初めてのバスク旅行2日目(1)月曜日のサンセバスティアン
ホテルを出ると、丘の上に教会のような建物。でも、この建物、「地球の歩き方」にも、観光案内所(インフォメーション)でもらった地図にも特記している建物ではなく、子供たちがぞろぞろ坂を上がっていく様子を考えると学校?
新市街の中心にはカテドラル“Buen Pastor”がそびえ立つ。
町を歩いていると“MERCADO”を発見!スペイン語で“MERCADO”といえば、市場のこと!
ラ・ブレチャ市場の場外にも花屋が並んでいる。市場を見つけたら立ち寄ってみるのが私の旅のマイルール!
建物の地下がいわゆる「メルカド」になっている様子で、八百屋さん。
骨付きハムがつるされている。イベリコ豚などでも有名なスペインの生ハム。うーん、日本で動物検疫上の禁輸品でなければ、買っていきたいところだけど、ここは我慢するしかない・・・。
その中のひとつのお店で生ハムを試食させてくれる。生ハム、おいしい。日本に持ち帰れないので試食だけで我慢するしかない。試食しておいしさを感じてしまったので、余計にさみしい。試食しなければよかった・・・。
今回のバスク旅行の旅程は、フレンチバスクを中心に組んでしまったので、スペイン滞在は残り半日の予定。せめて、お昼ごはんは、月曜日のサンセバスティアンのバル巡りで済ませることにする。しかし、問題は月曜日は開いているバルが少ないと言われていること。そこで、滞在2日目ともなると、地図を見て目的地にたどり着けるようになっているので、月曜日に開いているバルを探して、橋を渡って、グロス(Gros)地区に向かうことにする。
グロス地区もバルが並んでおり、サンセバスティアンは小さな町で旧市街に行くのも遠くないので川向こうのグロス地区にホテルをとるのもいいかもしれない。
まずは月曜日でも確実に開いている「地球の歩き方」にも掲載されている「ベルガラ(BERGARA)」から。
ここのバルのピンチョス、お店に入るとどれも食べたくなってしまう。
ピーマンの彩りも美しい。
スペインと言えば、トルティージャ(スペイン風オムレツ)。うーん、おいしそう。
昨日の昼、ビルバオのバル巡りでかなりほろ酔い気分になってしまったので、今日は「モスト(mosto)」と呼ばれるノンアルコールのワイン。けっこう甘いぶどうジュースだけど、ワインのような雰囲気。
私が一番伝えたいことは、まず、あまりお酒が飲めない人でも、カニャと呼ばれる小さなコップのビールもあるので、バル巡りは、お酒に強くなくても楽しめる。
そして、なによりもバル巡りはお酒を飲まなくてもOKだということ。ワインぽい雰囲気を出したければ、ノンアルコールのモストでもいいし、ビルバオのバルでは女性がコーヒーとピンチョスという組み合わせもあったので、バル巡りは、女性でも誰でもお酒が飲めなくても楽しめる!
全部食べてしまいたいくらいだけど、次もあるので、鰯のピンチョスだけを食べる。
サンセバスティアン2日目になると、ホテルでwifiにつないでiPhoneで住所検索もできることもあって、他のブログなどの先行研究を参考に「バル巡り」をすることができる。「ベルガラ(BERGARA)」のすぐそばのSan Francisco通りにあるセンラ“SENRA”へ。
先行研究によると、ここのおすすめは「クロケータス“Croquetas”」らしい。カウンターに座って、コロッケを注文。
注文してから揚げてくれるキノコのコロッケは、もちろんアツアツ。
スペインのバルのコロッケは、クリームコロッケ。これが最高においしい。
旧市街「パルテ・ビエハ」地区にある“Fermín Calbetón”通りに戻ってくる。
サンセバスティアンのバル巡りの最後は、再びGoiz-Argi(ゴイサルギ)へ。
月曜日のお昼はお客さんがぜんぜんいないので、ゆっくりと壁に掛けられたメニューをみながら考えることができる。最後のチャコリ。
バカラオ(Bacalao)は、電子レンジで温めてくれる。バカラオは、ポルトガルやフランスでもよく食べられている鱈。
小さい町なので、2日目になると住所からiPhoneの検索機能を使えば、およそ地図のどのあたりかを見当がつくようになってくる。やっぱり、サンセバスティアンに1泊ではなく、バル巡りにもっと重点をおいてもう何泊かすればよかったかも。サンセバスティアンを旅立たなければならないのが心惜しい気がしてきた。
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コメント
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はじめまして。
海外旅行大好きで、こちらのブログにたどりつきました(^^)
とても楽しいブログですね。
スペインには最近旅行に行ってきました。今回はセリビアとマラガ、トレドとマドリッドに行きましたが、サンセバスチャンにはいつか行ってみたいと思っていたので、とても参考になりました。
どうもありがとうございます。
また遊びに来させてください!
投稿: りんご | 2015年5月14日 (木) 20時31分
りんごさん、はじめまして。
アンダルシアもいいですよね。以前に私がアンダルシアを旅したときは、バル巡りの視点で旅をしていなかったので、バスク地方のバル巡りの楽しさを知ってから、もう一度、アンダルシア地方をバル巡りをメインに旅してもいいかなぁと思っています。
そろそろ、今年の夏の旅行のディスティネーションを検討している時期なのですが、バスク地方は、もう1度旅してもいいと思っているくらい、大好きなディスティネーションです。
投稿: ラコスケ | 2015年5月14日 (木) 23時36分
ラコスケさん、お返事どうもありがとうございます。
今回の旅は個人旅行でしたので、バル巡りはいっぱいできました。
しかし、私はスペイン語も英語もあまりよくわからないので、メニューを見てもさっぱりよくわからず、暗記していったスペイン語料理を伝えたりしてなんだか同じような物ばかり食べていた印象があります。
ラコスケさんは、いっぱい個人旅行に行かれているんですね!
やはり英語などは得意ですか?
投稿: りんご | 2015年5月15日 (金) 17時59分
りんごさん、こんばんは。
英語は得意ではないですよ。ただ、こんなことを言っているんだろうなぁという雰囲気を察するのは得意です。メニューは私の場合は「まだ知らない」出会いを期待して、あえて理解できないものを注文することも多いです・・・。そして、味わったことのない料理や調理法と出会えた時、そしてそれが美味しかったときには感動します。まぁ、外すこともありますけどね・・・。
投稿: ラコスケ | 2015年5月15日 (金) 23時41分
こんばんは。
すごい特技ですね!!
ラコスケさんは、とても冒険家なんですね。私はレストランでいつも同じお料理を注文してしまう派です。
たしかに、未知のメニューを頼んでそれがとても美味しかったら、とっても感動しちゃいますね♪
投稿: りんご | 2015年5月17日 (日) 20時26分
りんごさん、こんばんは。
私は、まだ知らない価値観を感じるのが好きで旅をしています。そう考えると、「まだ知らない」風景を自分の目で見て、肌で風を感じたい好奇心と、「まだ知らない」調理方法、料理を知りたいと思う好奇心も同じだと思っています。料理というのは、食材を美味しく食べるためにその国で考えられた調理方法だと思うので、それはその国の文化です。せっかく、「まだ知らない」文化を体験できる機会を自らの偏見や先入観で放棄するのはもったいない!時には闇鍋でなにが来るのかわからないのもおもしろいですよ。
投稿: ラコスケ | 2015年5月17日 (日) 23時14分