ブルゴーニュ・リヨン一人旅4日目②リヨンのブッション「カフェ・デ・フェデラシオン」“Le Café des Fédérations”でお昼ごはん
Joyeux Noël
メルシエール通りから、ベルクール広場に戻る途中でパサージュ“Passage de L’argue”を発見。もちろん、気になったら寄り道してみる。町歩きは常に気分しだい。気に入った場所があればゆっくり過ごし、ガイドブックに紹介されていようとも、さっと飛ばしてしまうこともある。マイペースに町歩きができることこそ、旅の楽しみ。
ということで、町歩きの途中で見つけたパサージュの両側にはお店が並び、なかなか雰囲気がいい。自分で町を歩き、町を感じることこそ、私の旅の楽しみ。
ベルクール広場に戻り、もうひとつの川であるソーヌ川“La Saône”を渡る。リヨンには、ローヌ川とソーヌ川と2つの川がほぼ並行して流れている。ソーヌ川を越えた辺りが、旧市街“Vieux Lyon”。
フルヴィエールの丘の上にあるノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂“Basilique Notre-Dame de Fourvière”がはっきりと見える。町を見下ろす大聖堂といえば、マルセイユの港を見下ろすノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂を思い出す。
旧市街の入口にあるのはサンジャン大司教教会“Primatiale Saint-Jean”。
教会前の広場から旧市街のメイン通りのサンジャン通り“Rue Saint-Jean”に進む。
町歩きの途中でパティスリーを見つけると、どうしても立ち止まってしまう。これからお昼ごはんなのでケーキを食べるのは我慢するけど、市場で見つけたプラリネと同じ赤色のケーキがある。他の地方では見かけないので、リヨンの名物なのかなぁ?このお店の名物なのかなぁ?そんな感じで、町歩きは気になるところがあると立ち止まる。
リヨンの旧市街は歩いていても雰囲気を感じる。ここもレストランが建ち並ぶ雰囲気の良い通り。
あっ、ギニョール“Guignol”だ。そう、人形劇のギニョールはリヨン生まれ。
指人形のギニョールだけではないけれど、立ち止まって人形に見入ってしまう。こんな感じで旅は各駅停車・・・。
「地球の歩き方」を見るとリヨン旧市街には、建物の中庭を通って路地と路地とを行き来できるトラブール“Traboules”と呼ばれる通路が数多く残っているというけど、どこがトラブールなのかよくわからない。建物の中庭に抜ける道を探してみると、こういうものなのかなぁ?とサンジャン通り28番地に勝手に入ってみる。
他にも入れる通路がないか観察していると、サンジャン通り22番地も中には入れそうな雰囲気。
中庭に到着。でも、はたしてこれがトラブールなのかは不明・・・。もっと、旅行前にトラブールについて調べてくればよかったかなぁ?
リヨン旧市街を散策していると、天気予報通り、青空が見えてきた。この調子だと午後は晴れる。わりと、ヨーロッパを旅していると、今日のように午前中は曇っていても、お昼ごろになると晴れてくることが多い。この調子だとここでお昼ごはん休憩を入れれば、午後には青空かもしれないなぁ。
リヨン旧市街の町歩き、なかなか楽しかった。観光名所よりも町の雰囲気を感じる町歩きが好き。だから、私の旅はひたすら歩く。
午前中に見つけたレストランに戻るのが面倒なので、市庁舎そばのレストランでお昼ごはんをとってしまうことにする。「地球の歩き方」を見て、市庁舎から一番近いレストランを探すと、市庁舎のすぐそばにある「カフェ・デ・フェデラシオン」“Le Café des Fédérations”に入ってみることにする。
Le Café des Fédérations
http://www.lesfedeslyon.com
お店のボトルに入れられたコートデュローヌのワインを頼む。調子に乗って大きい瓶にしちゃったけど、昼間から飲み過ぎ?
リヨン風シャルキュトリー“Charcuterie lyonnaise”
ニシンのリエット“Rillette de harengs”
日替わりサラダは、セロリ。“La salade du jour”
レンズ豆“Caviar de la Croix Rousse”
“Caviar de la Croix Rousse”を直訳するとよくわからないけど、レンズ豆って好き。シャルキュトリーはワインにぴったり。リエットはパンにつけて食べると最高。セロリのサラダもおいしく、前菜だけでワインが進んでしまう。
お店は賑わっており、すぐに満席に。ちなみにこのお店は中に入るとメニューはなくて、注文は口頭での説明だけなので、ホームページで調べておくか、お店の外にあるメニューを見てメイン料理だけは予習しておいたほうがいいかも。
メインは、タブリエとかクネルとかのリヨン料理もあったけど、煮込み料理好きなので、豚ほほ肉のシチュー“Civet de joue de porc”
デザートは、お店の人がおすすめというので、プラリネのタルト“Tarte à la praline”にする。甘さが強いけど、今までに見たことのないタルトでおいしい。「カフェ・デ・フェデラシオン」の19.5ユーロの昼定食は、大満足。リヨン、やっぱり美食の町かも。
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トラブール、行き先がわからなくなりそうで怖い反面
どこに出るのかのワクワクもありそうですね。
私も来年あたり、フランスデビューしたいなぁと計画してまして
やはりパリからスタートかな、と思ってたのですが
ラコスケさんのブログを読むと、地方の小さな街歩きも魅力的ですね~!
投稿: あんが~る | 2012年12月26日 (水) 16時43分
あんが~るさん
もしも、フランスを訪れたことがないのであれば、最初はパリからでいいと思います。パリから日帰りでも、ルーアンやシャルトル、TGVを使えばランスなど、地方の旅を楽しむことができますよ。あとは、フランスのガイドブックを見て、自分の目で見たいと思ったところが目的地です。南仏コートダジュールなどもおすすめです。
投稿: ラコスケ | 2012年12月26日 (水) 22時39分
はい、フランスはまだ訪れてないんです。
パリで美味しいクロワッサンが食べたいな~と思ってます☆
私の旅は「食」がメインなので、いつかリヨンも行ってみたいです(*^-^)
投稿: あんが~る | 2012年12月27日 (木) 11時28分
あんが~るさん
口に入れると、ふわっとバターの香りが鼻に抜けるクロワッサン、おいしいですよね。「食」の旅といえば、フランスではないですが、今年2月に行ったスペインのバスク地方のサンセバスティアンのバル巡りが楽しかったですねぇ。
投稿: ラコスケ | 2012年12月28日 (金) 22時21分