2011ソウル④東大門から南大門へ(ソウルのカフェ)
3/8中部市場をあとにして、繁華街である鐘路(チョンノ)を目指す。最近のソウルはカフェが来るたびに増えている気がする。伝統的な市場を巡ったあとは、そんな最近のソウルの「カフェ文化」を見てみることにする。
東京でも伝統的な町もあれば、常に新しくなっている町もある。「昔からのソウル」の片方だけをみるではなく、変わりゆく「新しいソウル」も見てみたい。そんな気持ちで、今回は「カフェ文化」に焦点を当ててみたいと思う。現在、ソウルのカフェは、日本よりもバリエーションがあり、様々なチェーン店が乱立している。
まずは、“caffe Ti-amo”。ジェラートやワッフルなどデザート系を売りにしたお店が多い。
再び、清渓川(チョンゲチョン)を渡り、鐘路(チョンノ)をめざす。
鐘路3街のチェーン店の“CAFEE PASCUCCI”は、仁寺洞(インサドン)の入口にあり、見たことがある人もいるはず。4~5年前に狎鴎亭洞(アックジョンドン)ロデオキルの「パスクッチ」に入ったときに、なんで日本人が多いんだろう?と思ったら、あとでガイドブック見たらチェ・ジウが出ているドラマ「天国の階段」でハート形のカプチーノが有名な店だった。
昔からあるベーカリーのカフェ版“Paris Baguette café”。昔は、クラウンベーカリーくらいしかなかったソウルのベーカリー。しかも、パンは素朴な感じで、日本のセブンイレブンのパンのほうがおいしい感じだったけど、ソウルのパンもだいぶ進化してきた。でも、海外に行って感じるのは、日本のコンビニのパンのクオリティの高さはすごいと思う。
同じく、わりと昔からあるベーカリー系の“Tous les jours”
ロゴをわりと見かける“Angel-in-us coffee”
午後の町歩きのテーマは、変わりゆく新しいソウル。鐘路にいるけど仁寺洞(インサドン)方面には行かずに、再び、清渓川を渡り、明洞(ミョンドン)を目指す。できたての新しいビルのカフェ“café MAMAS”。
同じビルにあるカフェ。ケーキも、昔は素朴な感じで生クリームがおいしくなかったけど、最近はどうなんだろう?“Café Deli Patisserie artisée”
「変わりゆく新しいソウル」を感じるためにロッテ百貨店を目指して進む。乙支路入口駅構内のベーグル店。“Fred’s Begel café”
昨日食べたコーヒーパンを食べてみたくなって、ロッテ百貨店地下1階の“PappaRotti”へ。ほとんどお客さんはいなくて空いている。
やっぱり、ふわふわのコーヒーパン、おいしい。でも、どうも韓国人にはブームはピークを越えているらしく、日本人しかお店に来ない。さすがにロッテ百貨店まで来ると、日本人だらけ・・・。ロッテ百貨店に行っても、免税店には行かず、デパ地下しか行かない。ロッテ百貨店のデパ地下もだんだんと洗礼されて都会的になっている気がする。
デパ地下だけ見て、再びぶらり町歩き。わりと老舗の「コンダバン」。
せっかく知った「コーヒーパン」。もう1件、コーヒーパンをはしごすることにする。今朝、友人のアパートを出る前にネットで場所を調べてきた“Rotiboy”。
うーん、ネットで調べられるだけのこともあって、このお店、2階にあがるけど、日本人しかいない雰囲気・・・。このお店、ガイドブックに載っているに違いない。
表面が、かりっとしているけど、ふわふわ感は“PappaRotti”のほうが好きかな?それよりも、日本人だらけの環境に耐えられなくなり、すぐに店を出る。ひねくれ者なのかも知れないけど、海外で日本人が誰もいないカフェでぽつんと一人で過ごすほうが好き。
うーん、なんだか、ぜんぜん普通じゃなくて、参考にならないソウルの町歩きになっている気がする・・・。「コーヒーパン」だって、今回、友人に教えてもらったから気がついたけど、きっとガイドブックにすでに載ってるし、韓国人にとってはブームのピークをきっと過ぎている。ソウルに旅行に行って、日本にもあるようなカフェでわざわざ過ごすのって、普通に観光したい人にはきっと必要ない。
それでも紹介したかったのは、ドラマのロケ地になっているようなカフェは紹介されているけど、ガイドブックに載っていない「普通のソウル」のカフェ文化。そう、私が初めてソウルを訪れた時には、カフェなんてあまりなかったし、コーヒーなんて甘い「おやじコーヒー」しかなかったし、パンはおいしくないし、ケーキもおいしくなかった。そんな、ソウルの普通のカフェやパン、スウィーツが最近、急速に進化している。そんな変わりゆく「普通のソウル」を伝えたかったのが今回のテーマ。
ぜひ、街歩きに疲れたら、普通のソウルの、進化しているカフェでお茶してみてほしい。(つづく)
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コメント
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え~っw(゚o゚)w
まさかのコーヒーパンのはしごですね。
失礼ながらパソコンに向かって一人笑いをこらえてました。
余程美味しいんでしょう(*v.v)。日本にはないんですか?
今日近所のお洒落なパン屋さんで(うそ。本当はヤオコーです)
クイニーアマンを見つけたので早速食してみました。
甘くて、相当美味しかったけど、本場の味を知らないので、
比べようもありません。砂糖とバターたっぷりの幸せな味ですね!!
投稿: ユリコ | 2011年3月23日 (水) 23時40分
ユリコさん
ヤオコーのピノのクイニーアマンは食べたことがありませんが、ピノのクロワッサン、意外にあなどれません!口に含むと、ふわっとバターの香りが広がります!
投稿: ラコスケ | 2011年3月24日 (木) 00時37分