初めてのバスク旅行6・7日目エールフランスの機内食2012
オテル・ド・フランス“Hôtel de France”で朝食を済ませて、ガンベッタ広場へ向かう。朝8時のボルドーはやっと日が昇るところ。
ガンベッタ広場のバス停から、1番バスでボルドー・メリニャック空港を目指す。45分に1本のジェットバスよりも10分に1本という高頻度で運行されているし、なによりも1.4ユーロなので市内バス料金と変わらない。
http://www.infotbc.com
バスは渋滞に遭遇することもなくスムーズにガンベッタ広場から40分ほどでボルドー・メリニャック空港へ。朝だからというのもあるけれど、空いているので大きなスーツケースを持っていても問題ない。
1階到着ロビーの正面にバスは到着。そのまま、バスは折り返しカンコンス広場に向かう。10分に1本と高頻度で運行しており、時刻も時刻表通りだったので「地球の歩き方」にはジェットバスの記事しか出ていないけど、1.4ユーロの普通の1番バスで十分!
ガラス越しに到着ロビーを見ると、ボルドーらしく手荷物受取所にはボルドーワインのオブジェ。
出発ロビーは2階にあるため、エスカレータで2階にあがる。エールフランスのカウンターでチェックインを済ませて、空港内を探検。空港にも「カヌレ・ド・ボルドー」の専門店、バイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店があるので、帰国前のおみやげ用だったら空港で買うのがベスト。
いろいろな詰め合わせがある。そして、カヌレの型も売っている。
おみやげにカヌレを購入。お願いすると、うしろにあるカヌレを詰めてくれる。
さすがはボルドー空港。セキュリティチェック後にもバイヤルドラン“BAILLARDRAN”のお店がある。でも、そのほかにはカフェくらいしかなく、おみやげらしいものは売っていないので、もしも空港でカヌレ以外のおみやげを買いたいときは、セキュリティチェック前の購入が無難。
10 :00発パリ・シャルルドゴール空港行きAF7625便のエアバスA321に乗り込む。
エールフランスのおやつに出てくるシトロンビスケット、なにげに好き。
パリ・シャルルドゴール空港2Fに到着し、歩いてターミナル2Eに移動。今回のAF276便はターミナル2Eサテライトではなく、2Eメインターミナルからの出発。
出国審査とセキュリティチェックを終えると、メインターミナルには「ラデュレ」があり、日本人の行列ができている。ちなみに、出発便によって出発ゲートが2Eサテライトの場合は、セキュリティチェック後に空港で買おうと思っても買えないので、自分の利用するターミナルがターミナル2Eのメインターミナルなのかサテライトなのかを要確認。
ターミナル2Eメインターミナルは何年ぶりなんだろう?まだオープンしたばかりで、AFでプラハに行く時にこのターミナルだった。たしか、天井が落ちる前だった気がする。
すでに銀座三越でも買うことのできるラデュレのマカロンには目もくれず、私がパリ・シャルルドゴール空港で買うものといったら、食前酒の「パスティス51」と「リレ」“Lillet”くらい。日本では、リカールは売っているけど、実は「パスティス51」を手に入れるのは、かなり困難。リレも、扱っているところが少なく、こちらも日本では入手困難の品。もしも、パリ・シャルルドゴール空港を利用するときには、必ず仕入れてくる。
今日(3/2)のAF276便は満席だったらしく、予約席が変更になって、あまり好きではないんだけど、窓際の座席。3月までフライングブルーシルバー会員だったせいもあって、搭乗口で「ピンポン」と音がして、帰路も無料でプレミアムボヤジャーにインボラアップグレード!往復ともにアップグレードされたのは初めて。もう4月からは一般会員なので、今後はこんなことはありません。
エールフランスと言えば、私はシャンパンではなく、いつもおきまりの食前酒パスティス(リカール)。ちなみにパスティスは、一度も飲んだことがないのに頼むときっと後悔するので、このブログを見て興味本位で頼むことはやめた方がいい。絶対に、シャンパンのほうが無難。ぜひ、マルセイユまで行かなくても、パリのカフェで味を知って好きになってからにしましょう。
機内食は、いつもおきまりなので、今回は和食をチョイスしてみる。
(前菜)黄色とオレンジのにんじんのミカドサラダ、ズッキーニのパトネ、野菜のラップを添えて
(メイン)和風スペシャル:鶏肉の照り焼き、さやいんげん、ごはんを添えて
(チーズ)カマンベールチーズ
(デザート)パイナップル、パッションフルーツのタルトレット
バージンアトランティック航空(VS)の松花堂弁当や、KLMの和食は好きで、たいてい和食をチョイスするんだけど、エールフランスでは初めての和食のチョイス。照り焼きの味も悪くないし、和食のチョイスも悪くない。
食後酒はいつもの通り、ポワールを。ポワールは隠れメニュー的な存在だったんだけど、注文する人が多くなったのか、カートの目立つ位置に置かれるようになっている。
今回見たフランス映画からひとつだけ紹介。“la délicatesse”という映画で、夫を事故で亡くした未亡人が仕事に没頭する中で、スウェーデン人と恋に落ちるというストーリー。この映画も、間違いなく日本に来るだろう。だって、主演がオドレイ・トトゥだもん。
シベリア上空を通過し、最後の朝食。このエールフランスの朝食、前回同じような気がする。
