初めてのバスク旅行5日目(3)ボルドーの移動遊園地
ガロンヌ川沿いのブルス広場からサンレミ通りに入ると庶民的なレストラン街。
まっすぐ進み、ギャラリーラファイエットのある角を曲がるとサントカトリーヌ通り。ここが様々なお店が並ぶボルドーの現在のショッピング街。
「パリはなんでもおしゃれ!」と、はしゃぐパリ信奉者はたくさんいるけれど、パリに何度も行っているのなら、パリのメトロで「私はこんなに悲惨な状況なんです」と訴えて寄付を求める人や、メトロの通路で座り込んでお金を求めている人たちにパリ信奉者は遭遇したことはないのだろうか?といつも思う。
トゥールーズで大きな犬を連れたホームレスが集団でいる場所があったし、レンヌの駅前でも大きな犬を連れたホームレスが集団でいた。バイヨンヌでも見かけたけど、ここボルドーでもやはり大きな犬を連れたホームレスがいる。この犬を連れたホームレスの問題はフランスでも認知されていて、1年半前にパリ・ソルボンヌ大学の社会政策を学ぶ大学院生に、彼らを表す特定名称を聞いたんだけど、忘れてしまった・・・。なにを伝えたいかと言えば、これもフランス。おしゃれなだけではない、現実のフランス。
通りの途中で団体観光客が集まって説明を受けている場所がある。水道の跡?
サンカトリーヌ通りはひたすら長い歩行者天国。お店の数もものすごく多い。
でも、地方都市の繁華街のほうが買い物をするには便利だったりする。だって、パリだと広すぎて、メトロを使ってお店を巡るようだけど、ボルドーだったらこの通り1本でギャラリー・ラファイエットもあるし、FNACもあるし、GoSportもある。
そうそう、GoSportでマネキンが着ているのはJUDO着。フランスではこんなにメジャーに扱われているのに、日本のスポーツショップで、こんなにメジャーな感じで柔道着が売られているところなんてあるのかなぁ?これじゃあ、日本の柔道が世界で負けても当たり前じゃない?
本屋さんを見つけて入ってみると、平積みになっているのは「K-ON!」。いかに、日本のマンガ文化がフランスに浸透しているかがわかる。
浦沢直樹の「Monster」も売られている。ドイツが舞台のこの作品、ヨーロッパの人たちはどのように感じるのかなぁ?
ボルドーのショッピング街のサンカトリーヌ通りの終点はアキテーヌ門。1キロくらいあったんじゃないかなぁ?
アキテーヌ門前のヴィクトワール広場(La Place de la Victoire)には亀のオブジェ。
アキテーヌ博物館は無料なので入ってみることにする。無料だけど、受付でチケットを発行してもらう。
アキテーヌ博物館を出ると、今日の町歩きの出発地点、サンタンドレ大聖堂のペイ・ベルラン塔のマリア像が夕日で輝いている。スタート地点に戻ってきたところで、今回のボルドー町歩きは終了。
最終日はいつもスーパーマーケットでお土産を調達。今回は、観光案内所でもらった地図で気になっていた“Centre Commercial Mériadeck ”にトラムに乗って行ってみる。大型スーパー、オーシャンAuchanが入っており、けっこう楽しい。
おみやげを調達してホテルに荷物を置き、今回の旅行で最後の夕食。でも、お昼ごはんの時に自分にしてはワインをけっこう飲んだし、夕食はカフェで簡単に済ませようと思っていたので、カンコンス広場に隣接する「ビストロ・デ・カンコンス」“Le Bistrot des Quinconces”へ。22ユーロの定食を注文。
前菜はさっぱりと、日替わりメニューのトマトとキュウリのタルタル。
メインは“Bavette”がわからなくて聞いてみたけど、サーロインステーキ。“Bavette à l'échalote”。肉もうまみがあるし焼き加減もいい。それに、エシャロットのソースがおいしい。ステーキなんてフランスじゃなくても食べられるけど、やっぱりおいしい。
デザートはブランマンジェ“Blanc mangé aux griottes Amarena”。
昼間は静かだったカンコンス広場がネオンの明かりに包まれている。
ボール投げや射的などのようなゲームが並んでいる。一人じゃなくて、一緒に誰かいれば、楽しめそうなんだけどなぁ。
ものすごく賑わっているわけではないけど、親子連れやカップルで賑わっている。一人旅じゃなかったら、ちょっと乗ってみてもいいかも。
観光案内所の向かい側のビルはワインバーになっており、1杯2ユーロからボルドーワインを楽しむことができる。だけど、今日はお昼にたくさん飲んだのでパス。昨日、飲みに行けばよかった・・・。また次にボルドーに来たときのお楽しみにする。
ボルドーの中心にある大劇場。今回のビルバオから始まり、ボルドーまでの旅、短い旅程の中で見所が多く、なかなかよいルートだった気がするなぁ。夜のボルドーを歩き、ホテルに戻る。
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コメント
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やっぱりヨーロッパは素敵

移動遊園地ってどのくらいの広さなんですか?
ちょっと遊ぶにはいいのかな
今回ドバイで初めてアフタヌーンティーをしました


美味しかったですが、ラコスケさんのデザートのほうが、
断然美味しそう
やっぱり、ヨーロッパでお茶をするのがお洒落
投稿: kazue | 2012年4月22日 (日) 16時25分
kazueさん
カンコンス広場は大きいので、けっこう大規模です。乗り物の他にも射的などの温泉場にありそうなゲームなどもあり、ちょっと遊ぶには楽しいかも。あまり、盛ってない感じも私は好きですが・・・。
お菓子文化はやっぱりヨーロッパでしょう。ウィーンでカフェコンディトライ巡りなんていうテーマはいかがでしょうか。ウィーンは、大きな町ではないし、治安も悪い感じはしないし、初めてのヨーロッパ町歩きにはいいかもしれません。
投稿: ラコスケ | 2012年4月22日 (日) 23時29分