ブルゴーニュ・リヨン一人旅2日目③ボーヌBEAUNEでお祭パレード
ボーヌ旧市街は小さな町なので城壁内はほぼ散策してしまったので、あえて人の流れに流されてみると城壁外のマドレーヌ広場(Place Madeleine)に到着。マドレーヌ広場に隣接して、わりと大きめなスーパーマーケットCasinoを発見!靴下が買えると思ったんだけど、今日は日曜日なのでお休み・・・。
マドレーヌ広場では、2012年2月のボルドー旅行の時と同様に、ここでも移動遊園地を発見!
ちょっと寒い感じだけど、子どもにとっては楽しいんだろうなぁ。
こんなものまであるところがすごい。ちなみに、見ていたら、これでもかというほど回転しまくり、ものすごく時間が長くて、乗っている人の靴が落下してきたけど・・・。
こんなにジャンプできるなんて、もし自分が子どもだったら、飛んでみたいなぁ!楽しいだろうなぁ!
ひもを引っ張るくじ。もはやハローキティは世界的なキャラであることを実感。
マドレーヌ広場で、移動遊園地をみてのんびりしていたら、ここが「栄光の三日間 (Les Trois Glorieuses)」の最終日のパレードの出発地点だったらしく、パレードがやってくる。
まず最初の団体は伝統的な衣装を着た人たちのダンス。二人が持っているアーチにはぶどうが実っている。
実はよくわからないんだけど、宗教的な衣装。以前にどこかでパレードを見たときも、こんな服を着た人たちを見かけた気がする。マントンのレモン祭だったかなぁ?
この衣装の人たちは、神様が乗っているお神輿を担いでいる。神様といっしょにぶどうが飾られている。
パレードには欠かせないマーチングバンド。隊列が観客に突っ込んだり、コミカルに動くのが楽しい。
ボーヌの旧市街にパレードが入ってきて、町は大賑わい。偶然だけど、マドレーヌ広場でパレードを見学して正解だったかも。
せっかくボーヌまで来たんだから、ワイン屋さんに入って、テイスティングを楽しむ。基本的には、口に含んだあとに容器に出さないと酔っ払ってしまう。
テイスティングの末にボーヌのワインを購入したり、お菓子屋さんで伝統菓子を購入したりして、荷物を置くためにいったんホテルに戻ると、たまたまエールフランスから電話がある。内容はスーツケースは無事にパリで発見され、今はすでにリヨン空港に運ばれており、明日、日中にリヨンのホテルに届けておく手配でよいか?という連絡。ということで無事にスーツケースも発見されて、しかもリヨンのホテルまで届けてくれることが決定。
吉報を受けて、いつものように19時半開店と同時にレストランに入店しようと、レストランを探すために再び町に出る。日が暮れても人通りが多く、出店で賑やかな町。
しかし、実は、日曜日のレストラン探しは難しい。そう、日曜日はお休みのレストランが多い。さらに、今日のボーヌはお祭でたくさんの人がいて、昼間散策しているときに発見した良さそうな雰囲気のレストランに、いつもの19時半作戦を試みるけど、予約でいっぱいで失敗・・・。仕方がないので旧市街のレストランはあきらめて、旧市街を離れてマドレーヌ広場あたりのレストランに向かう。
広場の入口にある“Brasserie le Béléna”
http://www.restaurantlebelena.fr
と迷ったんだけど、“Auberge Bourguignonne”の雰囲気が良さそうだったので入ってみる。
http://www.auberge-bourguignonne.fr/fr/
お祭価格なのか、安めの定食がなくて、42ユーロの定食・・・。アペリティフに、クレーム・ド・カシスもボーヌのそばの名産品なのでキールを。高い定食を頼んでしまったので、水もバドワを。
今日、写真以外にも、けっこうブルゴーニュのワインを飲んでます・・・。
前菜は軽めにスープにしてみる。具だくさんのスープ、おいしい。
メインは鶏肉のきのこのソース。けっこうなボリューム。料理の選択が悪かったのかもしれないけど、普通に美味しいんだけど、42ユーロの定食のわりには味的には普通かなぁ?
