ローマ・アマルフィ6日間1・2日目①サレルノへ
(1日目)
12/3アエロフロートロシア航空で、モスクワ経由でローマに向かう。前回2010.7月の時はワルシャワだったのでモスクワから2時間程度のフライトだったので長くは感じなかったけど、モスクワからローマになかなか着かない。途中でもしかしてローマ行きじゃない飛行機に乗っているのではないかと不安になるくらい。でも、4時間のフライトで無事にローマ・フーミチーノ空港(レオナルド・ダビンチ空港)に到着。フーミチーノ空港の鉄道駅からレオナルド・エキスプレスに乗り、ローマ・テルミニ駅へ。
深夜のテルミニ駅を一人で歩くのも心配だったけど、けっこう駅には旅行客がいるし、テルミニ駅の西側は雰囲気が良くないけど、ホテルがある東側はまだ深夜0時ごろだと人通りもあり、無事にテルミニ駅から徒歩2分の「ホテル ミラニ」にチェックイン。
Hotel Milani Rome
Via Magenta, 12, 00185 Rome, Italy
http://www.hotelmilanirome.com/
(2日目)
12/4は、ゆっくりめのホテルの朝食で、砂糖がかかったクロワッサンを食べて、カフェラッテを飲んで、イタリアに着いたことを実感。そう、イタリアの朝食、甘めのパンのレパートリーが多い気がする。翌日にはローマの同じホテルに戻るので、ローマのホテルで大きなスーツケースを預かってもらうことにして、いざ、身軽になって1泊2日のアマルフィへ向けて出発。
ローマテルミニ駅9:27発の「レッジョ(Reggio di Calabria)」行きの在来線特急列車(IC)でサレルノ(Salerno)を目指す。
ナポリを経由して3時間ほど列車に揺られ、12時半頃にサレルノ駅に着くと、青空が美しい。アマルフィへのバスの時刻表と切符売り場、そしてバス乗り場を聞こうとインフォメーションに立ち寄る。
サレルノ駅前の観光案内所窓口の若い女性はとても親切で、バスの時刻表の他に、アマルフィ海岸のガイドブックなど、いろいろともらう。
「サレルノは初めて?」
「初めてです」と答えると、サレルノも見て行きなさいよ!と言わんばかりに地図を出してきて、お勧めスポットに印をつけてくれる。ここまでお勧めされては、見ないわけにいかない。それに、実はイタリアは大きな街しか歩いたことがなく、南イタリアは初めてなので、街の雰囲気を見てみることにする。
観光案内所で教えてもらったとおりに、歩行者天国の道を進む。土曜日のお昼の歩行者天国は人通りが多く、賑やかな雰囲気。
街はクリスマスの飾り付けが始まっており、街の中心と思われる広場には、真っ白なツリーが。夜にはきっとライトアップされて、きれいなんだろうなぁ。
初めての「南イタリア」で、ナポリなどは治安が悪いと言われているので、初めは街を歩く人を観察して警戒しながら歩いてみるけど、普通に一般市民の歩くのどかな街の雰囲気。あまり開放的な気持ちになるのもよくないけど、ゆったりとした街に感じる。
さらに進むと、旧市街に入ったらしく、道幅が狭くなる。人通りの多い細い道というと、南仏コートダジュールのニースの街を思い出す。
観光案内所の若い女性が勧めなければ、素通りしてしまったかもしれない、サレルノ、なかなかいい雰囲気じゃない。
旧市街の細い路地をさまよっていると、お勧めスポットのサレルノのドォーモに到着。
残念ながら、ちょうどお昼休みの時間で人影もまばらだし、そもそもお昼休み中で中には入れなかったが、回廊がなかなかおもしろい。
旧市街の雰囲気といい、11世紀につくられたというドォーモといい、サレルノ、なかなか趣ある町。
旧市街から海沿いの道に出る。海のすぐそばに切り立った山があり、なかなかの風景。海沿いの道は公園のようになっており、ベンチに座ってのんびり海を眺めていたら、きっと幸せな気分。
バスの出発時刻があるので、そんなにのんびりできないけど、ベンチに座って海をじっと眺める。普段、海のそばに住んでいないので、海をみると幸せな気分になる。
すでに、アマルフィに行く途中で、「南イタリア、なかなかいいじゃない」と思い始めている。やっぱり、大きな町ではなく、小さな町をぶらぶらするのは楽しいかも知れない。
再び、旧市街の小さな広場に戻ると、小さなクリスマスマーケットが開かれている。
在来市場のような野菜やアサリも売られている。レモンが一緒なのがいい。
写真には撮っていないけど、サレルノに寄り道した関係で、バスの時間があるので、お昼ごはんは切り売りピザ。イタリアは、数ユーロの切り売りビザがおいしい。指で指すだけで買えるし、暖めて食べると幸せな味。駅前から伸びる歩行者天国の道沿いの切り売りピザ屋でマルゲリータを指さす。5ユーロ渡すと、後からきた女子学生の集団がいっぱい注文しており、たぶん「先に食べてて。おつりはちょっと待っててね。」という雰囲気の言葉を話され、店先で1.5ユーロのマルゲリータを楽しむ。イタリアのすごいところは、1.5ユーロの切り売りピザでもおいしいところ。
