初めてのスイス一人旅行5日目 ベルンでUFO発見!
7月6日水曜日朝。今回の旅行で、スイス最後の朝。ベルンのホテル・メトロポールの朝食もカフェオレで始まる。ポットに入れられたコーヒーと温められた牛乳をカップに混ぜてカフェオレを自分で作る。フランスの安ホテルの朝食は「マシーン」に置き換わっていることが多いけど、席に着くとポットを届けてもらうスイスの朝食は、なんだか幸せな気分。
ホテル・メトロポールの朝食は、ベーコンとスクランブルエッグがあるので、コンチネンタルブレックファストよりは豪華?ヨーロッパはパンがおいしいから、パンにハムとチーズを挟んでサンドイッチにして食べると幸せ。なにもなくても、実は、イチゴジャムとバターをたっぷり塗ったフランスパンだけでも幸せだったりするんだけど・・・。
エミレーツ航空EK88 便は、チューリッヒ空港を15:35発なので、お昼近くまでベルンに滞在することができる。最終日も「おみやげ」を探しに、ベルンの町を歩くことにする。ベーレン広場から連邦議事堂を望む。雲がある空も美しい。
やっぱり、ここに来ると、ベーレン広場の市場をのぞいてしまう・・・。
この時期のヨーロッパに行くと、平べったい桃をよく見る。去年、アウシュビッツを行ったときに、クラクフの市場で発見したときは、「UFO」と書かれていた。日本では見かけない、平べったい形の桃。甘さはあるし味も桃だけど、食感はガリガリした感じ。
お菓子屋さんをのぞきながら、おみやげ探し。空港で売っているような「おみやげ物」ではなく、普通に町で売っているお菓子やチョコレートを買って帰るのが好き。
時計塔の先にあるショコラティエで店員さんに夏だけどチョコレートを持って帰りたいと相談すると・・・。
「チョコを買いたいんだけど、夏だし、暑いから日本には持って帰れないよね?」
「今日帰るのなら、スーツケースに入れておけば問題ないわよ。だって、飛行機の荷物庫は冷蔵庫のように寒いから・・・。」
「でも、アラビアのドバイ経由なんだけど・・・。」
「大丈夫よ」(うーん、ドバイが通じていない気がする・・・。)
「それじゃあ、詰め合わせにしてもらおうかな」
ところが、運が良かったのか、形が崩れることなく、夏なのにチョコを無事に持ち帰る!
時計塔の時計は、いったい何時だかわからないような複雑な構造。
毎時56分になると鶏が鳴き、てっぺんにいる道化師が動き始め、クマさんたちがパレードを始める。でも、正しい時間ではなく4分前。正しい時間になると中央の王様の右手が動き、町にベルの鐘が鳴り響く。どんな様子かは、ぜひベルンを訪れてほしい。
時計塔のショーを見たあとは、駅前のデパートに行ってみたり、Coopに行ってみたり、MIGROS(ミグロ)に行ったり、お菓子屋さんをのぞいたり、お買いものタイム。
今回のおみやげは、MIGROSで買った「ミニフォンデュ」。電子レンジ1分で、チーズフォンデュが楽しめるというすぐれもの!
そして、MIGROSで見つけた「レシュティ」。オリジナル味と、ベルン風味。フライパンで炒めればいいのかな?
ホテルに戻り、スーパーマーケットで買ったおみやげや、チョコレートなどを最終パッキングして、ホテルをチェックアウト。さようなら、ベルンの町。
チューリッヒ空港直通行きは1時間に2本出ている。途中、停車する駅はチューリッヒ中央駅のみで、所要時間は約1時間20分。スイスの鉄道はダイヤに正確だから、時間が読めるのがいい。
スイスの鉄道は、ダイヤどおりにチューリッヒ空港駅に到着。チューリッヒ空港駅では、エスカレータを登るとすぐにエアセンターと呼ばれるショッピングセンター。さらに2階にあがると、そのまま空港ターミナルに入ることができる。
チェックインカウンターでスーツケースを預けて、再びショッピングセンターとなっているエアセンターに戻り、ショッピングセンターを探検。
大きなMIGROS(ミグロ)もあり、空港でだれが買うのかはよくわからないけど、生鮮食料品も買える。2011年2月の「トルコ大爆勝」の時は、行きたくても行けなかったMIGROSにスイスなら何度もいけてしまう。
フードコートにはマクドナルドも。お昼ごはんを積極的に食べようと思っていなかったので中に入ってみなかったけど、スイスのマクドナルドにはスイス独自メニューなんてあるのかな?
