2011ソウル③東大門から南大門へ(中部市場)
3/8。お昼ごはんに広蔵市場の屋台で「ポリパッビビンパッ」(麦ごはんのビビンバ)を食べて、広蔵市場をあとにする。ソウルの街は、清渓川やソウルタワーがある南山などを手がかりに方向感覚を失わなければ、迷うことはない。今回は、初めて訪れる中部市場を目指す。中部市場はガイドブックにもあまり載らない「もやもやとした」場所で、今日の目的地。
清渓川(チョンゲチョン)を渡り、乙支路4街(ウルチロサガ)駅の方向を目指す。最初にソウルを訪れた時は、清渓川の上には高速道路が通っていたけど、今では遊歩道も整備され、開放的な雰囲気。
乙支路4街(ウルチロサガ)駅から、中部市場がある場所に向かって歩くと、障子屋さん?ふすまやさん?
木の組み方がおもしろい。ぶらぶら歩いていると、ふとした発見が楽しい。だからこそ、ぶらぶら街歩きが好き。
さらに裏通りを行くと、クルビ(いしもち)をひもに結んでいる作業場で、一生懸命、アジュンマ(おばさん)が、クルビを結んでいる。
やっと中部市場に到着。これは干しダラかな?ポルトガルでは「バカリャウ」と呼ばれ、様々な料理になっているし、南フランスでも「ブランダッド」などとして干しダラは世界的に食べられている。
そして、ミョルチ(煮干し)がいっぱい。韓国料理の味の基本は「だし」にあることがよくわかる。辛さの下に出汁があるからこそ、韓国料理はおいしい。
大きさや産地によって、値段が違うみたい。友人の話では、友人の故郷「巨済島(コジェド)」のものがおいしいらしいけど、どれがどれだかよくわからない。1.5キロ入っていて、高いものでも1箱1300円くらい。出汁用の大きな煮干しは1箱500円くらい。
干しエビが大量に売られている。韓国料理の基本が、出汁にあることがここでもわかる。
左手前に見えるのは「昆布」で、やっぱり、韓国料理の基本は出汁。辛さの奥には出汁があるからこそ、韓国料理はおいしい。
チャプチェを作る「はるさめ」。写真には撮っていないけど、海苔の専門店もたくさん。でも、南大門で売っているような「おみやげ用」ではなく、地元向けの包装。
そして、韓国料理に欠かせないとうがらし。
クルビ(イシモチ)ばかりが並べられている。全羅南道の霊光(ヨンガン)で取れたものが高級とされているけど、韓国語ができないとわからない・・・。
見るからに、おいしそうなクルビ。冬だし、買って帰ろうかな?でも、今日は夕方から、泊まっている友人とは別の友人と会うからダメ。
これから友人に会うので、大荷物になるわけにもいかず、日本へのおみやげに、かさばらない「たたみいわし」を購入。ちょっと火にあぶって食べたらおいしそう。
韓国のハトは、激辛好き?ラミョンが入ったプテチゲ定食が好物!?
最後に、正規の入口に到着。「もやもやした」ガイドブックで紹介されることのない中部市場、なかなか楽しかった。中部市場は、観光客の姿はあまりなく、ソウル市民の市場という感じ。市民向けだから、安いのは確実。乙支路4街(ウルチロサガ)駅から歩いてすぐの場所にあるので、マニアックなソウルを知るには、ぜひ訪れてほしい場所。でも、ここが楽しいって思う人って少ないと思うけど・・・。(つづく)
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コメント
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ラコスケさんらしいな~と思いながら読み進めていったら
最後のほう、”ぜひ訪れてほしい場所。でも~・・・って、
自分で否定しているところがすごくウケました。(≧∇≦)
投稿: ユリコ | 2011年3月20日 (日) 22時57分
韓国は実は10回以上訪れていて、しかも、日本語留学生として東京で出会った韓国人の友達もいます。最近は、友達に会うために行くことが多く、たぶん、町の歩き方も普通に観光する人とは違うんじゃないかな?と思うんです。なので、紹介している場所も少し?マニアックで、「初めてのソウル」で観光したい人には、参考にならない気がしてます・・・。
投稿: ラコスケ | 2011年3月21日 (月) 00時01分
ソウル編も食べ物が美味しそう




ラコスケさんは、写真の撮り方がとても上手なので、
ブログを見ているだけでそそられます。
友達は、ヨン様とか好きなので何度か行ってて、
今年は一緒に行きたいねって話をしています。
私は、焼肉もキムチも好きなので、
色々と食べまくりたいなって思っていますが、
ただ、あんな地震があった後は、
なかなか行きづらくなってきているかなって感じです
特に今月末に予定をしているトルコ
準備は、バッチリなのですが・・・世間の目が
そうそう、私もミクシィ登録したのですが、
パソコンに疎くなかなかできません
投稿: kazue | 2011年3月21日 (月) 11時19分
kazueさん、こんばんは。
ソウルは、羽田から2時間半。国内旅行と変わらない感じで、しばらくはきびしいと思いますが、いつでも行けます。韓国料理は、日本料理が天ぷら屋、うなぎ屋、うどん屋など専門分化しているのと同様に、いろいろな韓国料理があり、1回訪れただけでは、わからないくらい、いろいろありますので楽しいですよ。ただ、私が紹介している場所は、「初めてのソウル」でたっぷり観光したい人向けではないかもしれません。
トルコ旅行については、他の方にコメントしたとおりです。個々人の状況が許されるのであれば、がんばれるエネルギーを充電するために旅行に行くという選択を私は否定しません。
投稿: ラコスケ | 2011年3月21日 (月) 22時17分