ムース状のチーズが運ばれてくる。デザートの前のチーズの扱いなので甘くないチーズ味。
デザートは盛り合わせだけど、価格を考えるとやっぱり普通かなぁ。最後はもちろんエスプレッソ。
お腹いっぱいになって、ホテルに戻る。今回のホテル、中庭を通って部屋に帰るんだけど、本当に雰囲気があって良いホテル。古いホテルなので、歩く度に床板がみしみし言うので、それが気になる人もいるかもしれないけど、そこがなかなかいい。
なんだか、旅行としては今日はまだ1泊目なんだけど、いろいろなこともあったけど、ずいぶんと充実した1日だった気がする。
今日の着替えはサバイバルキットに入っていたスカイチームのTシャツ1枚だけ。日曜日だったのでスーパーマーケットも開いておらず着替えの調達はできなかったけど、明日には着替えがリヨンのホテルに届くから今日だけの辛抱。パンツと靴下を金曜日の夜から丸3日間履くことになるのがちょっとだけ気になるけど、最低限の洗面用具のサバイバルキットがあれば、実はスーツケースがなくても旅行をする上では大きな問題ないことに気がつく。ちょっと心配なのは、カメラの充電器がないので、電池が切れた時点で写真が撮れなくなるくらいかな。
今まで、「ヨーロッパに行く時はスーツケース」という自分自身の中にある「固定観念」が、そもそも間違っていたのかもしれない。そう、私は国内旅行だったら、デイパック1つで大きな荷物は持たない。普段、ヨーロッパに行くときにスーツケースに詰めてきているものは必要最低限以上のものがだいぶ含まれているんじゃないかなぁ。だって、スーツケースがなくても不自由しないもの。今回なんて3泊しかしないんだから、国内旅行スタイルで荷物を最小限にすれば、デイパック1つで問題ない。
なんだか、ロスバケが自分自身の旅行スタイルを見つめ直すよい機会になってしまった。きっと、神様は私にそのことを気づかせたくて、私の荷物を一時的に隠したに違いない。
起きてしまったことはいつまで悲観しても仕方がない。すでに起きてしまったことは誰かのせいにして文句を言っても問題は解決しない。あとは与えられた条件の中でベストの道を探すだけ。旅は時に困難を与えるけれど、困難に当たるたびに、新しいことに気がついたり、自分を振り返らせてくれたり、自分自身の中での問題対処能力が身について、一回り成長させてもらえる気がする。だからこそ、旅はやめられない。
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コメント
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はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいてます
今回のロストバゲッジ、かなりショックな出来事なのに
前向きなラコスケさんのコメントがすごく素敵です
文章最後の一節にすごく同感して、ついつい初コメしてしまいましたヽ(´▽`)/
続き、楽しみにしてますね~
投稿: あんが~る | 2012年12月 6日 (木) 13時25分
あんが~るさん、はじめまして。
実はもっと困ると思っていましたが、翌日には届くという確約を得ている前提もあるのですが、スーツケースがなくてもそんなに困らないことに気がついたのです。男なので、洗面用具は歯ブラシとひげそり、ブラシがあれば最低限は問題ないですし、一人旅なので寝間着がなくてもTシャツとパンツで寝ても問題ない。カメラの電池は翌日までならば持ちそうですし、幸いiPhone5用のライトニングケーブルと以前に韓国で買ったCプラグ用のUSB電源アダプタは持っているので、iPhone5の充電はできます。困るのは靴下とパンツくらいなものなのです。というわけで、無理に前向きに考えていると言うよりは、頭の中で考えるよりも実際は困らなかったという感じですかね?
投稿: ラコスケ | 2012年12月 6日 (木) 23時34分
なるほど~。
私もいつも、荷物を少なくしたい!と思ってるのですが
いざ荷造りを始めると、あれも使うかも?これは現地にないかも?
と心配になって、ついつい荷物が増えちゃいます(´д`)
ロスバケしたら気付くかな~・・・いや、でもやっぱりロスバケは嫌!(笑)
投稿: あんが~る | 2012年12月 7日 (金) 15時49分
あんが~るさん
私の場合は、フランス旅行の時は、スーパーマーケットで大量に食材を仕入れて、帰路は食材などをめいっぱい23キロ詰めてきますので、その意味でも行きの荷物のダイエットはとても大事です。ロスバケについては、確率的には滅多に当たらないと思いますので、気にする必要はないかと思います。まぁ、起きてしまったら、起きてしまった時に考えるしかないですし、なんとかなるようになるものです。
投稿: ラコスケ | 2012年12月 9日 (日) 22時55分