なぜ、お昼ごはんを積極的に食べようと思わないかというと、行きの機内食は合計4回。再び、機内食の連続が始まると考えると、食事は食べなくてもいいかなぁ?と悩んでいた。もはや買うものもないので、空港の手荷物検査場に向かう。
今回のスイス旅行、6日間という短い日程だったけど、長い期間滞在しているかのような、幸せな旅行だった。ありがとう、スイス。そして、いつか必ずスイスにまた戻ってくる。
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初めてのスイスは予想以上に良かったようですね。
ラコスケさんがスイスに行っている頃、日本はメチャメチャ暑くて~
ほんとに羨ましかったですよ・・・。
念願のミグロスはどうでしたか?広すぎてね~
目的を決めて行かないと何時間あっても足りませんネ。
フォンデュやレシュティはおうちで試してみましたか?
投稿: ユリコ | 2011年8月 5日 (金) 23時49分
ほんとうに綺麗なお写真を堪能させていただきました。
スイス好きの父は高齢でもう海外には行けないらしいのですが、これらを見せたら大喜びするでしょう。スイス人の友人も多かったので(もう亡くなってしまったけど)とても懐かしがるでしょうね。
投稿: kaori | 2011年8月 6日 (土) 05時36分
ユリコさん
やっぱり市場とスーパーマーケットは世界どこに行っても、そして日本の自分の住んでいる以外の場所に行っても楽しいですよ。MIGROSは、いろいろなものがあって、見ているだけで最高に楽しかったです。
投稿: ラコスケ | 2011年8月 6日 (土) 23時51分
kaoriさん
スイスに魅了される理由がわかる気がします。私が見たスイスはほんの一部。小さな国ながら、例えば、ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏など、地方色が色濃いスイスは、まだ知らないスイスがあるような気がしています。
投稿: ラコスケ | 2011年8月 6日 (土) 23時53分
今年の夏、一人でスイスに行ってみようかな〜と情報集めしていてこちらの旅行記辿り着きました。とっても素敵な旅行記ですね。きれいな写真がいっぱいで見応えがありました。お料理も美味しそう〜!私もこんな旅がしてみたいと思いました。
投稿: SAYA | 2012年2月 2日 (木) 21時47分
SAYAさん
はじめまして。スイスは鉄道も正確ですし、ファーストバゲージで荷物を目的地に当日中に送れてしまったり、とても旅行者にやさしい国です。写真では表現できない、自分の周囲が360度、絶景に囲まれた感動をぜひ、味わってみてください!
投稿: ラコスケ | 2012年2月 2日 (木) 23時09分
初めまして!
実は、私は今年の夏にスイス一人旅を計画しておりますものです。
色々調べていて、こちらのページへ辿り着きました!
既に、スイスに行ったかのような感動の連続!!
早く行きたくて仕方ありません!
そして、私も同じようにゆっくりゆるゆるに街を見て、山々に癒されて、なんて考えてます。
是非、参考にさせて頂きたいと思います(^^)
そして、他にも沢山旅行されているんですね。羨ましいです!
私は今年、初海外なのです。しかも一人で(笑)
不安もありますが、ワクワクの方が遥かに勝っています!
こちらのブログを拝見してから更にww
また、こちらのブログへ遊びにこさせて頂きます〜♪
かずみ。
投稿: かずみ | 2014年2月 2日 (日) 22時53分
かずみさん、はじめまして。
7月のスイスは最高に美しく、スイスの山の空気を吸いながら、どこをみても絶景。山頂で雪の寒さを肌で感じる。私の旅行記ではなく、きっと、自分の肌で風を感じてみてください。深呼吸してみてください。自分の目で見る、肌で感じるスイス旅行はすべてが感動的です。それにスイスはとても個人旅行がしやすい国です。鉄道もわかりやすく、しかも高頻度で運行されています。鉄道で荷物を送ることができるシステムも、個人旅行は常に大きな荷物の移動を考えなければならないので、とてもうれしい仕組み。旅行の楽しみはプランニングから始まります。今から楽しみですね!
投稿: ラコスケ | 2014年2月 2日 (日) 23時15分
今夏ヨーロッパ旅行の5日くらいをスイスで過ごす計画を立てています。その途中でこちらのページを知りました。ミュンヘンからDBバスでチューリッヒに入り、その日にグリンデルワルトに3泊、ベルンに1泊し、バーゼルからLCCでブリュッセルに抜ける計画です。物価高のスイスで削れないものは交通費で、そのため自分に合ったチケットの探し方に頭を痛めていました。いろいろ調べましたが、作者が選択したSwiss Card+Jungfrau VIP Passno組み合わせが最良であることがようやく判明しました。紀行文も写真も大変素晴らしく大いに参考になりました。
投稿: sands | 2014年3月 2日 (日) 16時14分
sandsさん、はじめまして。
バーゼルに立ち寄る理由がなければ、私ならばおそらくジュネーブから出ることを検討します。バーゼルよりも時間はかかりますが、バーゼルの空港に向かうバスの乗り換え時間と手間を考えた場合、ベルンからジュネーブ空港駅に直行する列車があること。そして、GVAからBRUへはEASYJETの他にもブリュッセル航空も飛んでおり便数が多いのでスケジュールが組みやすいという2つの理由です。
投稿: ラコスケ | 2014年3月 3日 (月) 00時06分