初めてのバスク旅行1日目(2)ビルバオへ
ビルバオ空港を出るとすぐにビルバオ市内行きのバスが待っている。
1.3ユーロを運転手に支払い、スーツケースを持ってバスに乗り込む。
バスはグッゲンハイム美術館の横を通り、モユア広場を経由して、ビルバオのバスターミナルが終点。
ビルバオのバスターミナルに到着。この時点で10時過ぎ!やっぱりエールフランスAF277便を使うと午前中から観光できてしまうところがすばらしい。
他のブログなどの「先行研究」の通り、ビルバオのバスターミナルには、コインロッカーと有人の荷物預かり所がある。コインロッカーは1ユーロ、荷物預かり所は2ユーロ。有人の荷物預かり所のドアは閉まっているので、ドアの左手にある呼び鈴を長めに押すこと!
ビルバオのバスターミナルはトラムと地下鉄の“San Mames”駅に直結しているので、地下鉄に乗って旧市街を目指す。地下鉄駅も車両も近代的な雰囲気。
アリアガシアター“Arriaga Theatre”のインフォメーション(観光案内所)でビルバオの地図をもらい、町の探索開始!
旧市街を歩き始めると、ビルバオの建物はガラス張りのバルコニーがおもしろい。
ヌエバ広場には多くの人が集まっている。人だかりはなにかと見てみると、サッカー選手のカードを売っている様子。
インフォメーションでもらった地図をもとに歩くけど、ビルバオの旧市街は通りの名前が表示されていないので、今ひとつ現在地がつかめず歩きづらい。
バスク博物館を見学し、バスク文化を学ぶ。さて、ぶらぶら歩いていると、そろそろお昼の時間。今回のビルバオ訪問の目的は、バスク地方特有の建物の雰囲気を感じることと、そして「バル文化」を感じること!
といっても、ビルバオの旧市街のバルは調べてこなかったので、どこがおいしいのかはわからない。ビルバオでは、まずは人が集まるヌエバ広場周辺の適当なバルに入り、「バル文化」を体感してみることにする。えいっとバルに入ってみると、カウンターにはおいしそうなピンチョスが並べられている。
カウンターに並べられているので、注文は指を指すだけで簡単。バルで飲むのは、もちろんチャコリ!
ピンチョスによっては電子レンジで温めてくれる。1つ150円くらいなので、安い。
3件目のバルのムール貝のピンチョス。バル巡り楽しくなってきたのと同時に、チャコリもすでに3杯目なので適度に酔いも回って心地よい気分。
4件目ではさすがにビール。バルを観察していると、別にコーヒーとピンチョスという組み合わせでもよいみたいなので、無理にアルコールを頼まなくてもいいみたい。
なかなか「バル文化」楽しい。初めてのバスク地方のバル体験、すっかりお気に入り。「バル巡り」のためだけに旅程を組む人がいる理由もわかるような気がする。やっぱり何日か滞在しないと、土地勘がつかめないし、おいしいバルを発見できない。
トラムに乗って、かつては造船所だった跡地にあるグッゲンハイム美術館へ。
美術館の入り口の巨大な植え込みの犬も作品。でも、モダンアートは、私の感性では美を感じることができない作品も多いし、それに実はけっこうほろ酔い気分なので、どうでもよくなっていてグッゲンハイム美術館には入場せずに外観だけを楽しむ。
再び、トラムに乗って、バスターミナルのある“S. Mames”を目指す。
PESAのカウンターで“Donostia”(サンセバスティアン)行き15時発のバスのチケットを購入。10時から15時までのたった5時間のビルバオ滞在、グッゲンハイム美術館は見ないは、ビスカヤ橋には行かないは、だいぶカットした観光だったけど、旧市街は雰囲気がある町並みだし、バスク地方の「バル文化」を体感できて楽しかった。
バスの座席は指定席。大きな荷物は、バスの荷物置き場に自分で置く。バスに乗りこみ、いよいよ今日2/26の宿泊地であるサンセバスティアンへ向かう!
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コメント
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おはようございます。ビルバオって鉄と中学で習ったので、鉄鋼業の町??とおもっておりました。これからご紹介いただけるバスク文化が楽しみです。
投稿: kaori | 2012年3月 6日 (火) 07時48分
kaoriさん
ガイドブックや文献を見ればわかることや、他のブログの「先行研究」を見ればわかるような「解説」はあまり書かないようにしているのですが、さすがkaoriさん、よくご存じですね。そう、ビルバオはかつて製鉄や造船などを中心とした工業都市でした。しかし、産業そして社会は時代とともに変化します。実際にグッゲンハイム美術館は造船所の跡地です。でも、変わらないものもあります。過去のイメージを持ちつつも現在のビルバオを歩くというのは、なかなか面白いと思います。
投稿: ラコスケ | 2012年3月 6日 (火) 13時13分