食べ終わってしまい、バスの時刻もあるので、おつりをどうしようかと思ったら、その女子学生の集団が気がついてくれたみたいで、おばちゃんに、「おつりを渡してあげてよ。」という雰囲気の言葉を話したようで、おつりをもらい、無事にアマルフィ行きのバスに間に合う。
いろいろな国を歩いていると、その国の言葉はわからなくても、なんとなくの雰囲気で乗り切ってしまうことが多い。言葉はわからなくても雰囲気でなんとなく感じる、私の勘はなにげに当たっていることが多い気がする。
そして、サレルノで出会った女子学生たち。気を使っておばちゃんに声をかけてくれるなんて、なかなか親切じゃない。なかなか、南イタリア、いいじゃない。
時間がないので昼食は、切り売りピザを食べて、SITAのアマルフィ行きのバスに乗り込む。オフシーズンだけど、学生がたくさん乗っており、座席は満席で立っている人もいるくらい。サレルノの町を離れると、バスは海岸線沿いの道へと向かう。
でも、その道はセンターラインもない、日本で言うと4メートル道路くらいの幅しかない。こんな道を大型バスが走ることが奇跡的だと思うくらい。対向車が来るとカーブではどちらかが待っていないとすれ違えないし、バックが必要になる。
狭い道なのにカーブが多いので、座っていても放り出されるのではないかと思うくらい、バスはよく揺れる。乗り物酔いする人だったら、たぶんアウトだろう。
しかし、外を見ると素晴らしい景色が広がっている。コートダジュールのニースからマントンに向かう100番バスも、車窓からの風景がすばらしいけど、それにも負けず劣らず、すばらしい海の風景。
バスは狭い道をスリリングに走りながら、アマルフィに向かう。
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コメント
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早速アマルフィ編ありがとうございます。
手配旅行って、もっと高くなってしまうのかと思ってました。
10万円で行けちゃうんですねw(゚o゚)w
次回はリモンチェッロがでてくるのかな~?
これからブルターニュ編とまだまだ続くんですよね(*゚ー゚*)
一日の終わりに楽しみができました~
投稿: ユリコ | 2011年2月24日 (木) 21時05分
ユリコさん
一人旅だと手配旅行のほうが安くつきます。手配旅行は予算に合わせて、調整出来ますよ。そのときの予算に合わせて、航空会社を選んだり、ホテルのランクを選んだりできます。それに、ふらっと歩いていて、気に入ったところに長くいたいし、食べたいものを食べたいので、きままな旅が本来は好きです。
でも、私の場合、1人でもレストランに入って、ちゃんと食べちゃうので、食事代がばかになりません・・・。でも、食文化も「新しい価値観」を感じること。
ブルターニュ編はたぶん、こちらにはアップしないと思いますので、mixiの9月頃の日記をみてください。
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=9601666
ちなみに、まだ知らない場所ではないのですが、次の短い旅行先もそちらで発表しています。
投稿: ラコスケ | 2011年2月24日 (木) 23時12分
パソコンに疎いので(;;;´Д`)ゝ
mixiといわれても実は??????
9月頃の日記にたどり着くか分かりませんが。
投稿: ユリコ | 2011年2月25日 (金) 23時10分
ユリコさん
過去の旅行記については、まずはここから会員登録してみてください。今は、招待状がなくても登録できるはずです。
http://mixi.jp
登録が終わったら、上記のリンクで私のプロフィールページに飛びます。過去の日記にさかのぼりますと、ブルターニュ編、アウシュビッツとクラクフ・ワルシャワ編、ルルドとトゥールーズ編、チュニス編などがあります。
投稿: ラコスケ | 2011年2月26日 (土) 00時09分
ブルターニュ編拝見いたしました(o^-^o)
もう本当に羨ましいです。
いつも旅のテーマは食べ物?
しばらくの間クイニーアマンが気になっちゃって・・・(*v.v)。
来月の旅行も楽しんできてくださいね~
投稿: ユリコ | 2011年2月27日 (日) 00時10分
ユリコさん
旅のきっかけなんて、ほんのちょっとのこと。なにかに興味を持ったら、それが旅の始まり。映画かも知れないし、テレビかもしれない。小説かも知れない。ものすごく小さなことでも、新しいものを知ってみたい。自分の目で見てみたい。自分の肌で感じてみたい。空気を感じてみたい。だから、旅をするんだと思う。
クイニーアマンは、一時期は流行だったみたいでわりと見かけたんだけど、探してみると意外とないのです!ぜひ、クイニーアマン探してみてください!
投稿: ラコスケ | 2011年2月27日 (日) 10時32分