2/29にSNCFのストライキに遭遇したけれど、前日にストライキ期間でも動いているTGVを予約できたし、大きなトラブルもなく成田空港に無事に到着。今回の旅行、短い旅程だったけど、ビルバオ、サンセバスティアン、サン・ジャン・ド・リュズ、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー、バイヨンヌ、ビアリッツ、ボルドーと雰囲気の異なる7都市も周遊して、バスク地方特有の文化を体験できて、なかなか自分ながら旅程もよくできていたし、楽しい旅行だった。バスク地方、「知られていない」だけで、その魅力はすばらしいものがある。団体パッケージツアーが大挙として訪れる前の今のうちに、日本人と遭遇するしないバスク地方への旅行、ぜひおすすめ。(2012年バスク編おしまい)
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コメント
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とっても楽しく読ませていただきました。全体的に毎日気持ちの良い青空のようでしたね。
寒くはなかったですか。
個人旅行で好きな所に好きなように行かれて大変うらやましいです。
私も市場やスーパーが大好き(いつもお茶や塩を買うのを楽しみに)なので、団体だけれども観光ばかりではないツァーを探して行きます。
どこの国に行っても果物や野菜をパック詰めで売っている国はないですよね。日本は本当に無駄なことをして色々な事が回転している国なんだなと思います。
次の旅行記も楽しみしています。
投稿: ゆめこ | 2012年4月17日 (火) 17時34分
ゆめこさん
スペインでは曇り空でしたが、フランスに入ってからはずっと暖かい日差しが降り注ぎ、日本よりも暖かい感じでした。ヨーロッパは一度、個人手配旅行に出てしまえば、今はインターネットで予約できてしまうものが多くてどんどん簡単になっているので、きっとできますよ。そう、きっと、なんとかなります。困ることもあるけれど、それはそれで、もしも、その困難を乗り越えたときには、自分が一回り大きくなったような気がします。日本で普通に暮らしていて、困惑することってあまりないでしょ?
日本の中にいて、ベストだと思っていた方法よりも、実は日本の外ではもっといい方法があるのかもしれない。実は自分は「井の中の蛙」なのかもしれないし、日本社会そのものが「井の中の蛙」なのかもしれない。常に、今の自分の価値観がベストだと思わずに、もっと学ぶべきもの、感じるべきものがあるのではないか。そんな気持ちで私は旅に出ます。
投稿: ラコスケ | 2012年4月18日 (水) 00時26分
はじめまして。来月 初めてのボルドー&バスク旅行を個人手配している最中です。
やっとエアーが取れ、次はレンタカーと思いましたが、この行程で7日間レンタルすると、10万円も!! やはり電車やバスで回ろうかと思案中です。
そのさなか、ラコスケさんのブログを発見し、無l中で読みました。
ちょうど、私のプランと反対のコースでしたが、ガイドブックなどの情報が少ないので
大変参考になりました♪
お店やレストランをしっかりメモしました。
電車やバスのルートや時刻は、簡単に調べられますか?
もしよろしかったら、お薦めのサイトなどありましたら、ぜひ教えてください!
投稿: わん | 2012年6月28日 (木) 17時22分
わんさん、はじめまして。
バスクはすばらしいですよ。1月15日付けの「優柔不断なバスク旅行計画」に鉄道、バスのリンクを乗せていますので参考にしてください。楽しい、バスク旅行を!
投稿: ラコスケ | 2012年6月28日 (木) 22時19分
教えていただき、ありがとうございました!
こちらも参考にさせていただきます♪
ホテルの手配や交通機関など、いろいろ計画を立てるのは大変ですが、
同時にワクワクしてきます。
アドバイスありがとうございました。
投稿: わん | 2012年6月30日 (土) 10時02分
わんさん
旅行は旅立つ前のプランニングが一番ワクワクします。そして、私の場合は成田空港に向かうときの東京を離れていく車窓の風景ですね。便数が少ないSNCFの列車の時刻をあらかじめ調べておけば、あとはなんとかなる気がします。ちなみにレストランはボルドーの昼食以外はかなり適当に入っていますので、あまり参考にしないでくださいね。
投稿: ラコスケ | 2012年7月 1日 (日) 22時54分
ラコスケさんこんにちは。
先日バスク旅行から無事帰国いたしました。
現地での移動にバスク鉄道を利用しました。バスより時間はかかりますがきれいな車
両、景色も変化に富んで面白かったです。
なお福岡から中国東方航空利用で、往復ともAFのコードシェア便でした。
往復とも上海で出国、荷物の受け取り、再チェックインの必要ありでした。
上海のカウンターで一緒に並んでいた成田行きの人も同様でした。
ブログ参考になりました。ありがとうございます。
投稿: fukuken | 2014年5月16日 (金) 15時32分
fukukenさん
お帰りなさい。バスクはまた訪れてみたいディスティネーションですね。バスク鉄道は、車両は新しいのですが、各駅停車でローカル線のような雰囲気で楽しかったです。
中国の空港の仕組みって独特ですよね。乗り継ぎ時間が十分にあれば、むしろ、その方がロスバケの心配は少なくなるので正解ですね。
投稿: ラコスケ | 2014年5月18日 (日) 21時24分