうとする気分が強かったかもしれないなぁ。そろそろ「フランス気分」の偏見を外して、「まだ知らない」新しい文化としての「ケベック」を感じるようにしなくちゃ!
最後におまけで出してくれたクランベリージュースを飲んで、口の中がさっぱりした気分。時間は夜8時を過ぎたけど、夏のケベックは夜8時を過ぎてもまだまだ明るいので、町歩きはさらに続く。
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