ブルゴーニュ・リヨン一人旅6日目②北京でトランジット、北京で「ひとり北京ダック」
王府井から歩いて、再び歩いて天安門広場を目指す。地下鉄に乗ってもいいけど、一駅くらいだったら、やっぱり街を歩くのが好き。天安門広場から天安門を背にして南側に進むと「正陽門」と呼ばれる門に着く。
「正陽門」は前門と呼ばれ、その前には前門大街という繁華街が広がっている。
建物の古さは感じないので、近年になって整備された感じだけど、清潔な感じで雰囲気は良い感じ。でも、本当はごちゃっとした街や、開発から取り残されたような街が好きなんだけどね・・・。
町歩きが主体の旅の時には、私の旅のお供は「佳能」のPowershotS95と呼ばれるコンパクトカメラ。
もはや中国も近代化が進んでおり、この街を歩いている限りでは、東京のショッピング街と同じような感じ。
北京ダックで有名な全聚徳(ぜんしゅとく)はここが本店。せっかく北京に来たのだから、やっぱりお昼ごはんは北京ダックにすべきかなぁ?でも、「ひとり北京ダック」なんてできるのかなぁ?
全聚徳には、「早餐店」と呼ばれるファーストフード店形式のお店がある。なので、「ひとり北京ダック」も簡単に楽しむことができる。120元(1600円くらい?)の北京ダックのセットを注文。ファーストフード店だけど、現地の価値観で考えれば120元は安くはないし、「全聚徳」ではないお店だったら、ちゃんとした北京ダックも注文できちゃうかもしれないけど、「ひとり北京ダック」には気軽でいいんじゃない?
飲み物は、台湾に行ったときに「木瓜牛乳」をよく飲んだので、木瓜ジュースを注文。パパイヤをそのままミキサーにかけた感じで、おいしい。
最初にスープが運ばれてくる。たぶん、日本の食文化が強い塩味に慣れすぎているので、塩気が足りない。甜麺醤とネギも運ばれてきて、「主役」の登場を待つ。
北京ダックが登場!これが120元の北京ダックセットの全容。お皿がプラスチックで安っぽいけど、載っているものは本物の全聚徳の北京ダック!
荷葉餅に北京ダックを載せて、ネギと甜麺醤を載せて、くるんで食べればやっぱりおいしい。北京ダックというと皮だけ食べるような印象だけど、身もおいしい。でも、量的にはもう少し食べたかったかな?
今回のガイドブックは出発直前に購入した「るるぶ北京」を参考にしているけど、全聚徳のすぐ隣に「都一処」(といっきょ)と呼ばれるシュウマイ屋さんがあることを発見。うーん、北京ダックだけだとおなかいっぱいにならなかったので、入ってみることにする。
シュウマイ屋さんも食堂のような雰囲気で、ひとり客でも入りやすい。
48元の特色海鮮というセットを頼む。蒸したての焼売、おいしい。それに、結構なボリュームで、おなかいっぱいで大満足。
前門大街は、静かな雰囲気だけど、路地をのぞくと中国らしい雰囲気。
やっぱり、近代化された通りよりも、ごちゃっとした路地が好き。
トランジットの北京半日観光、北京の街のほんの一部分しか見ることができなかったけど、おいしいものも食べたし、なかなか楽しかった。残念ながら、そろそろ空港に戻る時間。前門に戻ると中国っぽい雰囲気のお店がある。
韓国ソウルの仁寺洞のスターバックスのように、前門大街のスターバックスも漢字表示になっている。
北京オリンピックの影響もあってか、近代化の波は著しく、地下鉄も便利になっているし、今回はトランジットのついでの北京散策だったけど、食べ物もおいしいし、北京一人歩きも楽しいかもしれないなぁ。
地下鉄2号線の前門駅には鉄道博物館(北京鉄路博物館)もある。時間があれば見てみたいけど、時間がないので次回にとっておくことにする。
今回のたった半日の北京散策はここで終了。北京のほんの一部だけを見ただけなのであまり大きなことは言えないんだけど、思っていた以上に北京は近代化が進んでいる。もちろん、北京の中でも、そして地方都市に行けば中国らしい風景にも出会うことはできるのだろうけど、もしも、私たち日本人の中に中国に実際に自分の足を踏み入れていないのに、中国は発展途上の国であるという考えを持っていたとすれば、それは現実を見ていない奢った考えなのかもしれない。現実はテレビの中にはなく、自分の目で見て、音を聞き、その空気を肌で感じないとわからない。
その意味で、自分の中に持っている中国への先入観、偏見を捨てて、純粋に楽しむ気持ちで観光に臨めば、食べ物はおいしいし、文化的な特色もあり、中国はなかなか楽しい。もう少し、中国を楽しみたい気分だけど、今回は残念ながらここまで。東京に帰るために、地下鉄2号線に乗って北京の街を去る。
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新年おめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
中国のイメージはとても悪かったのですが、こういうルートなら良いですね。
ラコスケさんのフランスは、アンタルヤの友人が秋に行っていたところと同じ所が多くて数週間違いですが、お祭りなどあると違うのですね。
いつ拝見しても旅の上級者ですね。
次はどちらに行かれるのですか?
雪が降ってきました。
エーゲの雪雲が来たかと思うと、ちょっと雪も嬉しいです。
ではまた。
投稿: kaori | 2013年1月14日 (月) 08時57分