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2020年7月13日 (月)

新型コロナウイルス感染症、イタリア・ローマよりも危険な新宿区。

20200713 
「海外旅行」については、客観的な指標である、海外安全ホームページによる渡航是非勧告(レベル2:不要不急の渡航は止めてください)、渡航中止勧告(レベル3:渡航は止めてください)は継続していることと、帰国後のPCR検査および陰性であっても14日間の検疫所長の指定する自宅またはホテル等での待機が求められていることから、現実的には行くことができない状況が続いている。しかし、制限が緩和されて海外旅行に行けるようになったとしても、安倍政権下の日本政府は新型コロナウイルス感染症対策を行わずに、罹患した人が悪いという「自己責任」にすり替えようとしているために、制限が解除されたとしても海外旅行再開には十分に注意が必要である。

現在、新型コロナウイルス感染症拡大のスケープゴートとして、「夜の街」がクローズアップされている。たしかに、集中的にPCR検査が行われており感染者数が多く出ているのは事実だと思うけど、「政治」によって意図的に「夜の街」に人々の目がいくように操作されており、実際に起きている悪い事実から目を背けさせているということはないのだろうか。感染対策についても、「夜の街」を強調することで、感染対策は政府の責任ではなく、「個人的責任」であるように世論を恣意的にすり替えようとしているのではないか。品行方正な自粛生活を行わずに悪いお店に行って感染したのは「自己責任」である。実際は、品行方正な労働者や学生が通勤・通学の満員電車で感染が発生しているかもしれないのに、「夜の街」を強調することで、都合の悪い事実は隠されている可能性がある。

このまま、新型コロナウイルス感染症が「自己責任」の流れになると、海外旅行が再開されたとしても、多くの人から見れば「特別な旅行」である「海外旅行」は「世間体」によるバッシングの対象となりうる可能性がある。「世間体」というものはやっかいなもので、科学的根拠やエビデンスとは関係なく、感情的な思い込みや偏見がベースにあり、どんなに科学的根拠を示しても、「海外旅行に行くなんてけしからん」という偏見、思い込みを覆すことは難しい。

そのような感情ベースの「世間体」による「海外旅行バッシング」に対応するのは厄介だったりする。何しろ、科学的な根拠、エビデンスではなく、感情的な思い込みや偏見がベースの問題である。ある意味で「海外旅行」は、緊急事態宣言の営業自粛のスケープゴートとなった「パチンコ屋」と同等かもしれない。あらかじめ言っておくけど、私はパチンコを一切しないので、パチンコ屋を擁護する気持ちはさらさらない。パチンコ屋って、現在でこそ禁煙だけど、かつてはタバコを吸う人が多かったので、強力な空気清浄機が設置されている場合が多い。ほぼ全員がパチンコ台に向いていて、対面で会話することなんてほとんどないだろう。そもそもパチンコ屋でクラスターが発生した実績はあったのか?パチンコ屋は科学的な根拠があって、バッシングされたのだろうか?おそらく、コロナ以前からのパチンコをしない人による「嫌悪感」が非常事態時に表出しただけだろう。もしかしたら「夜の街」と同様に、不都合な事実から世間の目を反らせるために、政府やマスコミによって意図的に情報操作されてパチンコ屋をスケープゴートにしたのかもしれない。しかし、今後、特別な旅行である「海外旅行」もパチンコ屋と同じように科学的な根拠、エビデンスもなく、「海外旅行に行くなんてけしからん」とバッシングされる可能性がある。

はたして、現在の「海外」は日本と比較して、新型コロナウイルス感染症に罹患する確率は高いのか。それを調べてみようと思って、人口あたりの感染者数をイタリアと比較してみることにする。ご存知の通り、イタリアはヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染症の震源地とも言える場所である。しかし、イタリアの特徴は、すでに「3月上旬新型コロナウイルス感染拡大初期のイタリアと1ヶ月遅れの4月上旬の日本」という記事で示している通り、日本人にとってはミラノだろうとローマだろうと、サルディーニャ島であろうと、シチリア島であろうと、イタリアはイタリアと全体化してしまうんだけど、実際は北部3州(ロンバルディア州、ヴェネト州、エミリア=ロマーニャ州)が感染爆発の中心である。

イタリアの感染者数や人口のデータは探すのが面倒なので前回と同様にWikipediaを参照する。おそらく、ソースによってそんなに誤差はない。イタリアの新型コロナウイルス感染症の人数は2020年7月12日の時点のデータを利用する。今回、試算してみるデータは、北部3州の1つでありミラノがあるロンバルディア州、首都ローマのあるラツィオ州、比較的影響の少ないと思われる南部のシチリア島の3州を対象とする。なお、東京の感染者数は2020年7月13日東京都発表の人数。

○使用するデータ
・イタリア全土の新型コロナウイルス感染者数は243,061人。イタリア全土の人口は60,238,522人(2019-11)。
・ロンバルディア州“Lombardia”は感染者数95,049人。人口は10,088,484人(2019-11)。
・ラツィオ州“Lazio”は感染者数8,314人。人口は5,833,785人(2019-11)。
・シチリア州(シチリア島)“Sicilia”は感染者数3,099人。人口は4,969,147人(2019-10)。
・東京都は感染者数8,046人。人口は13,999,568人(2020-06)。
・新宿区は感染者数1,146人。人口は346,643人(2020-07)。

