マラケシュ&パリ一人旅行 6・7日目 プラスディタリー(Place d'Italie)のマルシェ
11/25金曜日。パリ最後の朝食。パリで飲むカフェオレも今日が最後・・・。
バゲッド(フランスパン)に、無塩発酵バターを塗って、イチゴジャムをたっぷり塗った「タルティーヌ」が、最高の幸せ。やっぱり、2つ星チェーンホテルの朝食で満足してしまうなんて、幸せが安すぎ?
エールフランスAF276便は13:35発なので、10時くらいまでパリに滞在できる。出発までは時間があるので、ホテルの最寄りのコルヴィサール(Corvisart)駅へ向かってお散歩。
ティモテル プラスディタリー ビュットカイユ(Timhotel Place d’Italie Butte-aux-Cailles)を常宿化しつつある理由は、ビュットカイユの雰囲気が好きという以外に、もう一つ。週に2回、コルヴィサール(Corvisart)駅からプラスディタリー駅までの間にマルシェが開かれる。マルシェを見つけたら、立ち寄って見るのが、私の旅のマイルール!
メトロの駅でひと駅分の長さなので、たくさんのお店が出ている。
マルシェの写真なんて何度も撮っているのに、場所や季節が違うといつも新鮮に感じる。やっぱり生活の雰囲気が好き。
フランスでこの時期ならではと言えば、うさぎがいたり、ジビエの季節!
イタリー広場(プラスディタリー)“Place d’Italie”に到着。メトロの入口が美しい。
プラスディタリーのショッピングセンタービルの設計は誰だか知ってる?東京都庁を設計した丹下健三だったりする。
建物の中はガラス張りの吹き抜けになっており、クリスマスツリー。
メトロ6号線は、プラスディタリー駅からコルヴィサール(Corvisart)駅で地上に出てくる。メトロ6号線はメトロ2号線とともに好きな路線で、ずっと乗っていると、セーヌ川を渡る手前にエッフェル塔を眺めることができる。
最後にモノプリで、冬にフランスを訪れたときには発酵バターや、大好きなチーズを買って帰る。そして、ローラン ドュシェーヌ“Laurent Duchêne ”でチョコを買って、ホテルに戻って最終パッキング。
今回は久しぶりにダンフェール ロシュロー(Denfert Rochreau)駅からRER-B線に乗ってシャルル・ド・ゴール空港に向かう。最近、メトロのストやRER-B線の工事にあたったりして、RER-B線でシャルルドゴール空港に向かうのも何年ぶりなんだろう。空港行きの列車には2種類あって、各駅停車とパリ北駅を出ると空港までノンストップの列車。各駅停車だとパリ北駅から空港駅まで乗降客をずっと警戒することになるので、できれば、駅の行き先案内版を見てパリ北駅から直通列車に乗るのがいい。
パリ北駅を過ぎると、落書きだらけの壁で、どことなく大都市の無機質な感じ。でも、それもパリ。
なにげにエールフランス航空直行便で成田空港に向かうのは久しぶりで、ターミナル2Eに移ってからは実は初めて。
ターミナル2Eの出国審査がものすごく混んでいてびっくり。フランスの出国審査なんて、パスポートを閉じたまま渡したら、そのまま見ずに閉じたまま渡されたこともあったり、スタンプをもらえないことも普通なのに、ターミナル2Eの出国審査管、一人一人手続きしており、まじめすぎる・・・。ターミナル2Eサテライトからの出発なので、出国審査が終わると、成田空港第二ターミナルのようなシャトルに乗って移動。
東京・成田行きエールフランスAF276便は定刻通り。今回のパリ滞在、メトロも動いていたし、飛行機もちゃんと飛ぶし、幸運だった。日本ではそれが普通なんだけど・・・。
お決まりの食前酒、パスティス。次回はちょっと変えてみようかな?
トマトペーストのペンネパスタサラダ、コンテチーズを添えて
チキンのワイルドマッシュルームソース、マッシュポテトとブロッコリーを添えて
カマンベールチーズ
胡桃のタルト、キャラメルがけ
ちなみに、みそ汁は、日本風のメインをチョイスしなくても、頼めばもらえる。しかも、日本風のメインをチョイスしてもフランス人オテスだとなにも言わないともらえない可能性が大きいので、ぜひ、みそ汁をもらおう。
もちろん、帰路も英語字幕しかないフランス映画を楽しむ。フランス語はわからないし、英語字幕も100%理解することは難しいけど、フランス映画はここで見なければ日本で公開されないかもしれない。
“Un amour de jeuness”は、若い二人の愛の行方がせつないけど、見終わったあとのフランス映画独特の余韻がいい。風景もいいし、この映画も日本に来てもおかしくない。
今までなぜか見ていなかった映画“PARIS”を見て、たぶん、すでに見ている人が多いと思うけど、だれもが必死に生きている姿と大都会パリの風景が重なり、おもしろかった。そう、いろいろなことがあるのが、「パリ」。
たぶん、ずっと変わらないエールフランスのパリから積んだ朝食。パンにナイフで切れ目を入れて、バターを塗って、ハムを挟んでサンドイッチにして食べるのが、私の定番。
いつものように福島上空を通過。フランス人乗客は、フランスの新聞でも名前がよく出てくる、かの有名なFukushimaの上空を飛んでいることを知らない。もっとも、左側に原子力発電所のプラントが見えると思われ、知らない方がよいかも知れないけど・・・。早く、猪苗代湖や磐梯山の美しさを感じられる福島に戻る日が来てほしい。
定刻どおりに成田空港に到着。
マラケシュは、空港まで送迎を頼んだり、鉄道やバスなどの公共交通機関にほとんど乗っていないので、えらいことはぜんぜん言えないんだけど、思っていたよりもぜんぜん歩きやすかった。パリからマラケシュまではイージージェット(Easyjet)で簡単に飛べてしまうので、ヨーロッパ旅行のついでに、ちょっとだけマラケシュというのはおすすめ。
私たちはイスラム文化に触れる機会が少なすぎる。イスラム文化をよく知らないのに、イスラム教やイスラム文化について判断するのはどうなのだろう。ぜひ、自分の目で見て、耳で聞いて、自分の肌で感じてほしい。今まで経験したことのない「美」など、「まだ知らない」価値観をきっと得ることができ。そして今までの価値観を揺るがすだろう。
ということで、「ちょっとだけマラケシュ」をぜひ体感してほしい。
(マラケシュ・パリ編おしまい)
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