初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(3)メディナを彷徨う
ジャマ・エル・フナ広場に戻り、傘を差していても足下がびしょ濡れになり、早く席に着きたいという気持ちから、安宿街のそばにある食堂街のお店に適当に入る。看板もないような場末の雰囲気漂う食堂。
コーラを頼んだら、どうも在庫がなかったみたいで買いに行っていたり、食事の最中にハエと戦ったり、まさに場末の雰囲気。
食後のミントティーも生のミントが入っていなくて、やっぱり場末の雰囲気。おいしいものを食べるのも好きだけど、こういう食堂で過ごすのも好き。
残念ながら、雨は止みそうもない。明日は10時の飛行機でパリに発つので、マラケシュを体験できるのもあと半日。あと半日でなにをするか。せめて、ジャマ・エル・フナ広場からマラケシュ博物館までの短いエリアだけでも、メディナの全体像を把握したい。迷わずに目的地にたどり着きたい。ということで、お店をのぞきながら、最後の探検開始!
ロバが普通に使われている。メディナを歩いていると、ロバが荷物を運んでいるのをみかける。
日本で人気のタジン鍋。日本に着く前に壊れるような気がするし、重すぎる。
木をくりぬいてキッチン道具をつくっている。店の奥で職人が作業しているのがみられる。女性だったら、こんなおみやげもいいかもしれないなぁ。
歩き疲れたらカフェで休憩。リアドのそばのスパイス広場の“café des épices”
染色スークと呼ばれる場所で、無料だから見ていいよというので、路地に入ってみる。染められた糸が見上げると美しい。
染料がどのように色が変化するのかを実演で見せてくれる。このあとは、もちろん「何がほしい?」ということになるんだけど、染色スークはしつこくなく「無料」で、みせてくれた。
焼き物屋さん
そして、せっけん屋さん。“L’Art du Bain”で、アルガンオイルの石けんをおみやげに買ってみる。ここの石けん、ものすごく香りが良くて、お店の中に入ると心地よい。せっけんがあるだけで、周囲がよい香りになってしまう。このあたりを歩いていると「ミチ?」と声をかけられる。“Atelier + Michi”という日本人御用達の雑貨屋さんもこのそば。
おみやげも調達したので、リヤド“Riad Al Mamoune”にいったん戻ると、アリがパティオでベルベル人の友達と話している。荷物を置いて、ベルベル人のセデックとアリと一緒にしばらく話をする。
ベルベル人の友人が東京でレストランをやっているけど知っている?
ベルベル人のモロッコ料理店が東京にあると聴いて、wifiがつながるのでiPhoneで調べて見ると、けっこう大きなレストラン。ミントティーを飲みながら、You Tubeを見ながら3人で盛り上がる。
たじんや
http://www.morocco-tajinya.com/
セデックはワルザザードにいて、砂漠ツアーなどで日本人と会うことがあるらしく、カタコトの日本語の単語を知っているので、リヤドのアリよりも日本人慣れしている。
次に来た時は、ぜひ砂漠に行ったほうがいい。満天の星空がすばらしいから。でも、その時は、ものすごくロマンティックな風景だからガールフレンドと絶対に来いよ。次にここに来るときにはガールフレンドを連れてこいよ。できれば、もう一人連れてきて、紹介しろよなんて、男3人だとろくな会話じゃない・・・。
「ミントティーの入れ方を教えるから見て行きなよ」と厨房に入れてくれて、お茶の葉を入れて、ポットで煮出し、砂糖を入れて、最後にミントの葉を入れるところを見せてくれる。
今まで小さな宿に泊まったことはないけど、リヤドに帰るといつもミントティーを入れてくれて、まるで自分の家に帰るようで“Riad Al Mamoune”はなかなか居心地の良い宿。
マラケシュ最後の夕食を食べるために再びリヤドを出る。黄昏時のメディナの風景もなかなか美しい。
リヤドのアリに“Oscar”というお店がおいしいよ!と言われて、安宿街のそばの食堂街にある食堂に向かう。お店の中は明るく、清潔な雰囲気。それに、ガラス戸があるからハエがいない。
モロッコではビールが飲めないので“HAWAI”というトロピカルな炭酸飲料を。
サラダモロカン。単純なんだけど、スパイスの加減がよくおいしい。
レモンとチキンのタジン。世界各国「煮込み料理」愛好家の私としては、タジンはなにを食べても外さないし、これがおいしい。
食後は、ジャマ・エル・フナ広場の「よんじゅうにばん」と日本語を話すお店でオレンジジュースを飲む。しぼっているのを見せてもらうと、小さなマンダリンオレンジを見せてくれる。42番、なかなか甘くておいしい。
メディナの夜は意外に早く、7時過ぎにはお店が閉まり始める。マラケシュの最後の余韻を楽しむために、今日2回目のスパイス広場の“café des épices”へ。
« 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(2)バビア宮殿へ | トップページ | 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 4日目(1)ロイヤル エア モロッコ(Royal Air Moroc)の機内食 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- ドル、ユーロへの両替は新宿駅西口金券ショップ街の両替所での両替がお得!(2024.06.28)
- 2024年7月、夏のマッターホルン計画は旅行費高騰のために断念か?(2024.05.14)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(2)ブラガで10時のおやつは巨大ケーキ。(2020.07.30)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 3日目(1)ポルト、サン・ベント駅からブラガに向かう。(2020.07.27)
- 一目惚れをしたポルトへの旅 2日目(4)カミーノを一人で歩き切った旅人と合流。お昼ごはんはポルトのB級グルメ、コンガ“Conga”のビファナ“Bifanas”を。(2020.06.27)
「モロッコ」カテゴリの記事
- 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 4日目(1)ロイヤル エア モロッコ(Royal Air Moroc)の機内食(2011.12.21)
- 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(3)メディナを彷徨う(2011.12.19)
- 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(2)バビア宮殿へ(2011.12.18)
- 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(1)リヤドの朝(2011.12.17)
- 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 2日目(2)モロッコでクスクスを!(2011.12.16)
コメント
« 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 3日目(2)バビア宮殿へ | トップページ | 初めてのモロッコ・マラケシュ一人旅行 4日目(1)ロイヤル エア モロッコ(Royal Air Moroc)の機内食 »
この街は何語が通じるの?ラコスケさんはフランス語を話しているの?
投稿: kaori | 2011年12月20日 (火) 23時40分
kaoriさん
私はほとんどフランス語は話せません。マラケシュは観光地なので英語で十分ですよ。
投稿: ラコスケ | 2011年12月21日 (水) 23時17分