沖縄ぶらぶら一人旅 1日目
いよいよマラケシュと思いきや、なぜかポケモンジェット。そう、ここは羽田空港。
実は、シフト制の勤務なので土日も関係なく、クリスマスも年末年始も関係なく仕事なんだけど、12/2~4まで希望をしない3連休があることがわかる。うーん、モロッコから帰ってきてから1週間もたたないけど、どうしようか?なにもしないでいるのももったいないし…。3日間で行けるとすれば、韓国?でも、さすがに2週連続で海外旅行というのもどうかと思うので、那覇にいる友達に会いに行くことにする。
ということで、モロッコ旅行記の前に、ガイドブックを見ない「てーげー旅行記」を忘れないうちにアップしてしまうことにする。
まず、羽田空港で沖縄の友人にリクエストされた「ねんりん屋」のバームクーヘンと、催事でたまたま売っていた「ガトーフェスタハラダ」のラスクを買う。地方の友人へのおみやげ選びは意外と難しい。東京には、空港では買えないおいしいものもたくさんあるけど、おいしいけれどあまり有名でないものを買っていくと、逆に喜ばれなかったりする。ということで、羽田空港の2タミには、サマンサタバタのドーナツもあったけど、まだ沖縄には知られていないので、無難な選択にする。
14:00那覇空港に到着し、レンタカーを借りる。沖縄は4年ぶり。それまでは大学の研究調査で1999年から2007年までの9年間、大学院に入る前、大学院在学中、そして研究室を出てからも毎年のように読谷村に通っていた。まずは沖縄の海が見たくなってレンタカーを走らせ、空港からほど近い瀬長島へ。雨上がりのせいか、海がきれいじゃない。
瀬長島のおもしろさは、飛行機の着陸を間近に見られること。ちょうど、那覇空港への進入路にあたり、まさに真上を飛行機が降りてくる。
15時近いので、夕方まで周遊するのなら、南部めぐりドライブがいいだろうと思って、糸満方面に走り始める。特に目的地を考えずに走っていると、ふと「道の駅」の看板にひかれて、道の駅糸満へ。
沖縄の道の駅と言えば、名護の手前にある「許田」くらいしか知らなかったので、初めて寄って見ると、農産物や魚の直売所があったり、けっこうおもしろい。お客さんも観光客よりも地元の人のほうが多い感じ。これはけっこういい場所を発見したかも。
そういえば、お昼ごはんを食べていないことに気が付き、でも15時という中途半端な時間なので、軽くすませることにする。今回の旅行で初めての食事は、「道の駅」の直売所で、ローカルな感じがなにげに好きな「お弁当」。200円くらいからあるお弁当の中でも、沖縄そばの焼きそばに、ポークまで入っている400円の最高級のお弁当。それこそ、大学の研究調査のときにお弁当が配られて食べてから、沖縄のお弁当がなにげに好き。沖縄はこういう素朴なものがおいしい。
かまぼこ屋で「ばくだん」と呼ばれるかまぼこを買って食べてみる。
今回の相棒は、デザインがプジョー206もどきのデミオ。前からちょっと乗ってみたかった。
今回の旅行のテーマはなににしようか考えていなかったけど、4年ぶりの沖縄に来たからには、やっぱり戦争の悲惨さ、平和を自分の心に刻まなければならないと思い、まずは修学旅行生みたいだけど「平和」をテーマに「ひめゆりの塔」に向かうことにする。途中で、琉球ガラスのグラスで泡盛を飲むのもいいかもしれないと思って琉球ガラス村に立ち寄る。
職人がガラス工芸品をつくっているけど、店内に入ると、今まで知らなかったんだけど、驚いたのは、ほとんどがベトナム製。沖縄のおみやげにするのに、ベトナム製というのもどうなんだろう?と思いながら、何も買わずに先へ進む。
ひめゆりの塔には何度も来ているけど、戦争の悲惨さは常に忘れてはならないと思う。人間というのは忘れるから、たまに振り返らなければならないと思う。
レンゾ・ピアノとともに関西国際空港の設計に携わった岡部憲明設計の資料館には入らないけれど、ガマを見つめ、ここで命を絶たざるを得なかった人たちの冥福を祈る。
久しぶりに平和祈念公園へ。ここでもっとも見るべきなのは、沖縄戦で亡くなった24万人もの人々の名前を刻銘した「平和の礎」だろう。まるで墓石が並ぶ中を歩いているような雰囲気は気持ちが重くなるけど、私たちは戦争というものがいかに悲惨なものかを忘れてはならないし、気持ちが重くなることを感じなければらない。特に沖縄は、本土防衛のための時間稼ぎの捨て駒にされて、多くの人々が亡くなった。本土防衛のために。
まさに「修学旅行」コースだけど、女子高生たちは、ここでなにを感じたのだろう。
レンタカーをさらに走らせて、素朴な雰囲気が好きな奥武島へ。ごつごつした海岸。日も暮れてきたし、ここでカーナビに道案内を任せて那覇にUターン。
18時過ぎに那覇に戻り、泊港に近い場所にあるホテルにチェックイン。友人との待ち合わせは夜9時半なので、軽く夕食を取ることにする。ちょっとだけ事前にネットで調べてあったんだけど、沖縄の食堂が好きなので、今回はホテルの近くにある国道58号線の「ハイウェイ食堂」を試してみることにする。
沖縄の食堂の雰囲気って好き。ハイウェイ食堂は水槽があったり、喫茶店みたいな雰囲気。
定食を頼むと、もれなく、ごはん、刺身、ポーク玉子、みそ汁、漬け物がつくけど、21時半から飲みに行くので定食だと多すぎる。軽くすませようと思って頼んだのは480円の「ちゃんぽん」。沖縄の「ちゃんぽん」は、内地とは違って、麺料理じゃなく、ごはんの上に野菜いための卵とじが載せられている丼物。簡単なんだけど、これがおいしい。
軽くすませるつもりが、おなかいっぱいになってしまったので、沖映通りを歩いて、ジュンク堂の大きさに驚き、スーパーマーケット好きなので地下のAコープを楽しみ、19時過ぎの国際通りを散策。
もしも、伝統的な沖縄みやげがほしいんだったら、私は沖縄三越裏の「久高民藝店」のセレクトがセンスいいと思う。焼き物もガラス製品も、他のおみやげ物屋とはぜんぜん質が違う。
おなかいっぱいで、さらにこれから飲みにいくというのに、やっぱり沖縄に来たからには定番のブルーシールの紅いもソフトを…。その後は、沖縄の友人と美栄橋そばの飲み屋で泡盛を飲む。那覇で飲むなら、国際通りよりも少し外れた場所のほうがいいお店がある気がする。
(2日目につづく)
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