ブルゴーニュ・リヨン一人旅4日目④再びリヨン・フルヴィエールの丘へ
明日2012年11月21日は、朝9時には早くもリヨンを発たなくてはならないので、お買い物をするならば今日が最終日。リヨンのメトロに乗って、効率的にショッピングタイム。
フランクリン・ルーズベルト通り(Cours Franklin Roosevelt)にあるFoch駅でメトロを降りる。
目指すはショコラティエのベルナション“Bernachon”。
Bernachon
http://www.bernachon.com
スペシャリテは、パレドール“Palets d'Or”と呼ばれるチョコレート。なんと、ベルナションにも日本人の女性店員がいる。日本人店員が丁寧に説明してくれて、詰め合わせの中で、空輸すると壊れやすいチョコレートを交換してくれたりして助かったけど、リヨンまでチョコレートを買いにそんなに日本人が来るのかなぁ?
まぁ、昨年9月にブルターニュ地方のキブロン(Quiberon)を訪れた時に、キャラメリエのアンリー・ルルー“HENRI LE ROUX”本店にも日本人店員がいたのは驚いたけど、実はアンリールルーはヨックモックに買収されて子会社になっているので日本人がいても不思議ではないんだけどね。
再びメトロに乗って、リヨン・パーデュー駅前のショッピングセンターへ。私の場合はブランドものには興味がないし、ブランドものをプレゼントするべき相手もいないし、そもそもブランドもの好きの女性にも興味がないので、フランスで買うものと言えばモノプリで自分用に仕入れてくる食材が中心。先ほど買ったチョコレートも自分用なので、せめて、リヨンまで行かないと買えないチョコレートをプレゼントをする相手をみつけなくちゃ。
モノプリで購入した食材をホテルに置きにいくために今朝と反対側のトラムに乗り、リヨン・ペラーシュ駅を目指す。
一度ホテルに荷物を置き、再びトラムに乗ってお買い物へ。今日の朝、トラムでリヨン・ペラーシュ駅からパーデュー駅に向かっている途中に激安スーパーLIDLがあるのは気がついていたので、職場のおみやげはLIDLで調達。LIDLはたまに市街地でも見つけることがあるけど、もしも見つけた場合は、本当に激安なので、立ち寄るべし。
ホテルで荷物の整理をして、今度は歩かずにペラーシュ駅からメトロに乗って、ベルクール広場へ。フルヴィエールの丘の上にあるノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂はライティングされて、その存在を町に示している。
ベルクール広場の一角には、サンテグジュペリの像が建っている。サンテグジュペリはリヨン生まれ。
クリスマス前のショッピングストリートのレピュブリック通りは賑やかな雰囲気。
夜のショッピング街の雰囲気を味わっていたら証券取引所(Bourse)までメトロの駅で一駅分歩いてしまった。
今回のブルゴーニュ・リヨン一人旅のフランスでの最後の食事は、ポール・ボキューズのカジュアル店の1つであるル・ノール“Le Nord”に行ってみることにする。
Le Nord
http://www.nordsudbrasseries.com
このレストラン、一人客には最高のレストランかもしれない。席数が多いので予約が必要には思えないし、座席数が多いので一人でも後ろめたい思いをしない。この雰囲気だったら、ひとりフレンチ入門者でも大丈夫な感じ。
今回の旅でフランス最後の食事は、典型的なフランス料理にする。メニューを見ていて、食べたいと思ったものを頼んでみる。フランスでオニオングラタンスープってあまり頼まない気がするので、前菜はオニオングラタンスープ(Soupe à l’Oignon Gratinée)。
表面のチーズがすごい。その下にはスープでひたひたになったフランスパンが入っていて、甘みのあるタマネギのスープがおいしい。
やっぱり、リヨンに来たからにはクネルを食べなくちゃ。クネルは、はんぺんまではいかないけど、ふわふわな食感の魚のすり身の料理。同じポール・ボキューズ系のレストランでも、日本の六本木にあるポール・ボキューズ・ミュゼで食べたクネルとはボリュームが全然違う。川カマスのクネル、ホワイトソース(Quenelle Mousseline de Brochet Sauce Nantua)、最高においしい。
(参考)国立新美術館でひとりフレンチ
https://lacosuke.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-2d4e.html
そして、デザートは定番中の定番で、大好きなババ・オ・ラム(Baba au rhum)。
ラム酒をたっぷりとブリオッシュにかけて、生クリームと一緒に食べれば、最高においしい。食後のエスプレッソを飲み、幸せな気分。ル・ノール“Le Nord”、トラディショナルなメニューを中心に頼んでみたけど、なかなかおいしい。
せっかくメトロ1日券があるので、メトロとケーブルカーを乗り継いで、再びフルヴィエールの丘に上がる。夜のノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂。
町から光があふれている。しばらく、一人でぼーっとリヨンからあふれる光を見つめる。
ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂を見上げてみると、
ケーブルカーで麓駅に戻り、夜のサンジャン大司教教会“Primatiale Saint-Jean”。
教会前の広場から、丘を振り返ると、聖マリアと聖ミッシェルがリヨンの町を見守っている。聖マリアと聖ミッシェルに見守られた町、リヨン。なんだか旅立つのが名残惜しい。
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コメント
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お土産のチョコレート。行き先がないなら協力しますけど~゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
リヨンの夜景っていつもこんなに綺麗なんでしょうか?
そうしたら光の祭典でしたっけ? そのときはどんなにキラキラなんでしょうね
投稿: ユリコ | 2013年1月 1日 (火) 00時30分
ユリコさん
行くのが2週間早かったですね。「リヨン光の祭典」“Fête des lumières ”に合わせればよかったかもしれません。その頃には、マルシェ・ド・ノエルも開いているでしょうし、もっとリヨンを楽しめたかもしれません。
http://www.fetedeslumieres.lyon.fr
投稿: ラコスケ | 2013年1月 1日 (火) 22時47分