数字だけを確認すると、イタリア全体では24万人の感染者数と、かなり多いことがわかる。イタリアの特徴としては、北部3州のひとつであるロンバルディア州だけで全体の約4割、95,049人もの感染者数がいる反面、ローマのあるラツィオ州は8,314人、シチリア州では3,099人と少ない。このデータからも、イタリアで感染爆発の中心は北部であったことがわかる。それぞれの都市の人口に対する感染者数の割合を見てみることにする。なお、1,000人あたりの感染者数としてパーミル(‰)で算定する。

○人口1,000人あたりの感染者数(パーミル)
イタリア全土:4.034‰
ロンバルディア州:9.421‰
ラツィオ州:1.425‰
シチリア州:0.624‰
東京都:0.575‰
新宿区:3.306‰

イタリア全土では人口1,000人あたり4人程度であるのにも関わらず、ロンバルディア州は1,000人あたり9.4人と限りなく1パーセントに近い。やはり、イタリアの場合、北部3州に感染者が集中していることがわかる。北部3州の感染者数の割合がイタリア全体の数字を引き上げている。ロンバルディア州に至っては、日本の通勤電車の定員は1車両160名とすれば、同じ車両に必ず1名以上は感染者がいることとなる。やはり、ミラノを含むロンバルディア州はデータを見ても危険であることがわかる。しかし、およそ1%ということは、サマージャンボ宝くじを1枚だけ購入して下2桁の当選番号の3000円が当たる確率と同等であり、必ず当たるというわけでもなさそうである。一方、ローマのあるラツィオ州は、1,000人あたり1.425人と少ないことがわかる。そして、南部のシチリア州に至っては、1,000人あたり0.624人と比較的少なく、東京都と近い数値であることがわかる。シチリア島に旅行に行くことは、データ的には地方から東京に旅行に行くのとほぼ同等である。

そして、最大の問題は新宿区である。新宿区は、イタリアのシチリア島よりも割合が高いばかりでなく、ローマがあるラツィオ州よりも2倍以上高くなっている。データ上では、日本の地方都市からローマに海外旅行に行くよりも、地方都市から国内の東京・新宿に行く方が感染者に会う確率は高いことになる。したがって、新宿に行くんだったら、ローマに行った方がデータ上では安全と言えるかもしれない。あくまでデータ上のお話だけど。

「海外旅行バッシング」をするのであれば、まずは、データ上では新宿区はローマのあるラツィオ州よりも2倍以上危険という認識を持つべきじゃないのかなぁ。情報は「夜の街」に注目するように意図的に仕向けられており、大切な事実は隠されているかもしれない。現在、海外からの入国者は空港検疫で全員PCR検査を受けているために毎日のように陽性者が出ているんだけど、JR中央線、JR埼京線、JR山手線、JR湘南新宿ライン、京王線、小田急線、東京メトロ丸の内線、副都心線、都営新宿線、大江戸線、西武新宿線の新宿駅および新宿三丁目駅を利用する乗客に全員PCR検査をしたら、どうなるんだろう?空港検疫での陽性者をバッシングしている場合ではなくなり、恐ろしいことになるのではないか。空港検疫の陽性者をバッシングするのであれば、まずは東京都外からローマよりも2倍以上危険な新宿に行った人に対して全員PCR検査をして「空港検疫」と同様に陰性であっても2週間自宅待機にすべきかもしれない。

新宿区で何人に1人の感染者がいるのだろう?と新宿区の人口から感染者数を割ってみると、302.48人に1名の割合であることがわかる。「海外旅行バッシング」の理由として、航空機が感染源になるという話も聞くけれど、はたしてエビデンスを伴っている話なのだろうか。航空機で旅客同士が感染し、クラスターになった事例はあるのだろうか。航空機はバッシングしても満員電車は大丈夫なのだろうか。データ上では新宿区では約300人に1名の割合で感染者がいる。通勤電車1両の定員はおよそ160名。データ上では電車2両に1名の割合で、新型コロナウイルス感染症の感染者がいる可能性がある。全員着席しており、前を向いている航空機よりも満員電車は安全なのだろうか。

安倍政権下の日本政府は、新型コロナウイルス感染症を「自己責任」に転嫁しようとしている。そして、感染対策は「自己責任」のGO TOキャンペーンを始めようとしている。遊び半分で調べてみたら、新宿区の数値の異常さに驚き、今年の夏は国内も含めて旅行どころではないかもしれないなぁと思い始めている。安倍政権下の日本政府による「自己責任」社会では、「夜の街」に行かなくとも、毎日の通勤通学や日常生活の中で感染するリスクが高すぎる。日常生活ですら感染予防の担保ができないのに、旅行どころではないかもしれないなぁ。旅行に出るにしろ、感染予防を配慮した今までとは違う旅になるだろう。ただし、今年は旅行に行けないから、休みの日に新宿にお買い物をしたり、美味しいものを食べに行こうと考えていたら、あくまでデータ上のお話だけど、新宿に行くことはイタリア・ローマに行くよりも2倍以上危険であると考えた方がいいかもしれない。通勤通学は免れないという大きな問題はあるけど、少なくとも休日に海外旅行でイタリア・ローマに行くよりも、休日に電車に乗って新宿で、もしくは新宿を経由する電車で新宿を通過して都内を遊び歩く方がデータ上では危険かもしれない。

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